全くの与太話

コーヒータイム（与太話）

これは全くの余談、と言うか与太話ですが、一年ほど前、
或る地方都市に出張で行った時、奇妙な体験をしました。

出張先の最寄り駅のトイレ内での話です。

壁がタイル貼りだったのですが、小便器の前に立つと、
タイルに反射して、後ろに誰か来たらわかります。

わかります、とは言っても、所詮タイルなので、
後ろに人が来たり通り過ぎたら、人影、つまり人の輪郭が
見える程度です。

私の後ろを誰か通りました。奥が大便器になっています。
しかし、ドアが閉まる音がしません。

私は小用を済ませ、大便器の方を見ると、2個室あったのですが、
どちらもドアが半開きになっていて、中に人はいませんでした。

トイレは袋小路になっていて、小便器の後ろを通らなければ、
外に出る事はできません。掃除用具入れはトイレの外に有ります。
つまり、トイレの中に隠れる場所はありませんでした。

私が見たのは、確かに、と言うか、普通に人の輪郭でした。
頭が有り、胴体が有り、体を少し前傾させながら
大便器の方に移動して行きました。

あれは何だったのでしょうか？
そう言えば足音がしなかったような・・・。

タイルが実はプロジェクターになっている？（んなワケないか）。