この天才ユージ
大変な事に気付いてしまった。
【何故、お箱に執着するのか?】
この天才ユージが青年団の最後の年は、300年祭の前の年で、300年祭から復活する海中渡御のため、試しに北区の山車だけ海中渡御をするという変則的なお祭りでした。
だから、それまでの時間進行と違ったお祭りで、音頭取り泣かせの出発でした。
『音頭取りは1度山車に乗ったら山車は走りっぱなしで若宮神社に行くまで降りるタイミングがない。』
と言われた記憶がある。
実際はそうでもなかった気がするが、山車からは降ろしてもらえなかった。
よく考えてみよう…
西区で音頭取りをやった人ならわかると思うけど、八剣神社から若宮神社までの道中、ノサ棒を振り続けなければならないんだ。
少し弱音を言うと、西区の音頭取りの振りは難しくエラい…
そして、案の定 右腕・右肩は大変な事になってしまった。
まだ晩宮でお箱を振るのにね。
奴部であった天才ユージの青年団の集大成は【晩宮のお箱】であった。
アホのように練習もした
それなりの自信もあった
だから、八剣神社の一番下から一番上まで全部1人で振るつもりでいた。
でも、大変な事になってしまった右腕・右肩のせいで完全に弱気になった。
そして、ヘタレた天才ユージは一番上の宮入りだけやるドヘタレ選択をした。
つまり、やりたかった内の半分も出来なかったわけだ。
その結果、涙も出ず終わった。
ハイ、これです。
この天才ユージが
お箱に執着する理由は!
ただ、ヤリ切ってないだけ
だから、終点もなくいつまでも頑張ってる。
あれから20年弱、さっきボーッと考えてて気付いてしまった。
どうにもならない【それ】に気付いたら、引き際とか引退とかどうでも良くなった。
どうにもならんからね。
そういえば
太鼓の若大将が厄年の年に太鼓を思う存分叩き切って引退するらしい。
この前 引退した奴部のカリスマもだが、自分の引き際を見付けれた人が羨ましい。
お箱の動画撮りなんてもんを引き際として良いのだろうか?
他にあるんじゃないか?
~とも考えたが
そんなもん無いね。
あったら教えて下さい。