今日で東日本大震災から4年7ヶ月を迎えた。
徐々に復興は進んでいるがどうだろうか?
確かに避難区域以外の地区は普通の生活を送れるようになったとは思う。
だけど、
震災前のような環境にはもう戻れない。
震災前は今の時期農家は米の収穫に汗を流していた。
兼業農家の俺ももちろん休みの日は稲刈りや籾摺りで休みはなかった。
それが、
家の周りは作付されない雑草だらけの水田?が広がっている。
会社は、
震災後に発生した原発事故により従業員が20%以上減少した。
原発事故により減少した生産量も徐々に多くなってきたが従業員は戻ってこない。
残された従業員への負担は増すばかり。
町はどうか、
震災の復興と放射性物質の除染作業の作業者が増大して町は混乱状態。
治安の悪化や交通状態の悪化、交通事故の増加と悪い事ばかり。
そんな状況の中でも地元住民は必死に頑張っている。
今の政府は最近まで「福島の復興なくして・・・」なんてことを繰り返し行ってきたが、
ほんとうの実情はわかっていないだろう。
内閣改造でまた復興大臣と環境大臣が変わった。
果たして本当に復興を考えているのかわからない。
今日久しぶりに馬事公苑を訪れた。
震災と原発事故が発生した5月初めの写真がこれです。
あの当時の緑豊かなあの姿が馬事公苑へ戻って来るまでどれだけの時間がかかるだろうか?
この姿がこの時期から徐々に荒れ果てて行く姿を見つめてきた。
人が立ち入れなくなってしまう状況を作ってしまった原発事故。
それさえなければこの美しいコースが維持できたのに。
と、今日ここに立って思いさせられました。
大津波で流され行方不明だった友人の父親が発見された。
発見されたのは腕の一部。
震災の翌年に発見されDNA鑑定の結果が出たのは4年後だったと言う。
見つかったのはいいことだけどなんとなく複雑な気分ですね。
震災から4年7ヶ月。
徐々に震災と原発事故の事が忘れ去られようとしているが、
現地で頑張っている人にとってはこれからが大変な時になるでしょう。
そんなことを今日も思わされました。
そういえば鮭飯の季節なんですね。
震災前は自宅でも鮭飯を作って食べていたけど、最近は食べたことがないなぁ~。
いつになったら鮭川の鮭飯が食べれるようになるんでしょうね。