金持ち日記

金持ちなるまで続く男の日記

投資銀行

2008年03月23日 00時17分07秒 | Weblog
金持ちは投資銀行に注目する。

先日、岩崎日出俊氏の『投資銀行 日本に大変化が起こる』を読んだ。岩崎氏は投資銀行で数々のM&Aの最前線に立ち活躍した経歴を持ち、本の内容もその激動の日々が伝わるほどの迫力を感じた。

 投資銀行の活躍は意外に知られていない。投資銀行の代表格ゴールドマン・サックスの名前は私の妹でも知っているが、何をやっているかはさっぱりわかっていない。それにも関わらず「将来はゴールドマン・サックスで働くことにした~」と言っているのだからアホまるだしである。

 新聞のテレビ欄しか見たことのない妹には仕方のないことなのかも知れない。投資銀行は表舞台に出てくることがないからである。それでも彼等は時代を大きく動かしてきたのである。

 例えば日露戦争。この小さな島国である日本がロシアを相手の戦争することができたのは、高橋是清の懇請を受けて、リーマン・ブラザーズの前身のクーン・ローブ商会が日本の戦費調達に協力したからだという。また、ブラジルがポルトガルから独立した際に、強力にバックアップしたのがロスチャイルドであるというから驚きだ。

 2006年のソフトバンクによるボーダフォン日本法人の買収劇においても、アドバイザーとして活躍したのはゴールドマン・サックス、UBS、ドイチェバンクといった投資銀行である。彼等の活躍はどの新聞や雑誌も報じていないそうだ。

 日本の証券会社や銀行は「今後は投資銀行業務に力を入れたい」と口を揃えて言うが、その妥当性について次回にでも考えてみたい。

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