Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

1つの交通事故が2つの家族を交差させる奇跡が感動的な『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』

2019年12月01日 23時36分21秒 | 映画


2019年公開映画200本中50位。
(年間鑑賞本数目標達成🥳)

これはいい映画だった。・゜・(ノД`)・゜・。
親子や恋人の繋がりに焦点を当てた映画に弱い人は
きっと泣いてしまうだろう。

遠く離れた縁もゆかりもない2つの家族の運命が、
ある交通事故をきっかけに交差し、
思いもよらない形に繋がっていく
親子三世代にわたる感動のヒューマンドラマ。

最初はオスカー・アイザックとオリヴィア・ワイルドのエピソードから始まるんだけど、
謎にサミュエル・L・ジャクソンのナレーションで
「ヒーローとは」みたいな話をし出すから、
正直理解しづらかったんだよね。
(本題にはあんまり関係ないからいいんだけどw)

それが、途中からすごくロマンチックというか、
人の運命って面白いなと思える展開になってきて、
2つの家族が「あの日あのときあの場所に実はいました」っていう偶然と、
その2つの家族が、親から子へ、子から孫へ、
ってドラマが繋がっていく奇跡が、
観ていて「おおおお!そこそうなるのか!」
っていう驚きと感動がよかった。

確かに予想はつく展開だし、
作品としてのメッセージも
「人生辛いこともあるけどがんばって生きて愛をつかもう」的な
オーソドックスなものではあるんだけど、
実際にひとつの物語として観ると、
やっぱりいいもんだなと思いました。

きっと、縁もゆかりもない遠く離れた
2つの家族が近づいていく過程の奇跡感が、
この映画を面白く感じさせるんだろうなー。

話もキャラも意味がまったくわからない『羊とオオカミの恋と殺人』

2019年12月01日 23時25分53秒 | 映画


2019年公開映画199本中199位。

意味プーチン。
ついに今年一番つまらない映画に出会ってしまった。。。
つまらなすぎて、眠くないのに意識が飛びそうになるという。。。

内容は、、、まいんちゃんのスプラッター劇場だな。。。
ラブコメ、、、と捉えられなくもないけど、
僕にはわからなかった。。。

杉野遥亮が自室で首吊り自殺に失敗して、
その過程で壁に穴が開き、
そこを除くと隣人の福原遥の部屋が丸見え。

で、福原遥が夜な夜な人を部屋に連れ込み、
カッターで頸動脈を切りまくるという、
本当にただそれだけ。

街を歩いてても白昼堂々と人を殺すこともあり、
ラストの大量殺人含めて、
2時間で30人ぐらい殺してたかな。

杉野遥亮はよくないと思いつつも、
好きだからOKと容認してるし、
そんだけたくさん殺してるのに
優秀な死体処理係に頼んで痕跡が残らないから
警察沙汰にもならないという、
もはやファンタジーな世界。

世の中にはきれいな死体を欲しがる人はたくさんいて、
福原遥の作る死体は人気が高いからとかいう設定はあるけど、
それでお金をもらえるわけでもなく、
彼女の殺す動機がまったくわからない。。。

杉野遥亮に至っては、
人を殺しまくってるのにただかわいいというだけで
福原遥に恋してるとかまったく意味がわからないし、
さらに彼の演技の下手さが、
この映画のつまらなさを加速させている気がする。
(『俺の話は長い』のときはそんな下手だとも思わないんだけどな。。。)

これは、、、一体なんだったんだ。。。

プロレスラー一家の夢と苦悩がきれいにまとまっている『ファイティング・ファミリー』

2019年12月01日 13時47分40秒 | 映画


2019年公開映画198本中44位。

これは面白い。
夢を追いかける人にはぜひ観て欲しい。

アメリカで爆発的な人気を誇るプロレス団体WWEにおいて、
史上最年少でディーヴァズの王座を獲得した女性プロレスラーの伝記的映画。

プロレスラー一家で育ったサラヤ(フローレンス・ピュー)が、
地元のプロレス団体で活躍しつつ、
WWEに挑戦していく流れなんだけど、
もともとは兄妹でタッグを組んでて。

で、WWEの下部組織であるNXTにまずは入ろうとするも、
兄は試験に落ちてしまい、妹だけが単身フロリダに渡ることに。

そこで様々な壁にぶつかり、一度は諦めようとするんだけど、
家族と本音でぶつかり合うことで、
再び歩み出すという王道ストーリーを
笑いあり涙ありでまとめていて、
いい映画だと感じた。

そもそも、僕はプロレスをまったく見ないので、
いろいろ学びがあって新鮮だったというのも大きい。

まず、トレーニングがキツそう。。。
日本のプロレスラーが日々どんなトレーニングしてるのかは知らないけど、
作中ではジム内での練習に加えて、
ビーチで重りを担いでのダッシュや
トラックのタイヤを3回裏返すようなメニューが毎日続いていて。。。

さらに、女性プロレスラーの場合は
元モデルやチア出身もいて、もうメチャクチャセクシーなもんだから、
最初は彼女らばかり人気が出て、
サラヤも自分のスタイルに自信が持てなくなるんだよね。

サラヤは一応プロレス経験がある分、
そのセクシーねーちゃんたちを見下し気味だったから
余計に辛かったろう。

そんなんだから、まわりとの仲も悪くなっていって、
孤立してしまい、誰も頼る人がいないから、
精神的にもどんどん追い込まれていく過程が、
過去の僕自身の経験と似たところもあって、
とても共感できた。

そして、意外だったのかマイクパフォーマンス。
多くのファンを獲得するには、
リング上での戦いだけではダメで、
マイクパフォーマンスも練習しなくてはならず、
ここは自分の言葉でセンスあることを言わなくちゃいけないから、
ある意味フィジカルな戦い以上に大変だなと思った。

兄は兄で、自分だけが落ちたことにふてくされて
八つ当たりするようになるし。

妹に対する嫉妬でしかないのだけど、
自分がなりたかったものになれなくて、
身近な誰かがそれになったときは、
やはり自己否定されたような気持ちになるから、
そこも共感ポイント高かったな。。。

結局、兄はトレーナーとしてその後も活躍し続けるのだけど、
2017年に観た『キセキ -あの日のソビト-』で、
弟の方がアーティストとしての才能があり、
兄はプロデュース業に移ったというエピソードを思い出しました。

あとは、ドウェイン・ジョンソンが
ザ・ロック本人役として出演しているのが個人的にはツボ(笑)
彼のまだ髪がある頃のプロレスラーとしての映像も少し観れたのでよかった!

すごくいい映画なのだけど、
都内だと上映してるところが割と限られているので注意!

原作やアニメに神レベルで忠実すぎて笑いと涙が止まらなかった『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』

2019年12月01日 00時45分17秒 | 映画


2019年公開映画197本中8位。

どぅええええ!?
クッッッッソ面白かったんだけど!!
え、ちょっと待って、ヤバイ、笑いと涙が止まらない!!

もうね、原作やアニメに忠実すぎて神!
なんでこんなに再現度高くコミカルに面白くできるのか、
そのクオリティの高さに脱帽。。。
邦画のもろもろの漫画実写化作品を
すべて葬り去るだけのインパクトがあった!!

これね、フランス人がやってるってのが、日本人からしたらいいのかも。
日本人がやったらなんか寒いと感じてしまいそうだけど、
もともと北条司のキャラクターが綺麗な顔立ちだから、
フランス人の方が再現度高くなるし、
笑えるシーンも洋画のおバカなコメディ映画って感じで、
メチャクチャ笑えたwww
もう館内全体が始終笑いっぱなしだから!!

それでいて泣けるシーンもあるし、
エンディングは『Get Wild』だし、
『シティハンター』を好きな人はもちろんのこと、
知らない人でも楽しめる作品だと思う!!

そもそも、監督兼冴羽獠役のフィリップ・ラショーは、
小さい頃から『シティハンター』の大ファンで、
今回も可能な限り原作に忠実に作ることを目指したとのこと。

メチャクチャ愛を感じたよ。。。
じゃなかったら、キャラクターも世界観も
あんなに原作通りにならない。。。
特に獠と香と海坊主については、
漫画やアニメからそのまま出てきたようで、
出てくるだけで感動レベル。

でも、そのクオリティの高さの要因は
“吹替版“だったということも大きいと思うんだよね。

僕は洋画は字幕派で、小学生以降、吹替では観ていないから、
この映画が日本では吹替版でしか上映されないことを残念に思ったけど、、、
ところがどっこい、吹替版だからこそ、
さらに強くこの作品を面白いと感じられたように思う。
まさにアニメをそのまま観ているかのようで。。。

声は冴羽獠が山寺宏一、槇村香が沢城みゆきと、
そこだけアニメとは違うものの、
2人ともオリジナルの神谷明と伊倉一恵とほぼ同じ声でビックリ!
(とはいえ、神谷明も伊倉一恵も他の役で出てるし、すぐわかるんだけどw)

なお、海坊主は玄田哲章、槇村秀幸は田中秀幸、
野上冴子は一龍斎春水とオリジナルキャストをそのまま起用。

あと、個人的にツボだったのが、
ちょいちょいジャンプの他の漫画の要素が入ってるところ(笑)

神谷明が声をやってる人、
殴られたとき「ひでぶ!」って言ってたし
(元ネタは『北斗の拳』で、神谷明がケンシロウの声を担当)、
『ドラゴンボール』の亀仙人も映ってるからwww
(一瞬だから見逃しちゃいそうだけど)

いやー、これは笑えるし泣けるし原作に忠実で作り手の愛を感じるし、
本当に面白い映画だった!!
マジで映画館に観に行って欲しい!!