元・自転車屋のバイシクルライフ

自転車稼業から解放されて、自転車を味わうことにする

最後の時期、辺り?

2016-11-13 | 与太話

「ロード・レーサー=イタリア製」

それは

儚い夢?

確かに

競技の舞台は

今も

ヨーロッパの

それも

ラテン系の国が

メッカだと思います。

ただ

機材の殆どは

台湾や中国で

(むしろ、台湾は

中級車以上が中心)

生産されている

のは

この業界の

常識です。

 

随分前に

御購入頂いた

珍しいバイクの

メンテを

お預かりしました。

「Fausto Coppi

Alloy KF1 Limited」です

チュービングは

「COLUMBUS ALTEC2」

「ハイドロフォーミング」加工が

無かった時代(多分)の

フレームですから

この

シート・チューブの加工等も

切った・貼ったの

ハンド・ワークで

行われていたと

思われます。

この

フィン加工など

カーボンフレームを

思わせる

曲線を

描いています。

ココも

手の込んだ

職人技を

感じて仕舞います。

この頃でも

このレベルの

アルミチュービングは

かなり

肉薄で

デリケートにて

塗装前の

フレーム・ワークを

是非

拝見したいモノです。

「カンパニューロ・RECORD」の

ボリュームも

なんとか

フレームとの

バランスを

保てる

領域です。

製造は

イタリアの

「masciaghi」社製。

イタリア事情音痴な

私ですが

当時

「Bianchi」等

他社の

「レース用・高級ラインナップ」の

OEMメーカーとして

有名だったと

聞き及んでいます。

「コレクション・レベル」で

所蔵する気になれる

最期辺りの

「イタリアンバイク」だと

思います。

masciaghi」を

検索してみると

*「COPPI」の商標権を

同社が保有している様です*

案の定

補助輪付きの

幼児車まで

「COPPI」マークでの

ラインナップが

御座います。

想像ですが

多分

中国製かと?

ここ

20年弱で

自転車関連事業は

世界中

同じ

方向に

向かっている

様ですネ。

「産業自体」が

変化したのですから

いかに

「イタリア」の名門と

言えど

生き残る為には

致し方無いと

いうことでしょうか。

Web上の社屋は

最早

工場ではなく

在庫の為の

流通倉庫に

変貌しているんだと

いうことは

容易に

想像がつきます

 

「ああ、夢が壊れて行く~」

 

YADA CYCLE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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