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Woodnoteな日常

京都発 小さな小さなCD制作スタジオの日々雑感です

柳さんを迎えて(2)@FANA大阪

2011年06月29日 | コンサート
京都でのコンサートの翌日(6月19日)は、
同じプログラムでFANA大阪でのコンサートです。
柳さんは大阪も初めて、ということでしたので、
大阪への移動中も電車の車窓から見える景色にあれこれ解説していました。

FANA大阪でのコンサートは少人数ながら
アットホームな雰囲気でのコンサートとなりました。
写真はコンサート最後の挨拶のところ。


さらに翌日20日は京都観光、
バスで祇園に移動、古い町並みを見ながら高台寺方面へ、
坂本龍馬はじめ幕末の志士たちの墓参りをして、
二年坂、産寧坂を通って清水寺へ、
京都観光のゴールデンコースのようなところを通ってみました。
写真は産寧坂付近。


その後、柳さんを京都駅までお見送り。
京都観光の最後に、京漬け物のお茶漬けで締めてもらいました。
3泊4日にわたり、どうもお疲れ様でした!

柳さんを迎えて(1)@錦鱗館

2011年06月29日 | コンサート
このところ急に忙しくなって書き込みがだいぶ遅くなってしまいました。
少し前の話になってしまいますががんばってアップします。

東京にいたころのカミサンのギター講師仲間、柳真一郎さんが
京都と大阪でカミサンのウクレレとのジョイントコンサートをすることになり、
6月17日、京都にいらっしゃいました。
柳さんにとっては初の京都・大阪ということで、
しっかり観光もしてもらおうと、迎えるにあたってあれこれ計画しておりました。

翌18日は京都・錦鱗館でのコンサート。
柳さんのギター、カミサンのウクレレ、
さらにゲストに二胡の園奈央子さんを加えて3人でのコンサートです。

プログラムは以下の通り
【ウクレレ&ギター】
カノン(パッヘルベル)
主よ人の望みの喜びよ(バッハ)
オペラ「魔笛」より なんと美しい響き(モーツァルト)
【ギターソロ】
魔笛の主題による変奏曲(ソル)
ロマンス(作者不詳)
粉屋の踊り(ファリャ)
エンデチャ・オレムス(タレガ)
君の影になりたい(ベネズエラ伝承曲)
【ウクレレソロ】
ボレロ(ラヴェル)
小さな竹の橋(シャーマン)
雨に濡れても(バカラック)
【ウクレレ&ギター】
乾杯の歌(ヴェルディ)
アランブラの想い出(タレガ)
The end of the world(ケント)
【二胡ソロ】
金蛇狂舞
【ウクレレ&ギター&二胡】
ジュピター(ホルスト)
賽馬(黄海懐)

錦鱗館には多くのお客様に来ていただけました。
梅雨のひととき、
意外とよく合うウクレレ&ギターの響きを楽しんでいただけたと思います。
写真はリハーサルでの3人の演奏です。


演奏会は夕方に終了でしたので、終演後は柳さんをつれて京都プチ観光、
三条~四条河原町近辺をぶらりぶらり、
池田屋や近江屋の跡など幕末の史跡をたどりつつ、
先斗町にまわって、京町屋らしい奥まったところにある料理屋で晩飯。
京野菜や湯葉を使った料理で京都の風情を満喫してもらいました。

京都市立芸大ピアノフェスティバル@アルティ

2011年06月09日 | コンサート
前記の浮世絵の展覧会を見た後、京都府民ホール・アルティへ移動、
京都市立芸術大学音楽学部の学生による「第25回ピアノフェスティバル」を聴きました。


ピアノ科の学生さんたちによる発表会、
入場無料ということもあってか、約500席の会場はほぼ満席でした。
プログラムは
 組曲第3番ニ短調HWV428(ヘンデル)
 スケルツォ第4番ホ長調Op.54(ショパン)
 愛の夢第3番変イ長調S.541(リスト)
 ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調S.244(リスト)
 即興曲変イ長調Op.90-4(シューベルト)
 厳格なる変奏曲ニ短調Op.54(メンデルスゾーン)
 ランダムバード変奏曲Op.23(吉松 隆)*
 スカラムーシュOp.165b(ミヨー)*
[*は2台ピアノ]

「プロではない」ということで無料なのかもしれませんが、
皆さん「プロ一歩手前」というところで、それぞれに素晴らしい演奏を繰り広げていました。
特に最後の2台ピアノ連弾はあまり聴く機会も少なく、
吉松もミヨーも、曲・演奏とも大いに楽しめました。

昨日は1日で美術館とコンサートをはしごして、
充実した日でした。


リウ♪アル2 コンサート@名張

2011年05月30日 | コンサート
三重県名張市の友人が自宅に2階までの吹き抜けのある音楽サロンを作り、
時々コンサートを開いています。
昨年もうちのカミサンのギターと二胡の吉川さんのユニット
「リウアル」でコンサートを開かせてもらい、
今年も二胡とギターのコンサートを、昨日開催しました。
今年は二胡の園奈央子さんとカミサンによるデュオを中心に、
ゲストとして吉川さんの二胡を加えてのコンサートとなりました。
 二胡&ギター
 二胡&二胡
 二胡&二胡&ギター
という組み合わせで、中国の曲からポピュラーまでが演奏されました。

この日は台風2号が接近、天候が心配されましたが、
幸い大きく崩れることもなく、
大勢のお客様に来ていただき、盛況のうちに終演しました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。

写真はリハーサルでの風景です。

左から吉川普子(二胡)、園奈央子(二胡)、今津未央(ギター)

第2回みんなのコンサート

2011年04月26日 | コンサート
4月23日、京都の烏丸丸太町下る、ハートピア京都の大会議室において
「第2回みんなのコンサート」が開催されました。
ギターとウクレレを教えているカミサンのほか、
二胡、馬頭琴などの民族楽器系教室との合同発表会です。


私も裏方と演奏(ギター)で参加しました。
自分の演奏は「………」でしたが(泣)、
普段あまり接する機会のない馬頭琴の演奏を間近に聴けたのが収穫でした。
発表会の最後に馬頭琴の先生によるミニコンサートがあり、
楽器や奏法の説明に(特に奏法はものすごく複雑!)
観客から「おぉ~!」というどよめきのような驚きの声が聞こえました。
またホーミーの不思議な響きも、すぐ近く(ステージ脇)で聴けました。

大勢の出演者でたいへんな発表会でしたが、
なかなかおもしろく刺激的なコンサートでした。

松尾俊介@兵庫芸文

2011年04月19日 | コンサート
兵庫県立芸術文化センターが主催するワンコイン・コンサート、
平日の昼間、低価格(500円)で気軽にクラシックを楽しもうという企画です。
このシリーズに、ギターソロでは初めて、松尾俊介が登場、
聴きに行ってきました。


会場は同センターのKOBELCO大ホール、
キャパシティは2,000人を越えるのですが、早々にチケットは完売したようです。
広い会場いっぱいの観客が1本のギターにじっと耳を傾ける、
なかなかギターの演奏会では見ることの出来ない光景でした。

プログラムは
魔笛の主題による変奏曲(ソル)
リュート組曲第3番BWV995より前奏曲(バッハ)
アランブラの想い出(タレガ)
カヴァティーナ組曲より前奏曲、舟歌(タンスマン)
祭のあるキューバの風景、キューバの子守歌、特性的舞曲(ブローウェル)
大聖堂(バリオス)
ハンガリー風幻想曲(メルツ)

約1時間ちょっとのコンパクトなプログラムながら、
バロックから現代までバランス良く配して、
ギターの魅力をうまくアピールしてました。
最初のうちはさすがにホールが大きいためかちょっと演奏が硬めでしたが、
曲間に解説を挟みながら徐々にリラックスしていったようで、
大ホールの満場の聴衆を魅了していました。
特にバッハは何かかなり特殊な変調弦をしていたようですが、
それが非常に効果的で、リュートを思わせる重厚な響きを現出していました。

アンコールはエストレリータ(ポンセ)。
低料金、ちょっと短めながら、たっぷり充実感のあるコンサートでした。

きものクラシックコンサート

2011年03月20日 | コンサート
京都では春分の日を「伝統産業の日」と制定し、
その前後の時期に、和装をはじめ、京都の伝統産業にちなんだ多くのイベントが行われます。
今日はその中のひとつ、「きものクラシックコンサート」でした。
応募すれば無料のクラシックコンサートが聴けるのですが、
条件として「きもの着用のこと」となっています。
ということで、一張羅の和服を着て、京都コンサートホールに行ってきました。

会場内はきもの姿であふれています。
明るい色合いから渋めのものまで、多彩なきものが見られました。
男性ももちろん着物姿、
最近は若い男性でもきものをうまく着こなしている人もいて、
ちょっとうらやましくなります。
写真はロビーの様子、きもの姿がたくさん。


この日のプログラムは
序曲「レオノーレ」第3番(ベートーヴェン)
フルート協奏曲第2番(モーツァルト)
交響曲第5番「運命」(ベートーヴェン)
指揮:松井慶太
フルート:上野由恵
京都市交響楽団
というものでした。
若い指揮者でしたがベートーヴェンがすばらしく、
久しぶりに名曲を堪能しました。

東日本大震災の直後でもあり、日本全体でコンサートなども自粛ムードですが、
副市長のあいさつで「自粛で下を向くばかりでなく、上を向き元気を出していきましょう」
というのは確かにうなずけます。
このようなイベントで募金を集めて被災地に届けるのもまた1つの方法ですね。
ロビーでの募金箱には、もちろんいくばくかの募金をしてきました。
今後も募金活動を折に触れ、していきたいと思います。

おまけで、私のきもの姿です。




天保十二年のシェイクスピア

2011年02月28日 | コンサート
2日連続でおでかけです。
2月27日は井上ひさし・作、松本祐子・演出の劇
「天保十二年のシェイクスピア」の公演を見に行ってきました。
(兵庫県立芸術文化センター・阪急中ホール)


松本さんの演出する劇「ぬけがら」のなかで、
役者さんがウクレレを演奏するシーンのウクレレ指導をカミサンがしたのがきっかけで、
松本さんからは関西で公演があるたびご案内をいただいています。
今回は私もお相伴して、カミサンと2人で見に行きました。

シェイクスピアの全戯曲のさまざまな要素を盛り込みながら、
なぜか舞台は天保年間の下総の国、という任侠活劇。
演劇にもシェイクスピアにもあまりくわしくないので、
どこにどうシェイクスピアが盛り込まれているのか、細かいところまでは分かりませんでしたが、
それでもエネルギッシュな舞台、テンポの良い舞台はこび、演劇的な演出のおもしろさで、
3時間半にもおよぶ舞台を、ワクワクしながら楽しむことができました。
また、劇音楽が琴、ピアノ、パーカッション、キーボードの生演奏で行なわれ、
音楽の面でも楽しめました。


写真は兵庫県立芸術文化センターの一部です。
京都から行くにはちょっと遠いけど、いいホールですねぇ。
まだ小ホールに入っていないのですが、何か演奏会があれば行ってみたいです。

パヴェル・シュタイドル・リサイタル

2011年02月28日 | コンサート
2月26日(土)、3年ぶりに来日したギタリスト、
パヴェル・シュタイドルの大阪公演に行ってきました。
(門真市ルミエール小ホール、19時開演)


プログラムは
【第1部】
●ボヘミアの貴族音楽家による音楽(シュタイドル編曲)
   序曲(J.A.ロジー)
   アルマンド(F.H.ロブコヴィッチ)
   クーラント(J.A.ロジー)
   サラバンド(チェルベンカ)
   ブーレ(J.A.ロジー)
   メヌエット(J.A.クエステンベルグ)
   ジーグ(J.A.ロジー)
●メヌエットOp.11より(F.ソル)
   第1番アンダンテ
   第2番アンダンテ
   第3番マエストーソ
   第4番アンダンテ・エスプレッシーボ
   第5番アンダンテ・マエストーソ
   第6番アンダンテ・モデラート
●ポロネーズ第2番Op.14(N.コスト)
【第2部】
●アンクラージュマンOp.34(F.ソル)[共演:宮下祥子]
●2つのエチュードと2つのプレリュード(H.ヴィラ=ロボス)
   プレリュード第2番
   エチュード第10番
   プレリュード第4番
   エチュード第7番
●ソナタ“ボッケリーニ讃歌”Op.77(M.C=テデスコ)

冒頭、「コンバンハ」と日本語であいさつ、ちょっと笑いをとってから弾き始めたが、
最初の音が出た瞬間から、すでにパヴェルのマジックにかかってしまう。
繊細で華麗な装飾音に飾られたバロックの音楽は、
くるくる変わる演奏者の表情と同様、多彩な表情を見せ、
豊かな音楽的感興を味わうことができる。
続くソルでは、演奏者のアイディアによるさまざまな音が追加され、
テンポも特に第4番ではほとんどラルゴのようにゆったり演奏されるなど、
古典的な様式感はなく賛否は分かれるだろうが、
それさえもパヴェルのマジックの中では自然に聞こえてしまう。
後半のヴィラ=ロボスやC=テデスコは存外まじめな演奏で、
ほぼ楽譜に沿った演奏ではあるが、
それでもその表情の多彩さを大いに楽しむことができた。

パヴェルの演奏中の表情を見ていると、
しかめっ面をしたかと思うと次の瞬間にはおどけたような表情、
何かをささやくような優しい表情からまたすぐ厳しい表情へ、
といったように、ほとんど百面相のような状態。
それに合わせて音楽も細かい部分部分で表情がどんどん変わっていく。
全体をがっちりと構築する、というよりも、
いきいきとした細部を積み重ねることにより全体を豊かな音楽にする、
というのがパヴェルの持ち味なのではないかと思う。

たくさんの音楽的アイディアがこぼれ落ちるようにわき出してくる、
次に何が来るのかまったく分からないジェットコースターのような、
パヴェルのマジックにすっかり幻惑されたリサイタルでした。

京都市立芸大オペラ公演

2011年02月21日 | コンサート
京都の「市民しんぶん」情報ボックスで見つけた、
京都市立芸大大学院のオペラ公演。
入場無料でオペラが見られる、ということで、昨日行ってきました。


演目はドニゼッティの「ピーア・デ・トロメイ」。
滅多に上演されない珍しい作品、ということで、
多少躊躇していましたが、結果的には「行ってよかった!」です。

京都市立芸大は京都でも西のはずれ、亀岡に近いあたりで、
自宅から行くには少々距離があるのですが、
阪急とバスを乗り継いで1時間あまり、
ちょっと早めに行って、近くで昼飯を食べてから会場へ。

市立芸大に入るのは初めて。
正門の様子です。


学内の講堂で公演が行われます。


約500席くらいのホール、
早めに行ったので見やすい席をとれましたが、
開演前にはぎっしり満席となりました。

オペラはDVDなどで見ているけど、実は生でオペラを見るのは初めて。
小規模の舞台ながら舞台装置も工夫され、
字幕もあったので、楽しんで見ることができました。
歌手陣もオケも熱演で、
なかでも主役のピーアを歌った大西奈々さんが素晴らしかった。

日曜の午後、たっぷりオペラを楽しめた、充実の1日でした。