コーヒータイム(余談)
働き方改革を進めようという事で、
テレワーク(離れた所で仕事をする)
というのが、再び脚光を浴びつつあります。
実際には、既にテレワークをしている人は、
それなりに多いかと思います。インターネット
環境がこれだけ普及していると、職務内容こそ
限定されますが、離れた所でも仕事をこなせる人は
一定数います。
パソコンで仕事をするのがメインである人は、
資料の参照さえできれば、その場で仕事ができる
ケースが多いというわけです。
問題は、勤務時間や給与体系をどうするか、
という事かと思います。
元々、勤務時間や場所に縛られないようにする、
というのが目的ですので、成果主義で給料を払う
事になりますかね?
とは言え、例えば図面を書くのが仕事であれば、
A3サイズの組立図は1枚5千円、
A4サイズの部品図は1枚千円、といった具合に
取り決めをして、それに沿って給料を計算できれば
理想ですけどね。
しかし、現実問題として、仮に同じA3の組立図で
あっても、設計して書き上げるのに4~5時間くらい
掛かる図面も有れば、1~2時間くらいで
終わってしまう図面も有るでしょうから、
仕事の内容次第で給料が激しく変動する場合も
あり得ます。一律に図面1枚いくら、
とは行かないかも知れません。
図面の難度によって、その都度単価を打ち合わせ
できれば良いのですが、件数・枚数が多いと、
それも大変です。
かと言って時間給にしてしまうと、離れた場所でも
長時間労働になってしまう恐れがありますので、
結果的に本末転倒になりかねません。
一旦、3ヶ月間くらいはテレワークを試してみて、
問題点をハッキリさせてから、本格稼働に
切り換えた方が良いかも知れません。
あと、テレワークのために、クラウドのような
システムを導入しなければなりません。
昔は、クラウドコンピューティングなんて
無かったですから、テレワークのための
システム構築は大変でした。
大手の企業だと、自力でシステム構築も
できるでしょうが、大抵は業者のVPNサービスに
加入したり、VPNルーターを買って自分で
構築したりしていました。
ちなみに、VPNとは、Virtual Private Network
(バーチャル プライベート ネットワーク)
の略です。
公衆通信網であるインターネットを使って、
社内LANのようなプライベートネットワークを
構築する技術です。
通常は、サーバーにアクセスできるのは、
社内にいる人間だけですが、インターネット回線を
経由して、遠く離れた人でも、あたかも社内の机で
仕事しているかの如く、サーバーにアクセスしたり、
社内に置いたプリンタから印刷したりできるように
したものです。
不特定多数の人が通るインターネット回線上に、
大事なファイルを流すわけですから、
それなりに強固なセキュリティが必要です。
構築には特殊なハードウェアが必要でした。
その設定が難しいのなんの。。。
例えば、自宅勤務している社員宅に置いた
パソコンとの間でVPNを構築しようとすると、
各人の自宅のインターネット環境によって、
VPNルーターの設定をいろいろ変えなければ
なりませんでした。
一言で自宅パソコンとは言っても、
電話回線(当時はADSL)で直接プロバイダと
契約している人もいれば、大規模マンションで、
その管理会社内にネットワークサーバーが有り、
そこでWebサービスやメールサービスが
提供されているような形態だったり、
ケーブルテレビのインターネット接続サービスを
使っている人がいたりしました。その全てで、
VPNルータの設定に互換性が無いのです。
試行錯誤を繰り返しても、なかなかつながらず、
かなりの時間と労力を費やしました。
今は良い時代になりましたねえ。
例えば、自宅のビデオで録画した動画を、
インターネット回線経由で、持ち歩いている
ノートパソコンやスマートフォンで
簡単に見られるようになりました。
難しい知識を必要とせずに、です。
話がそれますが、VPNのハードルが高かった時代、
ソフトイーサというソフトウェアが登場し、
結構話題になりました。
ソフトウェア上で仮想のLANカードを作り、
ソフトウェア上の仮想のハブにつなげば、
VPNが簡単に構築できてしまう、というものです。
これはいろんな意味で画期的でした。
高価なVPNルータは要らないわ、
ハードウェアのLANカードと設定方法が
同じだったため、簡単に設定できるわ、
設定するためにわざわざ現地へ出掛けて行く
必要は無いわで、自分の席に座った状態で、
全部できてしまいました。
バージョン1はフリーソフトだったため、
私も当時お試し感覚でセットアップして
みましたが、本業をやっている傍らで
簡単にできたので、驚いたものです。
それなりにネットワークの知識が必要ですので、
誰でも使える、というわけではありませんが、
社内LANの構築ができるレベルの人であれば、
難しくはありません。
フリーソフトをサーバーに直接インストールするのは、
さすがに抵抗がありましたので、中古のサーバーを
1台手に入れ、そちらにソフトイーサをインストールし、
2つのネットワークをリンクさせる方法を取りました。
このまま会社のVPNに導入しようかとまで考えましたが、
ソフトウェアなので、サーバーマシンやクライアント
マシンのOSが変わって来ると使えなくなるため、
やめました。
しかし、このソフトイーサには、もう1つ驚くべき
機能が備わっていました。既にセキュリティが
組まれているシステムに対して、このソフトイーサを
セットアップすると、そのセキュリティを
通過できてしまう、というものです。
フリーソフトのまま開発を続けたら、えらい事になる
可能性もありましたが、開発者が会社を立ち上げ、
バージョン2から有料のソフトウェアになり、
きちんとした管理下に置かれた状態になったため、
その恐れは無くなりました。
働き方改革を進めようという事で、
テレワーク(離れた所で仕事をする)
というのが、再び脚光を浴びつつあります。
実際には、既にテレワークをしている人は、
それなりに多いかと思います。インターネット
環境がこれだけ普及していると、職務内容こそ
限定されますが、離れた所でも仕事をこなせる人は
一定数います。
パソコンで仕事をするのがメインである人は、
資料の参照さえできれば、その場で仕事ができる
ケースが多いというわけです。
問題は、勤務時間や給与体系をどうするか、
という事かと思います。
元々、勤務時間や場所に縛られないようにする、
というのが目的ですので、成果主義で給料を払う
事になりますかね?
とは言え、例えば図面を書くのが仕事であれば、
A3サイズの組立図は1枚5千円、
A4サイズの部品図は1枚千円、といった具合に
取り決めをして、それに沿って給料を計算できれば
理想ですけどね。
しかし、現実問題として、仮に同じA3の組立図で
あっても、設計して書き上げるのに4~5時間くらい
掛かる図面も有れば、1~2時間くらいで
終わってしまう図面も有るでしょうから、
仕事の内容次第で給料が激しく変動する場合も
あり得ます。一律に図面1枚いくら、
とは行かないかも知れません。
図面の難度によって、その都度単価を打ち合わせ
できれば良いのですが、件数・枚数が多いと、
それも大変です。
かと言って時間給にしてしまうと、離れた場所でも
長時間労働になってしまう恐れがありますので、
結果的に本末転倒になりかねません。
一旦、3ヶ月間くらいはテレワークを試してみて、
問題点をハッキリさせてから、本格稼働に
切り換えた方が良いかも知れません。
あと、テレワークのために、クラウドのような
システムを導入しなければなりません。
昔は、クラウドコンピューティングなんて
無かったですから、テレワークのための
システム構築は大変でした。
大手の企業だと、自力でシステム構築も
できるでしょうが、大抵は業者のVPNサービスに
加入したり、VPNルーターを買って自分で
構築したりしていました。
ちなみに、VPNとは、Virtual Private Network
(バーチャル プライベート ネットワーク)
の略です。
公衆通信網であるインターネットを使って、
社内LANのようなプライベートネットワークを
構築する技術です。
通常は、サーバーにアクセスできるのは、
社内にいる人間だけですが、インターネット回線を
経由して、遠く離れた人でも、あたかも社内の机で
仕事しているかの如く、サーバーにアクセスしたり、
社内に置いたプリンタから印刷したりできるように
したものです。
不特定多数の人が通るインターネット回線上に、
大事なファイルを流すわけですから、
それなりに強固なセキュリティが必要です。
構築には特殊なハードウェアが必要でした。
その設定が難しいのなんの。。。
例えば、自宅勤務している社員宅に置いた
パソコンとの間でVPNを構築しようとすると、
各人の自宅のインターネット環境によって、
VPNルーターの設定をいろいろ変えなければ
なりませんでした。
一言で自宅パソコンとは言っても、
電話回線(当時はADSL)で直接プロバイダと
契約している人もいれば、大規模マンションで、
その管理会社内にネットワークサーバーが有り、
そこでWebサービスやメールサービスが
提供されているような形態だったり、
ケーブルテレビのインターネット接続サービスを
使っている人がいたりしました。その全てで、
VPNルータの設定に互換性が無いのです。
試行錯誤を繰り返しても、なかなかつながらず、
かなりの時間と労力を費やしました。
今は良い時代になりましたねえ。
例えば、自宅のビデオで録画した動画を、
インターネット回線経由で、持ち歩いている
ノートパソコンやスマートフォンで
簡単に見られるようになりました。
難しい知識を必要とせずに、です。
話がそれますが、VPNのハードルが高かった時代、
ソフトイーサというソフトウェアが登場し、
結構話題になりました。
ソフトウェア上で仮想のLANカードを作り、
ソフトウェア上の仮想のハブにつなげば、
VPNが簡単に構築できてしまう、というものです。
これはいろんな意味で画期的でした。
高価なVPNルータは要らないわ、
ハードウェアのLANカードと設定方法が
同じだったため、簡単に設定できるわ、
設定するためにわざわざ現地へ出掛けて行く
必要は無いわで、自分の席に座った状態で、
全部できてしまいました。
バージョン1はフリーソフトだったため、
私も当時お試し感覚でセットアップして
みましたが、本業をやっている傍らで
簡単にできたので、驚いたものです。
それなりにネットワークの知識が必要ですので、
誰でも使える、というわけではありませんが、
社内LANの構築ができるレベルの人であれば、
難しくはありません。
フリーソフトをサーバーに直接インストールするのは、
さすがに抵抗がありましたので、中古のサーバーを
1台手に入れ、そちらにソフトイーサをインストールし、
2つのネットワークをリンクさせる方法を取りました。
このまま会社のVPNに導入しようかとまで考えましたが、
ソフトウェアなので、サーバーマシンやクライアント
マシンのOSが変わって来ると使えなくなるため、
やめました。
しかし、このソフトイーサには、もう1つ驚くべき
機能が備わっていました。既にセキュリティが
組まれているシステムに対して、このソフトイーサを
セットアップすると、そのセキュリティを
通過できてしまう、というものです。
フリーソフトのまま開発を続けたら、えらい事になる
可能性もありましたが、開発者が会社を立ち上げ、
バージョン2から有料のソフトウェアになり、
きちんとした管理下に置かれた状態になったため、
その恐れは無くなりました。