goo blog サービス終了のお知らせ 

Woodnoteな日常

京都発 小さな小さなCD制作スタジオの日々雑感です

柴田高明マンドリン・リサイタル

2011年02月12日 | コンサート
昨日、2月11日は柴田高明さんのマンドリン・リサイタル、
いよいよこの会場でCD「クロニクル」が発売となります。


会場は新大阪のムラマツリサイタルホール、
少し早めに会場に行くと、すでに入場待ちのお客さんが並んでいて、
期待の高さを伺わせます。
受付にはCDがズラリと並べられました。
(お~、感無量!)


開演時間にはほぼ満席、
追加のイスが並べられるほどの入場者数になりました。

この日のプログラムは、
 パルティータ第4番(サウリ)
 アリアと変奏第6番(レオーネ)
 二重奏曲第1番ハ長調(ゲルヴァジオ)※★
 マンドリン0.024ppm(吉田剛士)※★
 無伴奏マンドリンのためのソナタ(小林由直)★
 組曲「版画」より(ムニョス)
 大前奏曲(カラーチェ)★
(※=共演:吉田剛士、★=CD収録曲)

バロックマンドリン、18世紀のオリジナルマンドリン、現代の楽器と、
3種類の楽器を使い分けての演奏です。
弾き込んでいるのと、ライヴのなのとで、
録音の時よりも早めのテンポで颯爽と弾き進められます。
マンドリン独奏という音域的にも機能的にも制約のあるにもかかわらず、
制約を感じさせない伸びやかな演奏を堪能しました。

終演後は用意していたCDが完売するほど売れ、
サインを求める人で長蛇の列となりました。
サイン会でのお二人。


まずは幸先の良い販売スタートとなりました。
お買い上げの皆様、ありがとうございます!
どうぞ御愛聴ください。
このリサイタルはこのあと名古屋、広島、静岡、東京、札幌と続きます。
お近くの方、ぜひ聴きに来てください。
(で、CD買ってね(^ ^)/)

タンゴとベリーダンスのコラボ

2010年12月13日 | コンサート
昨日12日、京都・上七軒の近くにあるカフェで開かれた
タンゴとベリーダンスのコラボという
ちょっと変わったライヴに行ってきました。


ダンスのジャミーラさんはうちのカミサンと同じく
寺町御池の楽器店で教えていて、
カミサンのレッスンと時間が隣り合っていて、
よくあいさつするんだとか。

タンゴを演奏するのは、
バンドネオンの星野俊路とギターの米阪隆広による
「タンゴ・グレリオ」というデュオ。
ギターの米阪さんとは先日のコンサートの打ち上げで同席して
存じ上げていた方。

ということで、カミサンと私と、
それぞれ別ルートでの知り合いによるコラボということで、
「これは行かねば」と、会場へ向かいました。

会場の「Cafe Frosch」は古い町家を改装したカフェ、
けっこう混んでいて、我々は畳敷きの部分にあがって聴きました。
1部はタンゴ、2部はダンス、3部はコラボ、という構成でした。
最初は「タンゴとベリーダンス? 合うのかな?」という感じでしたが、
3部はなかなかの盛り上がり、違和感もなく大いに楽しめました。
「タンゴ・グレリオ」の演奏がすごく良く、
ピアソラの「ブエノスアイレスのマリア」などが印象的でした。

期待以上に大いに楽しめた充実のライヴでした。

ギター音楽祭2010名手の饗宴@いずみホール

2010年11月23日 | コンサート
昨日(11月22日)、大阪・いずみホールへ、
「ギター音楽祭2010 グラン・フェスティバル VIVA GUITARRA 大阪公演 名手の饗宴」(長い!)
を聴きに行ってきました。

実はいずみホールへ行くのははじめて。
すばらしいホールとは聴いていたので、ホール好き(?)の私としてはワクワクものです。
小雨のなか、京橋からいずみホールへ。
開場前にもかかわらず、すでに多くのお客さんが列をなしてました。


日本ギター連盟が新たな試みとして、全国4カ所でフェスティバルを開催するというもの。
その大阪編です。
出演は、荘村清志、柴田-福山デュオ、山崎 繁、稲垣 稔、猪居信之。
共演はヴェルデ弦楽四重奏団、平岡洋子(Fl)、亀井杏菜(Pf)。

プログラムは
【猪居信之】
ラグリマ、アデリータ(タレガ)
前奏曲第1番、第4番
練習曲第11番(ヴィラ=ロボス)
【山崎 繁 with ヴェルデ弦楽四重奏団】
アランブラの想い出(タレガ)
アランフエス協奏曲第2楽章(ロドリーゴ)
【柴田-福山デュオ with ヴェルデ弦楽四重奏団、平岡洋子(Fl)】
マドリガル協奏曲(ロドリーゴ)
【稲垣 稔 with ヴェルデ弦楽四重奏団】
ゲルニカ(M.D.プホール)
【荘村清志 with 亀井杏菜(Pf)】
ある貴紳のための幻想曲(ロドリーゴ)

豪華な演奏陣をすばらしいホールで聴けた、いいコンサートでした。
たっぷり楽しませていただきました。

調子に乗って打ち上げにまでおじゃましてしまい、
うっかり京阪の終電をのがし、JRでぎりぎり京都に帰り着きました。
いやはや、打ち上げも楽しく、充実の一日でした。



関学クラギ第50回定期演奏会

2010年11月14日 | コンサート
今年は我らが関西学院大学クラシックギタークラブも創立50周年を迎え、
現役生の定期演奏会も50回の節目を迎えることとなりました。
昨日はその第50回定期演奏会を聴きに、
高槻現代劇場へ行ってきました。


今回は現役生も力が入っているようで、
会場も例年になく大きな1000人規模の大ホールでの開催、
パンフレットも歴代初の2色カラー印刷となってました。

今回のプログラムは、
【第1部】
・小合奏
  「アルルの女」第1組曲よりメヌエット
  「アルルの女」第2組曲よりファランドール(ビゼー)
・三重奏
  メヌエット(グラニアーニ)
  亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
  ハバネラ(Borner)
・四重奏
  Along the Edge(ヨーク)
  Baiao de Gude(ベリナティ)
・3回生アンサンブル
  テキーラ(チャック・リオ)
  oriental wind(久石 譲)
  情熱大陸(葉加瀬太郎)
【第2部】
・二重奏
  時の人(Andante、Rapid)
  センテナリオ通り(M.D.プホール)
・4回生アンサンブル
  大阪LOVER(吉田美和)
  アゲハ蝶(a.k.homma)
  TOMORROW(岡本真夜)
・独奏
  ワルツOp.8-4
  大聖堂(バリオス)
【第3部】
・大合奏
  組曲「くるみ割り人形」より小序曲(チャイコフスキー)
  交響曲第9番「新世界より」第4楽章(ドヴォルザーク)

演奏については「なかなかやるじゃん」と思うものから、
「まだまだだねぇ」と思うものまで、いろいろでしたが、
全体としてはよくがんばっていた、という印象。
なにより舞台裏スタッフ(1回生)のみなさんのきびきびした動きが
好感持てました。

演奏に関してはつい口を挟みたくなる気になりますが、
それはやめておきます。
現役生諸氏が自分たちで考えて作り上げた演奏会は
きっとかれらのかけがえのない精神的財産になるでしょう。
とりあえず皆さんに「よくやった、ご苦労さん!」と言ってあげたいです。

大フィル@びわ湖ホール

2010年10月30日 | コンサート
このところコンサートづいてます。
先日に続いて、昨日も関西電力の、今度は滋賀支店主催のコンサートです。
またお手頃価格で聴くことができました。

場所はびわ湖ホール。
今年2月にいちむじんを聴きに小ホールに来て以来です。
今回は大ホール、初めて入るので楽しみでした。


今回のコンサートは、
指揮:飯森範親
ピアノ:小山実稚恵
大阪フィルハーモニー交響楽団

プログラムは
序曲「フィンガルの洞窟」Op.26(メンデルスゾーン)
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(ショパン)
交響曲第8番ト長調Op.88(ドヴォルザーク)

というもの。
カミサンが「小山実稚恵が聴きたい~!」ということで聴きに来たコンサートですが、
私は小山実稚恵を聴くのは初めて。
期待してショパンを聴いていたのですが、
いやぁ、すごかったです。
あんなにきれいなピアノの音を聴いたのは初めてです。
すっかりファンになってしまいました。

ドヴォルザークも好きな曲なので、楽しめたコンサートなのですが、
今回は小山のショパンが聴けたのが最大の収穫でした。
いやはや、まだあの音が耳に残ってます。

初めてのびわ湖ホールの大ホールもいい響きで、
3階席のやや端のほうにもかかわらず、
いい音で楽しめました。
このホールも家から1時間ほどで来られる場所。
京都コンサートホールといい、身近にいいホールがあるので助かります。


かんでんクラシック in 京都

2010年10月24日 | コンサート
今日はコンサートへお出かけ。
関西電力京都支店が主催する京響のコンサート、
企業の冠コンサートなので、A席でも2,000円というお手頃価格で聴くことができました。



指揮:岩村 力
ヴァイオリン:石上真由子
京都市交響楽団

プログラム:
「セヴィリアの理髪師」序曲(ロッシーニ)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35(チャイコフスキー)
交響曲第5番ホ短調(チャイコフスキー)

という、「これでもか!」というくらいアゲアゲ系の曲がならびます。
ちなみにみんな好きな曲なので、これが安く聴けるのはうれしいです。


あいにくの小雨の中、京都コンサートホールへ、



自宅から20分ほどで行けるというのは、ホント恵まれた環境です。


座席は1階のかなり後ろのほうでしたが、ほぼセンターでしたので、
オケの響きをバランスよく聴くことができました。

1曲目からロッシーニ・クレッシェンドで盛り上がります。
2曲目のチャイコンのソリスト石上真由子は1991年生まれ、まだ19歳ながら、
難曲をよく弾きこなし、客席を酔わせました。
まだまだ伸びそう。今後の活躍に注目です。

最後はチャイコの5番、
編成も大きくなり、金管の咆吼が大迫力(京響のホルン、うまい!)、
ひさびさにフルオーケストラの醍醐味を味わいました。
いやぁ、終楽章はかっこいいですねぇ。

京都観月の夕べコンサート

2010年10月11日 | コンサート
ひょんなことから招待券が手に入り、
3連休最終日の11日、京都コンサートホールで、
「京都観月の夕べコンサート」に行ってきました。

ちょっと早めに行って招待券を座席券に引き替え、
空いた時間をすぐ近くの「京都府立陶板名画の庭」へ。
1990年「花と緑の博覧会」に出品されたものに新しく制作されたものを追加して、
安藤忠雄設計の斬新な建物に納めた施設です。
スーラやルノアール、他にもミケランジェロやダ・ヴィンチ、
ゴッホや鳥羽僧正の作品が陶板に写されて、
オープンなスペースで鑑賞できます。

一部はこんな感じ。


「鳥獣戯画」も極く近くで鑑賞できます。


ちょっと時間をつぶして、京都コンサートホールへ。
JR東海が主催する「京都観月の夕べコンサート」です。
おととい(9日)には上賀茂神社でも同コンサートが開催されていました。
今回はプログラムを少し変えてのホールでのコンサートです。

プログラムの表紙です。


今日のコンサートのプログラムは、
ショパン:ピアノ協奏曲第1番(室内楽版)*
タレガ:アランブラの想い出**
ヴィヴァルディ:ギター(マンドリン)協奏曲ハ長調RV.425**
バッハ:G線上のアリア
エルガー:弦楽セレナーデ
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲ニ長調RV.93**

演奏:ザグレブ・ソロイスツ合奏団
(*)ピアノ:清塚信也
(**)ギター:アナ・ヴィドヴィッチ

冒頭のショパンの協奏曲、室内楽版というのが珍しい。
冒頭第1楽章、あの重厚な旋律が室内楽版だとちょっと軽くなるが、
それでも意外と原曲の持ち味を維持している。
第3楽章の軽やかな感じは室内楽版のほうがむしろ合っているかも。

後半、ギターソロから始まるが、
千数百人の聴衆がギターのトレモロを息を詰めて聞いている、
その会場全体の雰囲気が、
普通のギターのリサイタルでは聞けない独特の雰囲気でした。
協奏曲は彼女にしてはちょっと易しい曲でしたので、
その実力を見るには充分ではありませんでしたが、
それでもギターらしい美音と、細部まで行き届いた音楽的表現で
聴衆を惹きつけていました。

アンコールで演奏された、ボッケリーニ「ファンダンゴ」が
早めのテンポでノリが良く、沸き立つようなリズムで
この日の一番の収穫でした。

無料のコンサートでしたが、結構長く
終演時はもうとっぷり日が暮れて、三日月が空にかかっていました。
月を見ながらカミサンとコンサートの感想を語りつつ帰宅、
なかなか充実した「観月の夕べ」コンサートでした。

京都ギターセミナー

2010年08月16日 | コンサート
8月14、15日に開催された「京都ギターセミナー」に参加してきました。

昨年から始まったこのセミナー、
ギタリストの藤井敬吾さん、福田進一さんを中心に、
ピアニストの藤井由美さん、今年初参加の岩崎慎一さんを講師として、
2日間、密度の濃い講習会となります。

会場は修学院近くのセミナーハウス、
私は家が近いので通いでの参加としました。
聴講+基礎講座と合奏で参加します。

藤井敬吾先生のレッスン風景です。


作曲家としても著名な藤井先生、
レッスンでも切り口が新鮮で、しかも非常に分かりやすい。
音楽を作るためのヒントがレッスン中も続々と出てきて、
聴講しているだけでも、ものすごく勉強になります。

1日目終了後の宴会での福田進一先生です。


今や世界的な巨匠といってもいい福田先生、
レッスンも音楽をおもしろく聴かせるためのアイディアが満載で、
「こうするとおもしろいんちゃう?」
という言葉とともに、受講生の演奏がどんどん変わっていくのは、
聴講していても刺激的です。

岩崎慎一先生はこのセミナー初参加ですが、
誠実な受け答えと的確なアドヴァイスが受講生に好評でした。
(レッスン写真取り忘れてました……)

基礎講座や合奏の練習をはさんで、
1日目の夜は講師によるミニコンサートで盛り上がり、
さらにそのまま宴会へと突入していきます。

宴会での講師他による即興四重奏です。
(左から藤井先生、福田先生、ロンドン留学中の武本英之君、岩崎先生)


受講生も入り乱れて、即席の重奏団の演奏多数、
お酒も入って、夜は更けてゆきます。


残念ながら通いでの参加なので、宴会は途中で中座して帰宅。
翌日また朝から参加です。
2日目も聴講、基礎講座、合奏と盛りだくさんな内容で、
刺激的な時間を過ごしました。

2日間と短めの日程ながら、充実した内容のセミナー、
いい刺激をたっぷりもらうことができました。
来年は受講しようかなぁ……。




京フィル@京都文化博物館

2010年06月11日 | コンサート
昨日(6月10日)、カミサンに誘われて、京都文化博物館で開かれた
京都フィルハーモニー室内合奏団の室内楽コンサートに行ってきました。



曲目もおもしろそうだったのですが、
何より会場が「京都文化博物館別館ホール」というのに惹かれました。
三条高倉の角にある古い洋館、前から気になってはいたのですが、
中に入るのは初めてです。
旧日本銀行京都支店だった建物だそうで、重要文化財だそうです。
外から見るとこんな感じ。



この別館の北側に、新しい建物で本館があり、
そこの1階には飲食店や京都の名産を集めた店が入っています。
そこの蕎麦屋「有喜屋」で、コンサート前に軽く腹ごしらえ。
「有喜そば」というのを食べてみたのですが、
卵を細かく泡立てたのをそばの上にかけ、
下には出汁と納豆が入っている、というもの。
これがなかなか美味でした。



土産物屋もひやかしてから、いよいよコンサート会場へ。
天井が高く、普通の建物の3~4階分くらいだろうか、
全体に四角い感じのホールなのだが、
柱や窓枠部分などに装飾が施されていて、
それが音をうまく分散させている感じ。
音が天井までの大きな空間で充分響いてから客席に降りてくるような、
なかなか他では聴けない音でした。
ホールの中の写真はこちらをご参照ください。

プログラムは、
ターフェルムジーク第1集第2番ト長調(テレマン)[Fl,Ob,Vn,Vc,Chem]
4つのヴァイオリンの協奏曲ニ長調(テレマン)[Vn×4]
「フーガの技法」より3曲(バッハ)[Tr×2,Hr,Trb,Tb]
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18-1(ベートーヴェン)[Vn×2,Vla,Vc]

2曲目の「4つのヴァイオリンの協奏曲」は通奏低音が入らない、
ヴァイオリン4本だけで演奏されるという珍しい曲。
細かいパッセージが一人ずつ順番に移っていくところなど、
視覚的にもおもしろい作品でした。
弦楽四重奏や金管五重奏など、いろいろな編成を聴くことができ、
ホールの響きを楽しむ意味でも、ちょうどよいプログラムでした。

重要文化財のなかで楽しむコンサートというのも、
なかなか京都らしくていい雰囲気です。
ホールおたく(?)としてはとても楽しめたコンサートでした。

上原由記音@名古屋カワイ

2010年05月30日 | コンサート
昨日(5月29日)、ピアニスト、上原由記音さんのリサイタルを聴きに、名古屋へ行ってきました。

上原さんはスペインのピアノ音楽のスペシャリスト。
私がシュペルノーヴァ・レーベルのディレクターをやっていたとき、
彼女のCD「朱色の塔~アルベニス作品集」を制作させていただきました。
このCDについてはこちらへ。

最近ではアルベニス没後100年(2009年)、生誕150年(2010年)に合わせて、
アルベニス作品集4タイトルをコジマ録音から発売、
そのいずれもがレコード芸術誌特選盤に選定されるなど、
その演奏ぶりは高く評価されています。

この日のリサイタルはアルベニスの晩年の大作「イベリア」全曲という、
めったに聴けない重量級のプログラム。
「これは聴かねば!」ということで、名古屋まで出かけたのでした。



会場となるカワイ名古屋のコンサートサロン「ブーレ」は、
名古屋テレビ塔のすぐそば、地下鉄栄駅そばです。



開演前にちょっとだけ近くを散策。
「オアシス21」という巨大な吹き抜けのある地下街、
天井はガラス張りで、その上に水が流れていて、
水のせせらぎが太陽光をゆらゆらゆらして地下にふりそそぐ様子がきれいです。



さて、コンサート。
曲目は「イベリア」全曲。
第1集 前奏曲(エボカシオン)
     カディス(エル・プエルト(港))
     セビーリャ(セビーリャの聖体祭)
第2集 ロンディーニャ
     アルメリーア
     トリアーナ
第3集 エル・アルバイシン
     エル・ポロ
     ラバピエス
第4集 マラガ!
     ヘレス!
     エリターニャ
(タイトルはアルベニス手稿譜による。( )内は出版譜のタイトル)

アンコールに
タンゴ
グラナダ
プレガリア(祈り)

第1集などはまだ情景描写的な曲もあり、聴きやすい作品も多いのだが、
後半になるほど、スペイン音楽の要素は昇華され極度に抽象化し、
いわゆる「絵葉書的な」スペインの描写からはるかに脱却して、
さらに高い次元へと旅立っていく様子が聴き取れる。
49年という短い生涯だったアルベニス、
もっと長い時間が残されていたならさらに円熟の作品を残しただろうと惜しまれる。

折しもこの日はアルベニスの150回目の誕生日。
記念すべき日に、このような素晴らしい企画と演奏が聴けたことは
本当に幸運なことでした。

終演後はサイン会で久しぶりに再会しご挨拶。
下の写真はいっしょに行ったカミサンが買ったCDにサインしているところ。



上原さん、素敵なリサイタル、ありがとうございました。


さて、実は名古屋にくるのは小学生の時以来かも。
カミサンは名古屋好きでよく来ていたようで、
カミサン推薦の鳥料理の店「鳥栄」で軽く夕食。

まずは地ビール「金しゃちビール」で乾杯。



名古屋といえば名古屋コーチン。
鳥料理を3品頼みました。
手前からナンコツ唐揚げ、バター焼き、磯辺揚げ。
どれもおいしいけど、バター焼きが肉質のよさをストレートに味わえてGoodでした。
写真には撮ってないけど、この後に追加でたのんだ
鶏肉に甘酢と大根おろしをからめたのも絶品でした。



食後は栄から名古屋駅(地元の人は「メーエキ」という)まで
ぶらぶらと散策。
名古屋駅の待ち合わせスポット、「ナナちゃん」です。



おみやげも買って、JR快速に乗り込み京都への帰路につきました。

京都←→名古屋の移動は、今回は新幹線は使わず、新快速を乗り継いで行きました。
片道2時間ちょっと。
本でも読んでいればあっという間だし、金額もまずまず安くすむので、
思ったより名古屋は近いところでした。
たまに遊びに行くのもいいかな……。