先日、広島で今年のヒロシマ・アピールズの記念講演会とレセプションがあったので参加してみた。
ヒロシマ・アピールズとは、公益財団法人ヒロシマ平和創造基金とJAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)が共同で毎年制作しているポスター・プロジェクトの名称である。
もともとはたしか64年の東京オリンピックのロゴやポスターなどで有名な故亀倉雄策先生の発案で、知事や市長と話して1983年から始まったもので、人類最初の被爆地である「ヒロシマの心」を視覚で訴えるポスターの連続企画として、毎年JAGDAの会員から1名がボランティアでデザインしているものである。
今年のデザイナーが佐藤卓さんだったこともあり、ちょうど居たので行ってみたという次第。
佐藤さんは、「明治のおいしい牛乳」やロッテ「キシリトール」ガムやNHKの「デザインあ」などで有名だけれど、六本木の21_21デザインサイトなどの企画監修など多彩に活躍中。人当たりの柔らかい人だ。
佐「あれ、なんでこんなところにいるの?」
は「いや、ま、偶然来てたので・・・」
佐「そうなの? ところで例の物件もうまくいっているみたいで」
は「そうそう、おかげさまで・・・、う、今回のポスター、重いですね」
佐「そう、うん、まあね・・・ハハハ」
みたいな会話がつづく。
で、ポスターはこれ。

佐藤さんの説明では、理屈という紙の上に大きな分銅が載っているという設定で、最後に急におもいついたらしく、そこに蝶がとまっているというもの。ま、見る人がいろいろ解釈してくれたらいい、そうだ。ま、テーマそのものが重いからね。
いままでのポスターは、最初の亀倉さんの焼け落ちた蝶に始まり、あとはピースとしての鳩やそういうイラストものが多かったけれど、写真のポスターは初めてだそうだ。
実際、この分銅も持って来ていて、持たせてもらったけど、ちょうど7kgらしい。ずっしりと重い。よく作りましたね。

亀倉雄策デザインの第一回ポスター
出典column.madamefigaro.jp
記念トークは、200名くらい来ていただろうか、東京からは、JAGDAの事務局長のSさんほか数名と協力の竹尾のAさんや印刷会社のNさんなど久々の人たちもたくさんいて、いろいろお話した。Sさんとは北海道でのデザイン会議や広島の上層部の人とのつながりがあって、話は盛りだくさんだ。
記念トークの流れは、ソロトークのあと、平和記念資料館館長と対談。
資料館は今年リニューアルを予定しているそうで、どうゆう方針をとるかで、今後の見せ方が決まる。
本当の原爆の悲惨さはこんなもんじゃないけれど、あまりそこだけ強調しても伝えるべきことはもっとあるのではないだろうか、と考え方もいろいろだし、そもそも本物の陳列物も70年経って劣化も激しいらしい。資料の保存も急務だ。
ということで、場所が平和記念公園内にある国際会議場だったので、休憩時間にちょっとだけ公園を散歩してみた。
約1年ぶり。相変わらず外国人が多い。それと、毎年8月6日に平和記念式典が行われているが、昨年が雨でたいへんだったこともあってか、今年は巨大なテントが用意されていた。ここに世界のVIPが参列する。結局オバマは来なかった。
今年はちょうど今日だ。朝8時15分、平和の鐘が鳴り、黙祷。昨年に引き続きケネディ大使が来た。100カ国の参列は過去最多だという。遺族も含め、5万5千人の参列であったそうだ。


ここのところ、政府与党の結束もほつれつつあるのか、本音がポロポロ出始めている。支持率対策や再稼働問題や安保法案もあって辺野古移転も一時延期とか臭い芝居もやるし、ブレーンや若手からは信じられないような発言も相次いで、取り繕いに必死だ。
「愚」とは彼らのことをいうための言葉だろう。やっぱりバカは死ななきゃ直らないんだろうか。
戦争に行くとか安全だとかの問題ではない。一旦迎合してしまったら後戻りはできないのだ。国家の信条の問題だ。
(こ)ちゃんもデモに行っているというし、僕も今度行ってみよう。30万人くらい集まれば無視はできないだろう。
今年もヒロシマの夏は暑い。(は/135)
ヒロシマ・アピールズとは、公益財団法人ヒロシマ平和創造基金とJAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)が共同で毎年制作しているポスター・プロジェクトの名称である。
もともとはたしか64年の東京オリンピックのロゴやポスターなどで有名な故亀倉雄策先生の発案で、知事や市長と話して1983年から始まったもので、人類最初の被爆地である「ヒロシマの心」を視覚で訴えるポスターの連続企画として、毎年JAGDAの会員から1名がボランティアでデザインしているものである。
今年のデザイナーが佐藤卓さんだったこともあり、ちょうど居たので行ってみたという次第。
佐藤さんは、「明治のおいしい牛乳」やロッテ「キシリトール」ガムやNHKの「デザインあ」などで有名だけれど、六本木の21_21デザインサイトなどの企画監修など多彩に活躍中。人当たりの柔らかい人だ。
佐「あれ、なんでこんなところにいるの?」
は「いや、ま、偶然来てたので・・・」
佐「そうなの? ところで例の物件もうまくいっているみたいで」
は「そうそう、おかげさまで・・・、う、今回のポスター、重いですね」
佐「そう、うん、まあね・・・ハハハ」
みたいな会話がつづく。
で、ポスターはこれ。

佐藤さんの説明では、理屈という紙の上に大きな分銅が載っているという設定で、最後に急におもいついたらしく、そこに蝶がとまっているというもの。ま、見る人がいろいろ解釈してくれたらいい、そうだ。ま、テーマそのものが重いからね。
いままでのポスターは、最初の亀倉さんの焼け落ちた蝶に始まり、あとはピースとしての鳩やそういうイラストものが多かったけれど、写真のポスターは初めてだそうだ。
実際、この分銅も持って来ていて、持たせてもらったけど、ちょうど7kgらしい。ずっしりと重い。よく作りましたね。

亀倉雄策デザインの第一回ポスター
出典column.madamefigaro.jp
記念トークは、200名くらい来ていただろうか、東京からは、JAGDAの事務局長のSさんほか数名と協力の竹尾のAさんや印刷会社のNさんなど久々の人たちもたくさんいて、いろいろお話した。Sさんとは北海道でのデザイン会議や広島の上層部の人とのつながりがあって、話は盛りだくさんだ。
記念トークの流れは、ソロトークのあと、平和記念資料館館長と対談。
資料館は今年リニューアルを予定しているそうで、どうゆう方針をとるかで、今後の見せ方が決まる。
本当の原爆の悲惨さはこんなもんじゃないけれど、あまりそこだけ強調しても伝えるべきことはもっとあるのではないだろうか、と考え方もいろいろだし、そもそも本物の陳列物も70年経って劣化も激しいらしい。資料の保存も急務だ。
ということで、場所が平和記念公園内にある国際会議場だったので、休憩時間にちょっとだけ公園を散歩してみた。
約1年ぶり。相変わらず外国人が多い。それと、毎年8月6日に平和記念式典が行われているが、昨年が雨でたいへんだったこともあってか、今年は巨大なテントが用意されていた。ここに世界のVIPが参列する。結局オバマは来なかった。
今年はちょうど今日だ。朝8時15分、平和の鐘が鳴り、黙祷。昨年に引き続きケネディ大使が来た。100カ国の参列は過去最多だという。遺族も含め、5万5千人の参列であったそうだ。


ここのところ、政府与党の結束もほつれつつあるのか、本音がポロポロ出始めている。支持率対策や再稼働問題や安保法案もあって辺野古移転も一時延期とか臭い芝居もやるし、ブレーンや若手からは信じられないような発言も相次いで、取り繕いに必死だ。
「愚」とは彼らのことをいうための言葉だろう。やっぱりバカは死ななきゃ直らないんだろうか。
戦争に行くとか安全だとかの問題ではない。一旦迎合してしまったら後戻りはできないのだ。国家の信条の問題だ。
(こ)ちゃんもデモに行っているというし、僕も今度行ってみよう。30万人くらい集まれば無視はできないだろう。
今年もヒロシマの夏は暑い。(は/135)