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Woodnoteな日常

京都発 小さな小さなCD制作スタジオの日々雑感です

二胡アンサンブル楽★楽@法然院

2010年05月16日 | コンサート
昨日(5月15日)、二胡アンサンブル楽★楽(ララ)の5周年記念演奏会が、
京都・鹿ヶ谷の法然院、方丈の間で開催されました。
二胡とギターのデュオ「リウアル」がゲスト出演、
そのご縁で、私もPAのお手伝いをすることになり、参加しました。

法然院は銀閣寺から哲学の道を少し南へ下がったところ、
東山三十六峰のひとつ、善気山のふもとにある、
木々に囲まれた古刹です。
山門も趣があります。



法然院について、くわしくはこちらへ。
ここの方丈の間を会場としてコンサートが開かれます。
普段は重要文化財の襖絵がある、歴史のある建物です。
建物を傷つけないよう、細心の注意をはらってセッティング。
縁側の部分に机をおいて、ここで調整しました。



本業は録音ですので、PAは専門ではないのですが、
持っている機材をうまく流用すればできそうでしたので、
お手伝いすることにしました。
CDに収録された伴奏をかけたり、
音の小さな楽器にマイクを立てて音量を補正したり、
限られた機材ながらなんとか対応できました。

総勢30名による、約2時間のコンサート。
お客様も多数来場され、盛り上がったコンサートになりました。
熱演中のところを横から撮影です。






益田正洋@京都アルティ

2010年05月14日 | コンサート
昨日(5月13日)、京都府民ホール・アルティで開催された
益田正洋ギターリサイタル~ソナタ」を聴きに行ってきました。
ウッドノート・スタジオ」のホームページでも書いていますが、
私が以前の会社で録音ディレクターを始めたばかりのころ、
まだ高校生だった彼のデビューCDを制作しました。
その後彼はジュリアード音楽院留学を経てめきめき成長し、
CDも積極的に発表、このほど7枚目のCDを発売、
レコード芸術特選盤など、高く評価されています。

今回のリサイタルは、そのニューCD「ソナタ」に合わせたもので、
プログラム全曲がソナタという重量級。



曲目は
ソナタ・ハ長調Op.15-2(F.ソル)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番BWV1001(J.S.バッハ)
ソナチネOp.51(L.バークレー)
ソナタ(J.トゥリーナ)
幻想的ソナタ(F.M=トローバ)

アンコールに
練習曲第1番(H.ヴィラ=ロボス)
前奏曲第1番(H.ヴィラ=ロボス)
プレリュード・フーガ・アレグロBWV998よりプレリュード(J.S.バッハ)

それぞれに高度な技巧と、それ以上に高度な音楽性が要求される難曲揃い。
彼の演奏を聴いていつも思うのは、そのような難曲を弾いても、
歌い回しがとても自然で、音楽の流れがなめらかに聞き手に入ってきます。

たっぷり彼の演奏を楽しみました。
終演後のサイン会で久しぶりに顔を合わせて、
記念写真を1枚。



彼曰く、
「演奏中に笹井さんの顔が見えて、
なんか“テイク1”とか言われそうでしたよ」
言わないってば……。

デュオ・ウエダ@大阪南港

2010年05月09日 | コンサート
デュオ・ウエダさんからご案内をいただき、
昨日(5月8日)、大阪南港へ聴きに行ってきました。
デュオ・ウエダは京都在住の上田英治さん、上田ちよさんご夫妻によるギターデュオ。
すでに2枚のCDを発売、伊福部 昭などユニークなレパートリーを持つデュオです。




大阪・南港へ行くのは久しぶりです。
京都に住んでいるとなかなか海を見る機会がありません。
ちょっと早めに行って、あたりを散策。
天気も良く、海辺を歩くのは気持ちいいです。
帆船が繋留されていました。



会場は南港サンセットホール。
南港ATCの10階にあるホールです。
ATCの外観の写真、上の方のガラス張りのところです。



角度を変えた写真。
三角に出っ張っているのが分かります。



ホール内部の写真を撮ることができないので、こちらをご覧ください。


この日のコンサートは大阪音楽大学が主催の無料コンサート。
約1時間のミニコンサートですが、ほぼ満席になりました。

プログラムは、
序奏と華麗なるロンド(F.カルッリ)
禁じられた遊び(A.ルビラ~藤井敬吾編)
「むすんでひらいて」の主題による変奏曲(藤井敬吾)[上田英治ソロ]
アルハンブラ宮殿の想い出(F.タレガ)[上田ちよソロ]
シンフォニア・タプカーラ第1楽章(伊福部 昭~上田英治編)
2人のソナタ(藤井敬吾)

アンコールに
ウェディング・ワルツ(藤井敬吾)
「しゃぼん玉」変奏曲(藤井敬吾)


楽器や奏法の解説など一般にも分かりやすい話を挟みながら進行、
「アルハンブラ」のところでは、
セゴビアの来日公演で「アルハンブラ」を聴いた古賀政男が、
その感激をもとに書いた曲が「影を慕いて」だったとか……、興味深い話がありました。
演奏も徐々に調子が上がり、伊福部や「2人のソナタ」ではその実力のほどを発揮しました。

会場はちょっと音が散ってクラシック向きではない気がします。
空調の音も前半でだいぶ気になりましたが、
後半は空調を切ったようでマシになりました。
会場外の音も聞こえるし、あまり音楽向きのホールではないのですが、
だんだん黄昏れてくる周りの景色を見ながら聴くのは、
なかなか演出効果が高いです。

第1回みんなのコンサート

2010年04月26日 | コンサート
昨日(25日)、京都教育文化センター101会議室にて、
「第1回みんなのコンサート」が開催されました。
ギターとウクレレを教えるうちのカミサンと、二胡の吉川先生、
ゲストのギタリスト岩崎慎一先生の生徒さんたち、合同の発表会です。
私もカメラマン役などのお手伝いで参加しました。



京都教育文化センターは、川端丸太町近く、京阪電車の駅が近いので、
交通の便が良く、大阪方面からの参加者にも便利なところです。

最初は全員による合奏からスタート。
ギター、二胡、ウクレレによるアンサンブルという、
ちょっと不思議な組み合わせによる合奏です。



このあと生徒さんたちによる熱演が続きました。
客席も思った以上に多くの方に来ていただき、
会場は熱気にあふれていました。

ゲストの岩崎先生のソロ演奏で大いに盛り上がり、
最後は先生3人によるトリオ演奏で締めくくられました。



いわば異業種交流会のようになったこの会、
お互いの楽器のことを質問しあったりで、
生徒さんたち同士の交流もあり、
なごやかな雰囲気の中、無事閉幕となりました。
早くも来年の第2回を期待する声も聞かれたようです。

クラリネット&ピアノ@樟葉

2010年04月10日 | コンサート
先日某コンサートで知り合いになったピアニストさん。
コンサート帰りの電車の中で話していると、
自宅を改装して、サロンコンサートができるスペースを作ったとのこと。
9日、そこでコンサートがあるということでしたので、聴きに行ってきました。

京阪樟葉駅から徒歩10分ほど、閑静な住宅地の中にありました。
「サロン・ド・オンディーヌ」と名付けられたこのサロン、
防音された2部屋をつなげて、20数名入れるスペースです。
ピアノはスタインウェイのグランド。



この日はクラリネットとピアノのデュオのコンサート。
ショパン、シューマンからドビュッシー、ラフマニノフ、
さらに日本の歌やジャズ、フィギュアスケートの曲まで、
何でもありの、肩のこらないプログラム。

午後のひととき、生の楽器の音を身近に聴ける、
楽しいコンサートでした。

大野ギター音楽院40周年記念コンサート

2010年03月28日 | コンサート
今日は西宮まで「大野ギター音楽院40周年記念コンサート」に行ってきました。


現代ギター社に勤めていた頃から、ひとかたならずお世話になってます大野朱美先生。
40周年、おめでとうございます。


会場は兵庫県立芸術文化センター大ホール。
このホールに行くのは初めてなので、ホールを見るのも楽しみでした。


大ホールは2000人規模のかなり大きなホールでしたが、
会場もよく響き、席も1階中央あたりでしたので、
ギターの音もよく聞こえました。

生徒さんたちによるギターアンサンブルが次々と出演、
皆一生懸命な感じが出ていて、ほほえましく聴いていました。
ウクレレ合奏では100人近いメンバーが舞台に上がり、
見るだけでも壮観でした。

ゲストには荘村清志さんが出演、ソロ4曲を披露、
最近の荘村さんは肩の力が抜けてますますいい感じになってきました。
コンサート最後にはアンコールとして、
大野ギター合奏団をバックに荘村さんが〈アランフエス協奏曲〉第2楽章を演奏、
3時間にわたる熱演をきれいに締めくくりました。


このホールがある阪急西宮北口駅あたりは、
実は私が大学生の頃下宿をしていたところ。
そのころとはずいぶん様変わりしましたが、ところどころ面影があるところも。
ホール近くを少し歩いて、懐かしい気分にひたっていました。

かささぎ兄弟@FANA大阪

2010年03月20日 | コンサート
昨日(3月19日)、ギター専門店FANAの大阪店で開催された、
「かささぎ兄弟」ギターデュオのコンサートに行ってきました。

「かささぎ兄弟」は松岡 滋さん、岩崎慎一さんのお二人によるギターデュオ。
2006年からデュオとして活動されてます。
この変わった名前は、ロッシーニの〈泥棒かささぎ序曲〉を共演したことが結成のきっかけになったため。
クラシックからポピュラー、オリジナル作品など幅広いレパートリーで、
関西を中心に活動する実力派ギターデュオです。

プログラムは
AME、6月20日(長岡克己)
アンナ・マグダレーナのクラヴィーア小曲集より(バッハ)
紺碧の舞曲(藤井眞吾)
ディベルティメントOp.62(ソル)
浜辺の歌(成田為三~松岡 滋)
歌と踊り第1番(松岡 滋)
コルドバ、セビーリャ(アルベニス)

会場は立ち見もでるほどの盛況でした。
実力派2人の演奏をたっぷり楽しむことができました。
特に松岡さんの芯のある音は「あ~ギターの音ってこれだよな」と思える、いい音でした。

終演後、打ち上げまでついて行ってしまいました。
打ち上げでの「かささぎ兄弟」のツーショット。

柴田高明マンドリンリサイタル

2010年03月14日 | コンサート
昨日(3月13日)、マンドリニストの柴田高明さんのリサイタルに行ってきました。
(ムラマツリサイタルホール新大阪)



プログラムは、
・マンドーラの為の曲集(カッチーニ編)
・アリアと変奏第4番(レオーネ)
・*マンドリン二重奏曲第4番ニ長調(バルベッラ)
・*Duo for 2 Mandolins「マンドリン0.024ppm」(吉田剛士)[新作初演]
・月と山姥(桑原康雄)
・前奏曲第14番(カラーチェ)
・じょんがら(桑原康雄)
[*印=共演:吉田剛士]

2曲のデュオを除いてすべてマンドリン1本のみ、
全曲マンドリンのためのオリジナル曲という、
マニアック(?)とも言えるリサイタルでしたが、
会場は熱心なマンドリンファンで満席となりました。

私自身はマンドリンについてはそれほど詳しいわけではないので、
その響き、音色、さまざまな奏法をじっくり聴いてきました。
「こんなことができるんだ」「こんないい作品があるんだ」と、
私にとっては刺激的なリサイタルでした。

家にはマンドリン(スズキ製)があるのですが、
最近こっそり練習中です……

大フィル@シンフォニーホール

2010年03月11日 | コンサート
うちのインターネットのプロバイダはZAQを使っているのですが、
時々メールでさまざまなイベントやグルメ商品など、プレゼントの案内が来ます。
コンサートの案内があったので応募してみたところ、みごと当選!
ということで、3月9日(ざっくうの日)に、大阪・シンフォニーホールへ行ってきました。
シンフォニーホールに行くのは久しぶりです。


ZAQ会員のための貸し切りコンサートです。
演奏は大阪フィルハーモニー交響楽団、
指揮とお話は中井章徳さん。
曲目は、
・歌劇「フィガロの結婚」序曲(モーツァルト)
・アンネン・ポルカ(J.シュトラウス2世)
・[指揮者体験コーナー]ハンガリー舞曲第5番より(ブラームス)
・交響詩「フィンランディア」(シベリウス)
・交響曲第3番「英雄」(ベートーヴェン)

席は2階席正面の3列目、ほぼ中央という非常にいい席があたりました。
オケの演奏はもちろん楽しみながら、
音が天井から降ってくるような、シンフォニーホール独特の音響も、
充分堪能してきました。

終演後、ZAQのキャラクター「ざっくう」がロビーでお見送りです。

頭でかっ!

ジャズ・ライヴ@名張

2010年02月22日 | コンサート
三重の名張にいる知人のK氏が、
自宅に2階までの大きな吹き抜けのある、
防音も完備したリスニングルームを作り、
そこで時々ホームコンサートを開いてます。

昨日はそこでジャズのライヴがあるということで、
名張まで行ってきました。

ピアノトリオ+ヴォーカルという編成で、
 木原鮎子(Vo)
 木畑晴哉(Pf)
 木村知之(Bass)
 光田じん(Drums)
というメンバー。
ジャズには疎いので、演奏についてあまり書けませんが、
素人の耳で聴いても、レベルの高さが分かります。
What a Wonderful World や My Favorite Things など、
おなじみの名曲もはさまれ、
普段ジャズを聴かない私でも大いに楽しむことができました。

また会場も天井が高いので音がこもらず、
開放的な響きを楽しむことができました。

演奏中の写真は撮れないので、
休憩時間のステージの様子だけ撮っておきました。