ウエステックの整列機は、小物部品を並べる
装置ですが、機械を使うほどの予算もなければ、
並べる作業自体も毎日やるわけではない、
という事で、手振りで何とかならないのか、
という依頼をたまに戴きます。
部品によっては、対応可能です。
ただし、やはり部品自身が簡単に並ぶ形状で、
かつそれほど重くない事が前提になって来ます。
人の手だと再現性がありません。よって、
正確な振動や傾斜を要する場合には、
手振りでは無理です。
また、部品自身が重く、整列数も多く、
整列エリアも広い、となると、手振り治具が
巨大かつ重くなってしまいますので、
それを何十回、何百回も振っていたら、
腱鞘炎になってしまいます。
実際によく有るお話が、ネジの様な丸い部品です。
上下の区別だけがある、という形状です。
以前のブログでも紹介しましたが、ネジを手振りで
並べるプラスチック成型品のトレーでしたら
安価に市販されています。しかし、そのトレーは、
「並んでいないネジが多くても構わないから、
取り敢えずネジの何本かが頭を上にして
並んでいれば良い」、というレベルの製品です。
しかし、並べた後の工程によっては、やはり100%
並んでいて欲しい、という場合もあるでしょう。
そこで、ウエステックの手振り治具を紹介します。
これはM3キャップボルト用です。

これを手で振ります。

実は、こんな穴形状にすれば、簡単に並ぶんですよね。

短時間で100%並びました。

あれ?でもよく見ると、隣にもう1本ボルトが
入ってしまっている穴が散見されますね。

ご心配なく。上から剣山状のフタをかぶせます。

この剣山ピンが、ボルトの頭を押さえます。

あとは引っ繰り返して、元に戻すだけです。
これで完璧です。

整列治具だけ取り出す事もできます。

なお、この治具は特許を取っています。
このように、ウエステックでは、手振りとは言え、
整列率を上げ、整列時間を短くする努力を怠りません。
ところで、腱鞘炎の話が出ましたが、
現実問題としまして、一日中振り続けるのであれば、
上の写真の治具くらいの大きさまでが使いやすい
ところかと思います。
大き過ぎますと、両手で振っても腱鞘炎になります。
工場にもよりますが、作業者には2kg以上の物を
持たせて作業させてはならない、という規則を
設けている所もあります。
写真の整列治具のサイズは100mm×100mmですが、
もし200mm×200mmのエリアに並べたいのであれば、
200mm×200mmの整列治具を振るのではなく、
100mm×100mmで4回に分けて手振りして、
4枚を揃えて置く方が現実的です。
装置ですが、機械を使うほどの予算もなければ、
並べる作業自体も毎日やるわけではない、
という事で、手振りで何とかならないのか、
という依頼をたまに戴きます。
部品によっては、対応可能です。
ただし、やはり部品自身が簡単に並ぶ形状で、
かつそれほど重くない事が前提になって来ます。
人の手だと再現性がありません。よって、
正確な振動や傾斜を要する場合には、
手振りでは無理です。
また、部品自身が重く、整列数も多く、
整列エリアも広い、となると、手振り治具が
巨大かつ重くなってしまいますので、
それを何十回、何百回も振っていたら、
腱鞘炎になってしまいます。
実際によく有るお話が、ネジの様な丸い部品です。
上下の区別だけがある、という形状です。
以前のブログでも紹介しましたが、ネジを手振りで
並べるプラスチック成型品のトレーでしたら
安価に市販されています。しかし、そのトレーは、
「並んでいないネジが多くても構わないから、
取り敢えずネジの何本かが頭を上にして
並んでいれば良い」、というレベルの製品です。
しかし、並べた後の工程によっては、やはり100%
並んでいて欲しい、という場合もあるでしょう。
そこで、ウエステックの手振り治具を紹介します。
これはM3キャップボルト用です。

これを手で振ります。

実は、こんな穴形状にすれば、簡単に並ぶんですよね。

短時間で100%並びました。

あれ?でもよく見ると、隣にもう1本ボルトが
入ってしまっている穴が散見されますね。

ご心配なく。上から剣山状のフタをかぶせます。

この剣山ピンが、ボルトの頭を押さえます。

あとは引っ繰り返して、元に戻すだけです。
これで完璧です。

整列治具だけ取り出す事もできます。

なお、この治具は特許を取っています。
このように、ウエステックでは、手振りとは言え、
整列率を上げ、整列時間を短くする努力を怠りません。
ところで、腱鞘炎の話が出ましたが、
現実問題としまして、一日中振り続けるのであれば、
上の写真の治具くらいの大きさまでが使いやすい
ところかと思います。
大き過ぎますと、両手で振っても腱鞘炎になります。
工場にもよりますが、作業者には2kg以上の物を
持たせて作業させてはならない、という規則を
設けている所もあります。
写真の整列治具のサイズは100mm×100mmですが、
もし200mm×200mmのエリアに並べたいのであれば、
200mm×200mmの整列治具を振るのではなく、
100mm×100mmで4回に分けて手振りして、
4枚を揃えて置く方が現実的です。
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