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北京大学の貧困学生: 勝手に退学後も善意の奨学援助を要求し、創業

2008-01-09 | Weblog
 善意で4万元もの奨学援助をする人がいるんですねー。この元大学院生も、騙し取るような形にせず、堂々と創業を相談していたら、ベンチャー投資をしてくれていたかもしれないのに・・・。

 全国で初めての「援助を受けながら、その恩を忘れた事件」の審理が12月27日に万州区法院で始まった。

 2003年8月、李富華は北京大学の大学院生の家庭が貧しいことを知り、2005年2月まで何度も学費を援助した。去年2月、李さんが学生の学習状況を調べると、大学院入学後、わずか1課目しかパスしていなかった。

 学生はとっくに大学院を退学していたが、なお金を要求し、もらった金で会社を作っていた。李さんは怒って学生を裁判に訴え、与えた4万元の善意の金を返還するよう求めた。李さんは「もし彼に悩みがあるのなら、私の前ではっきり言ってくれれば、彼を許し、告訴を取り下げてもよい」

 法廷で、学生の弁護士は、メディアが報道してからずっと、段は非常に落ち込んでいて、今日は出廷できないと語った。