整列機とは?

部品供給方法、部品供給装置のいろいろ

スマートウォッチ

2017-05-31 10:05:01 | 効率アップ
コーヒータイム(与太話)

私は何故か、よく誕生日を間違われます。

日付だけならまだしも、誕生月を間違われます。

6月生まれですが、4月や5月生まれだと思っている
人が多いです。その場で訂正しても、何年か経つと、
また間違った月に戻っています。

最近は面倒なので、そのままにしています。

正確な誕生月を把握しているのは、恐らく私の肉親だけです。

ですので、4月に海外に行く時、旅行会社に届け出た年齢が、
実年齢より1才多かったり、「牡牛座だよね?」と言われたり、
5月に誕生日プレゼントをもらった事も数回あります。

今年も一ヶ月早く、プレゼントをもらってしまいました。

しかしこれが、モトローラのスマートウォッチなんですね。
しかも日本では発売されなかった初期モデル。

日本製とは違い、まずデザインが格好良い!

発売されたのは2年ほど前のモデルですが、
ソフトウェアが更新され、発売時には無かった
新しい機能も存分に使えます。

一番便利なのは、LINEのメッセージがリアルタイムで
転送されて来て、スマートウォッチに話しかける事で、
メッセージを音声認識でテキスト化し、
返信する事ができる機能です。

最近、スマホを手に持たずに電話している人を
よく見掛けるようになりましたが、時計に話しかける人は
まださすがに少ないので、人目が多い所では
少し勇気が要ります。

私が子供の頃にテレビでやっていたジャイアントロボの
1シーンだな、と思いました。近未来が現実化しつつある、
というのが実感できますね。

ジャイアントロボって、若い人は知らないでしょうね。

ちなみに、スマートウォッチやスマートフォンに
使われている電子部品も、その生産工程に
整列機が使われている物がたくさん有ります。
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部品の必要投入数

2017-05-30 15:21:43 | 効率アップ
ウエステックの整列機の動画を
ご覧になれば分かりますが、
部品の投入量が、整列穴の数よりも
かなり多い
事にお気付きかと思います。

部品の大きさにもよりますが、だいたい整列穴数の
3~5倍、部品が極小サイズの場合は、10倍以上もの
数量を投入しなければなりません。

それは何故か?

個々の整列穴の上を通る部品の数を、できるだけ多くする
必要があるから
、です。

目の前にある整列穴の向きと、流れて来る部品の向きが
一致しないと、部品は整列穴には入って行きません。
通り過ぎるだけです。

そのため、整列穴と部品が出会うチャンスを
できるだけ多くする、というのが鍵になって来ます。

欲を言えば、整列治具の上を、部品がまんべんなく
(切れ目なく)流れて行く状態が理想と言えます。

たまに、穴数100箇所に対して、100個の部品を投入し、
全て並べられないか、というお問い合わせを
戴く事があります。

べらぼうに時間をかければ、並ぶかも知れません。

想像してみて下さい。まな板くらいの広さの
整列治具があるとします。
ここに、縦10列×横10列=計100箇所の整列穴が
あるとします。
ここにピッタリ100個の部品を投入したとします。

仮に99箇所の穴に、部品が並び終わったとします。
残る穴は1箇所だけですが、残る部品も1個だけです。

つまりこれは、だだっ広いまな板の上に、
整列穴が1箇所だけ有り、そこに部品を1個だけ
流して入れようとしているのと同じです。

ほとんどの場合、穴のない所を無意味に
部品が往復するだけ、になります。

たまたま穴の近くに部品が差し掛かったとしても、
穴の向きと部品の向きが合致しなければ、
入らずに通過して行ってしまいます。

これでは正直、運まかせになってしまいます。

この、部品の投入数を常に充分な量に維持して
おかなくてはならない
、というのが、
整列機の欠点と言えなくもないです。

カンバン方式を採用している工場では、
必要な分の部品だけを供給する、
という発想ですので、整列機を使った
生産方式とは相容れない部分があります。

又、生産ロットの切り換わり時に、
前のロットの部品を使い切りたい、
という場合にも、悩みの種になります。

その場合、標準仕様の整列治具の整列エリアを
狭くして、整列数を減らす事により、
必要な部品の投入量を減らす、
といった方法を取る事もあります。
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治具を使って部品の向きを変える実例

2017-05-29 09:12:34 | 効率アップ
ウエステックでは治具を使って部品の向きを変える
方法をよく使っています。

内容は先日紹介しましたが、こちらも百聞は一見にしかず・・・
という事で動画をアップしました。

先日のブログでは、氷のような矩形の部品で話を
進めていましたが、この動画では細長い部品(ピン)です。

Tilt90°


寝かせた状態で並べたピンを、治具を使って90°起こす、
というものです。

「ピンって普通、立った状態で使うよね。
だったら最初から立たせた状態で並べれば?」

という意見が有るでしょう。ごもっとも。

もちろん、簡単に縦に並ぶピンは、当然ですが
わざわざ寝かせた状態にして並べません

しかし、いきなり縦に並べるのが
難しいピンもあります


例えが変ですが、日本刀は、柄の部分が短く、
刀身の方が長いのが普通です。
その境にツバがあります。

しかし、もしツバがほとんど
刀の中央付近にあったとしたら、
つまり、柄が長く、刀身よりもほんの少し短いだけ、
という日本刀があり、それと同じような比率で
できたツバ付きピンを並べる場合を考えてみて下さい。

これをいきなり縦に並べようとしますと、
柄の部分が上になって並ぶ物と、
刀身の部分が上になって並ぶ物が
混在してしまいます。

この場合、一旦は寝かせた状態でピンを並べます。
寝かせた状態であれば、ピンの向きを揃えるのは
簡単です。
その後で、90°立てる治具を使って、
ピンを起こせば良いのです。

また、ピンのように細長い部品は、横になった状態で
流れて来ますので、寝かせたままで並べた方が、
整列時間を短くできる場合があります。

整列穴には、正しい向きの部品だけが入るとは限りません。
入る寸法であれば、上下逆でも入ります。


それを振動条件だけで、つまり整列機の振動プログラムだけで、
違った向きの部品だけを穴から排出し、
正しい向きの部品だけを残す、というのは、
経験的にハードルが高い事が分かっています。

これはピンのような形状以外の部品にも言える事です。
もちろん、例外はありますが。。。
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整列させた後に、その部品の向きを変える

2017-05-25 09:44:30 | 効率アップ
ウエステックの治具は、整列させるだけに
とどまりません。

整列させた後に、その部品の向きを変える、
しかも多数個同時に、そんな事が可能です。

表と裏を引っ繰り返すのは簡単ですよね。
フタをかぶせて引っ繰り返せば、
フタの上には上下反転した状態で
部品が並びます。

部品と部品の距離が変わって欲しくない時は、
フタに浅い穴をあけておき、その穴に部品が
収まるようにしておけば良いだけです。

しかし、それだけでは芸が有りません!

穴の形状を工夫すれば、部品を90°倒したり、
45°傾けたり、といった芸当もできます。


例えば、製氷皿の穴1箇所1箇所に、氷が入っているとします。
その氷は、製氷皿に貼り付いている状態ではなく、
引っ繰り返せば自然落下する状態になっているとします。

そう、これは、整列パレットに部品が並んでいる
状態と同じです。

その上に、カラの同じ製氷皿を、左右方向に1.5cmほど
ずらした位置に、うつ伏せにかぶせます
(前後方向はずらしません)。

2枚の製氷皿を重ねたまま、引っ繰り返したらどうなるでしょうか?
氷は、カラの製氷皿の穴の壁に当たり、90°倒れながら
移り替わろうとします。

移し替え先の製氷皿が、氷を90°倒しても、穴の中にまで
入って行ける寸法になっていれば、全ての穴で、
氷の向きを90°変える事が出来ます。

実際には、氷は当然ですが寸法精度が出ていませんし、
2枚の製氷皿をずらして重ねる位置も、
目測になってしまいますので、
うまく90°回らない氷も多いでしょう。

しかし、部品の寸法精度が或る程度は出ていて、
治具の加工精度も部品以上に出ているとしますと、
治具をピン・ブッシュを使って正確な位置に
重ねられるようにしておけば、全ての部品が
90°回って移り替わります。

穴の形状を工夫すれば、45°回って止まるように
する事もできます。

部品が氷のように単純な形状でなくてもOKです。

仮に部品の大きさがコンマ数mmくらいしかなくても、
その精度さえ出ていれば、数百個、数千個の部品を、
一斉に向きを変えながら移し替える事が可能です。

この方法を使った治具の最たるものが、部品の6面検査
(上・下・左・右・前・後)用の治具です。

最初は上側が表面に来るように、整列機で並べます。
後は治具を使って、部品の向きを順々に変えていけば、
整列機は最初に並べる時に使うだけで済みます。

是非お試しあれ。
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「並べたい向きと違うんだけど?」って言われても・・・。

2017-05-24 13:04:53 | 効率アップ
ウエステックの整列機は、小物部品を並べる装置です。

お客様からお借りした部品を並べてみせた時、
「並べたい向きと違う」場合があります。

別に、わざとお客様の希望に反する向きで並べようと
した訳ではありません。

世の中には様々な形状・材質の部品がありますが、
どうしても並びやすい向きというのがあります。

単一材質の部品も有れば、数種類の材質が組み合わされて、
サブアセンブリーされた部品も有ります。

最初からご希望の向きに並べようとすると、
違う向きに並んだ物が多数混在する
もしくは、ご希望の向きと表裏逆に並べた方が、
5倍は早く並ぶ
・・・
といった場合、一旦は並びやすい向きで並べてしまい、
それを治具を使って、ご希望の向きに直す方が効率的です。

少々極端な部品ではありますが、具体例を挙げますと、
例えば、起き上がりこぼしのように、重心が或る方向に
偏っている部品が有るとしますと、当然ですが、
その部品は重心が下になって流れて来ますし、
整列穴には重心が近い方から落ちようとします。

この部品を、重心が上に来るように並べるのが
希望だと言われても、非常に難しいです。

よって、この場合は、一旦は重心が下に来るように
並べた後で、表裏を引っ繰り返した方が、
明らかに効率的です。

また、同じ部品を、工程によって、縦に並べたい時と、
横に並べたい時がある、とします。

その場合でも、縦に並ぶ整列治具と、
横に並ぶ整列治具を両方とも用意しておいて、
整列機で2回並べ直す、なんて必要はありません。

縦に並べて、その工程での作業が終わったら、
そのまま別の治具をかぶせて引っ繰り返す等して、
部品の向きを一度に(多数個同時に)変える事が出来ます。

矩形の部品から、ピンの様な細長い部品に至るまで、
整列機で並べられる部品であれば、その大部分が、
治具を使って向きを変える事が可能です。


表裏を逆にするだけにとどまらず、
90°倒したり、45°斜めにする事も出来ます。

次回はその説明をしたいと思います。乞うご期待。
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