Woodnoteな日常

京都発 小さな小さなCD制作スタジオの日々雑感です

カポディモンテ美術館展@京都文化博物館

2010年11月28日 | 日々是好日
招待券をもらっていたので、今日は美術展へ。
京都文化博物館で開催中の
「ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで」
を見に行ってきました。

行く前にまずは腹ごしらえ。
三条通のとあるカフェでランチ、
カミサンが以前来て、おいしかったということで、入ってみました。
ハンバーグのランチを注文、なかなか安くて美味でした。


三条通をしばらく歩いて、京都文化博物館へ。
以前、別館ホールの演奏会を聴きにきたことはあったけど、
博物館のほうははじめて入ります。
下の写真、手前の煉瓦造りが旧日本銀行京都支店だった別館、
その奥の建物が博物館の本館です。


16~17世紀の絵画を中心に一部工芸作品も。
残念ながらあまり美術には詳しくないのであまり知った名はなかったけれど、
どれも状態がよく、300年も前に描かれたとは思えないほど生々しい。
けっこう見応えがあり、時間をかけてゆっくり見てまわりました。

帰りには観光客で混み合う通りをぶらぶらして、
町屋風のカフェで一息、
手前がエスプレッソ、向こうはカミサンがたのんだチャイ。


早めに帰って、このブログを更新。
さて、これからもう一仕事しなきゃ。

ギター音楽祭2010名手の饗宴@いずみホール

2010年11月23日 | コンサート
昨日(11月22日)、大阪・いずみホールへ、
「ギター音楽祭2010 グラン・フェスティバル VIVA GUITARRA 大阪公演 名手の饗宴」(長い!)
を聴きに行ってきました。

実はいずみホールへ行くのははじめて。
すばらしいホールとは聴いていたので、ホール好き(?)の私としてはワクワクものです。
小雨のなか、京橋からいずみホールへ。
開場前にもかかわらず、すでに多くのお客さんが列をなしてました。


日本ギター連盟が新たな試みとして、全国4カ所でフェスティバルを開催するというもの。
その大阪編です。
出演は、荘村清志、柴田-福山デュオ、山崎 繁、稲垣 稔、猪居信之。
共演はヴェルデ弦楽四重奏団、平岡洋子(Fl)、亀井杏菜(Pf)。

プログラムは
【猪居信之】
ラグリマ、アデリータ(タレガ)
前奏曲第1番、第4番
練習曲第11番(ヴィラ=ロボス)
【山崎 繁 with ヴェルデ弦楽四重奏団】
アランブラの想い出(タレガ)
アランフエス協奏曲第2楽章(ロドリーゴ)
【柴田-福山デュオ with ヴェルデ弦楽四重奏団、平岡洋子(Fl)】
マドリガル協奏曲(ロドリーゴ)
【稲垣 稔 with ヴェルデ弦楽四重奏団】
ゲルニカ(M.D.プホール)
【荘村清志 with 亀井杏菜(Pf)】
ある貴紳のための幻想曲(ロドリーゴ)

豪華な演奏陣をすばらしいホールで聴けた、いいコンサートでした。
たっぷり楽しませていただきました。

調子に乗って打ち上げにまでおじゃましてしまい、
うっかり京阪の終電をのがし、JRでぎりぎり京都に帰り着きました。
いやはや、打ち上げも楽しく、充実の一日でした。



2010年11月18日 | 日々是好日
今朝ウォーキングしていたら、
賀茂川上流方向に虹を発見!
(ちょっと切り身の虹ですが……)


さて、このブログを始めて、
今日でちょうど1年たちました。
1年たっても、ちっとも進歩のない自分を恥じつつ、
またぽちぽちと書き進めていきたいと思います。

関学クラギ第50回定期演奏会

2010年11月14日 | コンサート
今年は我らが関西学院大学クラシックギタークラブも創立50周年を迎え、
現役生の定期演奏会も50回の節目を迎えることとなりました。
昨日はその第50回定期演奏会を聴きに、
高槻現代劇場へ行ってきました。


今回は現役生も力が入っているようで、
会場も例年になく大きな1000人規模の大ホールでの開催、
パンフレットも歴代初の2色カラー印刷となってました。

今回のプログラムは、
【第1部】
・小合奏
  「アルルの女」第1組曲よりメヌエット
  「アルルの女」第2組曲よりファランドール(ビゼー)
・三重奏
  メヌエット(グラニアーニ)
  亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
  ハバネラ(Borner)
・四重奏
  Along the Edge(ヨーク)
  Baiao de Gude(ベリナティ)
・3回生アンサンブル
  テキーラ(チャック・リオ)
  oriental wind(久石 譲)
  情熱大陸(葉加瀬太郎)
【第2部】
・二重奏
  時の人(Andante、Rapid)
  センテナリオ通り(M.D.プホール)
・4回生アンサンブル
  大阪LOVER(吉田美和)
  アゲハ蝶(a.k.homma)
  TOMORROW(岡本真夜)
・独奏
  ワルツOp.8-4
  大聖堂(バリオス)
【第3部】
・大合奏
  組曲「くるみ割り人形」より小序曲(チャイコフスキー)
  交響曲第9番「新世界より」第4楽章(ドヴォルザーク)

演奏については「なかなかやるじゃん」と思うものから、
「まだまだだねぇ」と思うものまで、いろいろでしたが、
全体としてはよくがんばっていた、という印象。
なにより舞台裏スタッフ(1回生)のみなさんのきびきびした動きが
好感持てました。

演奏に関してはつい口を挟みたくなる気になりますが、
それはやめておきます。
現役生諸氏が自分たちで考えて作り上げた演奏会は
きっとかれらのかけがえのない精神的財産になるでしょう。
とりあえず皆さんに「よくやった、ご苦労さん!」と言ってあげたいです。

紅葉、進行中

2010年11月13日 | 日々是好日
昼間はそれほどでもないけれど、
朝晩はけっこう冷え込んできました。
高野川の桜もだいぶ色づいてきました。


下鴨神社近く、家庭裁判所あたりのイチョウもきれいです。


角度を変えて撮ってみました。
黄、緑、赤のコントラストがおもしろいです。

再生環境改善

2010年11月11日 | ウッドノート・スタジオ
これまでスピーカーは
机の上に折りたたみの小さな台に載せ、
それだと高さが足りないのでさらに間に木のブロックを挟み、
トーテムポール状態になっていたのですが、
さすがに不安定だし見栄えも悪いので、
一念発起してホームセンターで材料を買ってきて
スピーカースタンドを作成しました。



2枚の板の間を2本の柱がつなぐ形です。
オーディオに詳しい方なら分かると思いますが、
こういう形はスピーカー台としては不向きで、
もっと堅さと重さがあるブロックやレンガを使う方が多いのです。
ただ、普段の生活の場でもあるので、ある程度見栄えのよいものにしました。

とはいえ作ってスピーカーを置いて最初に鳴らした時は
低音が腰砕けでちょっとがっくりきてしまいました。
そこからいろいろ調整し、
下段には4kg、上段にも2kgの鉛入りソフトアレイを置き、
スピーカー下に桜材のインシュレーターを置き、
さらに間にコインを挟んで、ようやくしっかりとした音が出るようになりました。
スピーカーのバスレフダクトが後ろについている上、壁との距離が短いので、
スピーカー後ろの壁には綿素材の布を吊って低音の調整をしています。

あとはいろいろなCDを聴きながらスピーカーの位置を微調整、
聴くことの多いギター曲で、ギターがセンターにピタリと来るよう、
角度や間隔をミリ単位で追い込んでいきます。
他にも室内楽曲やオケ曲など聴きながら調整を繰り返し、
ようやく満足いく音にできました。
いやはや、一日がかりの作業でした。

正倉院展@奈良

2010年11月08日 | 日々是好日
今日は現在奈良国立博物館で公開中の、
第62回正倉院展」を見に、奈良へ行っておりました。
以前生駒市に住んでいた頃はよく奈良に行っていたのですが、
東京暮らしを経て、7年ぶりくらいの奈良です。

お昼ころ近鉄奈良駅に着くと、改札前で展の入場券を発売していました。
そこに「現在待ち時間75分」との表示。
平日にもかかわらずかなりの人出のようです。
先に食事すべく、東向商店街から、もちいどの商店街をふらふら歩いて、
立ち寄ったお店がなかなかのアタリ、
おいしいおでん定食をいただきました。
写真向こう側はカミサンが食べた親子丼、こちらもおいしそう。


さて、正倉院展。
覚悟して並んだが、思ったよりはやく流れて約30分で入場。
今回のお目当ては「螺鈿紫檀五絃琵琶」の展示。
実に19年ぶりの展示だそうです。
やはり人気が高く、場内でもこの周りには行列ができてました。
列に並んで、最前列で見ましたが、
修復はされているものの、あまりの細工の美しさにため息がでます。

ほかの展示物も興味深いものが多く、
奈良時代から伝わるものと思えないほど保存が良く、
当時の人々の暮らしや息づかいがそのまま伝わってきます。
は~、いい展覧会でした。
写真は鹿越しに奈良国立博物館、看板に琵琶が見えます。


帰りは奈良に住んでいた頃ときどき行っていた喫茶店でコーヒー飲んで、
久しぶりの味を楽しみました。
なかなか充実した一日でした。

最近仕入れた本

2010年11月04日 | ウッドノート・スタジオ
アマゾンに頼んでいた楽譜浄書に関する本がようやく入荷、
それぞれなかなか勉強になる本です。


写真一番下は(株)東京ハッスルコピーが出している
「楽譜の書き方 ミュージック・コピーイストへのファースト・ステップ」
という本。
主に手書き浄書についての本ですが、
例えば2度音程の時の玉の位置とか、
スラーやタイの向きをどうするか、
スラーとスタッカート、テヌート、アクセント等の位置関係など
知っておかなければならない原理原則が分かりやすく書かれてます。
なにより日本語で読めるのがありがたい。

その上は音楽之友社の
「Finale User's Bible 2008/2009/2010」
前著の「2005/2006/2007」版は持ってましたが、
そのバージョンアップ版です。
楽譜浄書ソフトFinaleは奥が深くて、
さまざまな楽譜を書くために多様な方法、裏技があります。
この本はそれらをまとめたもので、
Finaleを使って楽譜を書いていて困った時には、
開けば何らかのヒントが見つかります。
Finaleユーザーには座右の書。
ただし入門的なことは一切省かれてますので、
これからFinaleを使ってみようという人には不向きです。
かなり上級者向き。

一番上の小さな本は、洋書でAlfred社の
「Essential Dictionary of MUSIC NOTATION」
先の「楽譜の書き方」と同様、楽譜を書く上での原理原則を書いているのですが、
こちらは譜例もコンピュータ浄書されていて、
項目をABC順にコンパクトにまとめているので、
迷ったときにパラパラとめくって調べるのによさそう。
今習っている浄書の仕方と若干違うところはありますが、
(符尾側のスタッカートの位置、付点につくタイなど)
要領よくまとめてあるので助かります。
英文ですが平易ですのでそれほど読むのに困難はありません。
小さいけどたよりになりそうです。

朋有り遠方より来たる

2010年11月04日 | 日々是好日
関西学院大学時代、クラシックギタークラブの同期として
いっしょに苦楽を共にしたK氏。
数年前から仕事でスイスに赴任していたのですが、
先日のOB会パーティーの件でメールしたら、
ちょうど近く一時帰国するということで、
では会いましょうということになり、
昨日京都駅の某ホテルで待ち合わせ、
久しぶりに会うことができました。

互いの近況報告やら、海外での生活の話、
同期や先輩後輩の消息、学生の頃の思い出話など、
話が尽きません。
久しぶりに楽しい時間を過ごしました。

写真はおみやげにもらったスイスのチョコレート、
どうもごちそうさま!