整列機とは?

部品供給方法、部品供給装置のいろいろ

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1枚の整列治具に、同時に2種類の 部品を流して、整列させる事が可能か?

2018-07-09 11:56:30 | 効率アップ
前回のブログで、整列治具の専用化と共用化、
という話をしました。

ウエステックの整列治具は、並べる部品によっては
共用化(共用)可能な場合が有る事、しかし一方で、
仮に共用化が可能であっても、敢えて
専用化させる必要に迫られる場合が有る事、
について述べました。

さて、今回はそこから更に一歩踏み込みます。

異なる2つの部品を混ぜて投入し、
1枚の整列治具に並べる事は可能か、
というものです。

部品によっては、対応可能です。

しかし、そんな整列治具、使い道が有るのか?
とお感じになる方もいらっしゃるでしょう。

レアケースかも知れませんが、用途は有ります。
主に組立用です。

例えばOリングとリベットです。Oリングの
整列穴にはリベットは入りませんし、
リベットの整列穴にはOリングは入りません。



もちろんお互いの整列穴に入らないサイズの物を
選ぶ必要はありますが、だいたい同じくらいの
サイズであれば、お互い形状が違い過ぎるので、
違う部品の整列穴には入りません。

さて、Oリングとリベットを一緒に並べて
どうするの?と言われそうですが、
例えばこんなケースです。



マニホールドのフタが30個に対し、
Oリングとリベットを各4個ずつ配置する
必要が有るとします。

まずOリングとリベットをそれぞれ120個ずつ、
このパターンで並べます。

整列治具で並べた後、このパターンのまま
Oリングとリベットを各120個いっぺんに
吸着してマニホールドのフタに移し替え
られれば、非常に楽ですし速いです。

サイズの違う2種類のOリングを、
1枚の整列治具に並べる事もできます。



整列治具をこのような断面形状にしておけば、
小さい方のOリングが大きい方の整列穴に
並ぶ事はありませんし、逆もまた然りです。

さて、分かりやすくするために、敢えて簡易的な
例を挙げましたが、或る程度複雑な形状の部品でも、
1枚の整列治具に混ぜて並べる事ができる
場合があります。

しかし、仮に並べられたとしても、2つの異なる部品を
流す事で、お互いの部品に傷やダメージを与える事が
ないか等も慎重に検討する必要があります。

更に、ここが一番重要なのですが、それぞれの部品を
別々に整列させ、移し替えを2回やるのと、
どちらがメリットが有るのか、見極める必要が
あります。

実際、1種類の部品にそれ専用の整列プログラムを
使って並べた方が、整列時間が短くなりやすいです。

もしも、2個の部品を並べるのに各1分ずつを要し、
2回の移し替え作業にそれぞれ30秒かかるとすれば、
1タクト3分です。

一方、2個の部品を一緒に並べるのに2分を要し、
1回の移し替え作業に30秒かかるのであれば、
1タクト2分30秒です。

2個の部品を一緒に並べた時の方が30秒の短縮に
なりますが、これは移し替え作業が1回で済むからに
他なりません。

更に、各部品の整列プログラムが似通っていれば、
2個の部品を一緒に並べるのに1分半で済むかも
知れません。すると1タクトを2分に短縮できます。

逆に、2個の部品が、それぞれの整列穴で、
お互いの部品が並ぼうとするのを邪魔するような
傾向が見受けられると、整列に3分を要する事も
有り得ます。すると、1タクトが3分30秒になり、
時間をロスする事になります。

2種類それぞれ並べて移し替えを2回やっても、
1タクトの時間があまり変わらなければ
素直に2個別々に並べた方が良いかと思います。

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話が少しそれますが、1枚のトレーに、
サイズや形状の異なる部品を並べる用途というのは
他にも有ります。

例えば、1枚のトレーに、

・M3×L6のナベ小ネジを20本
・M3用の平座金を20個
・内径Φ5用のC形止め輪を12個
・M4×L10のキャップボルトを16本
・M4用のバネ座金を16個

以上を並べる必要があるとします。

このトレーは何に使うかと言いますと、
作業者が或る機器の組立を行う際に、
使う部品一式を揃えたものです。

その機器を組み立てるのに、
これらの部品全てを使い切れば、
つまりトレーが空になれば、
組み込み忘れが無い、
という事になります。

例えばM3用の平座金が1個、
トレーに残っていれば、
それを組み込み忘れている事になります。
組み込み忘れ防止のためのトレーです。

トレーを使わず、袋とかから平座金をその都度
出して組み込んでいると、組み込み忘れが
1ヶ所あっても、気付かない恐れがあります。

部品によっては、整列機でトレーをいっぱいにする
事が可能な場合もあります。
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