クラシックカー風の改造車で知られる光岡自動車(本社・富山市)は4月から中国で本格的に販売を始める。これまでは主に国内で年500台程度販売してきたが、成長著しいアジアに打って出る。
北京市中心部に展示場をつくり、高級スポーツカー「大蛇(オロチ)」など3車種をならべる。関税がかかるため、価格は1千万~2千万円程度と高額になるが、富裕層を中心に引き合いがあるといい、年30~50台は売れると見込む。上海などにも販売代理店を置き、将来は現地生産も目指す。
光岡は今年1月、タイで、初となる本格的な海外生産を始めた。タイを含む東南アジア各国で、小型車や中型セダンの改造車を、年120台程度売る計画だ。
河村賢整副社長は「富裕層が増えているアジアでは改造車への関心が高まっている。将来は現地生産も増やしたい」と話している。(橋本幸雄)
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