昨日山から帰ってきたら消防車がサイレンを鳴らしながら東の方に向かっている。
山の中で携帯をいじっていたらメールが送受信できなくなってしまったので防災メールも届かなくどこが火事だかわからない。
焦って携帯を操作していると妻から電話が、「隣の工場が爆発したそうだけど大丈夫なの?」
現地にいない俺にとっては大丈夫なのか、大丈夫でないのかわからない。
携帯の事情を話すと、「電源を一度切ってみれば?」と言われたので試してみた。
するとメールの送受信が可能となった。
一度にメールが23件も届いた。
どうやら全国放送のニュースに流れたせいで、俺の会社が爆発事故を起こしたと勘違いしたらしい。
俺の会社も操業中なのでとりあえず連絡してみたが、心配ないと言うことなのでそのまま飲み会に出かけて行った。
化学工場は多くの危険物を扱っているので事故が発生すれば大きな事故につながってしまう。
火災は絶対に出してはいけない。
原発事故でも広範囲の住民に迷惑をかけている。
それと同じように化学工場が火災を出してしまうと広範囲の住民に迷惑をかけるようになる。
今回の火災でも煙が西側に流れたことから防災無線で住民への屋内退避が呼びかけられた。
原因は反応に使用するトルエンへの引火が原因と出ている。
トルエンは引火点が4℃、発火点が116℃~480℃、溶剤として使用されている物質です。
異常反応が原因か、設備からの漏えいが原因かわかりませんが静電気でも着火してしまう危険性があります。
俺もいろいろな化学物質を使って仕事していますが、危険な物質でも慣れてくれば危険を感じなくなってしまう。
緩みきった気持ちのまま仕事をしていればいずれは事故を起こしてしまうことになるだろう。
隣て起こった事故ですが、けっして対岸の火事と思うことなく気を引き締めて仕事しなければならないですね。
関係ないですが、新聞の下の欄、吉永先生は私の大大先輩です。
今日会社で原因を聞きましたが、やはり震災以降の厳しい現状が原因の一つかもしれないですね。
この厳しさの中で立ち直れるかが心配です。