5日後のW杯最終予選第4戦を見据えて組まれたUAE戦だが、相手の映像を見た前田(磐田)は「僕の想像していたイメージと違う」と戸惑いを口にした。
同じ中東勢とはいえ、技術に優れた若手を登用してボールをつなぐスタイルは、高い身体能力と鋭いカウンターを武器にするベテラン揃いのイラクと色彩が異なる。
FIFAランキングも120位と、78位のイラクとは開きがあり、単純に「仮想イラク」と位置づけるのは困難なようだ。
だからといって、試合の重要度が下がるわけでもない。
吉田(サウサンプトン)は「あまりイラクのことを考えすぎてもいけない。
明日は明日の試合で大事だし、まず勝つことを意識する」と力を込める。
半月前のベネズエラ戦は、欧州組の大半がシーズン開幕前だった影響もあり、攻守とも収穫の乏しいドロー決着に終わった。
所属先で数試合をこなし、選手たちのコンデションが向上した今回は、代表の威厳を取り戻す絶好の機会。
主力を欠く守備陣の連係確認も重要だが、ボールを長く保持する展開が期待できるだけに、攻撃陣も多くの好機を作って得点を量産したい。
「イラク戦に百パーセントで臨むなら、明日の試合から回転数をかなり上げていかないといけない」とザッケローニ監督。
大一番に弾みをつける上でも、無失点はもちろん、圧倒的な勝利が求められる。
(奥村信哉)
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