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タイムカプセル#6 「アメリカ人が日本語を学ぶということ」

2014-06-20 | 日記
2012年11月26日の「アイダホ日本語日記」より。

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11月3日、土曜日。

今日は妻と2人で3年生の中間試験の採点をした。

「アメリカ人学生にやらせたのではらちが明かないので」と担当教官に前日頼まれたのだ。

いつも思うのだが、アメリカ人が一生懸命書いた日本語を見るとなぜか感慨深い。それは、日本人が半ば強制的に英語を中学・高校と勉強させられることの真逆を彼らがやっているからかもしれない。

ましてや、彼らはアメリカ人で世界共通語とされる英語のネイティブ・スピーカーである。その彼らが、どういうわけか日本語という大変マニアックな難しい言葉にチャレンジしている。

アルファベットが共通なヨーロッパ言語とはわけが違うのだ。「あいうえお」から覚えて最終的には漢字も読み書きできなければならない苦労は想像を絶している。それを思うと、クマはいつも涙ぐむ。

日本語を勉強する理由はどうあれ、その彼らの勇気をたたえ、応援してやりたくなるのだ。

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この頃は日本語を教えるのが新鮮でかなり楽しんでやっていました。

教えてみて分かった事の一つが「書き順の大切さ。」彼らの書くひらがなが時として大変読みづらい原因はここにあります(「口」という字をただの四角と思っている、等)。

あと、「線を書く方向の大切さ。」教科書には書き順は番号で示してあっても左右上下といった書く方向が示されていません。結果、自分の書きやすい方向で線を書くため、読みづらい字を書き、また書き字が全く読めない、という事態に陥ります。

結局日本語を勉強する動機がアニメやビデオゲームなので、漢字には全く興味を示さない学生もたくさんいます。そういう連中の相手をするのが苦痛になってきている、という今日この頃です(笑)。

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