中国の労働力コストが高くなって競争力を失うのではないかという議論が最近盛んで、別の記事で取上げたこともあります。現在の農民工のひどい待遇から見ると、最低部分の引上げはどうしても必要で、むしろ格差是正を進めるべきでしょう。
北京大学光華管理学院副院長の張維迎は、24日の科技博覧会・中国経済サミットで、中国経済問題を見るには世界的な大背景の下に見なければならないと強調し、今後の発展の問題は、収入分配も含めて全てグローバル化と関連があると述べた。
「今後3年から5年で、中国の労働力コストは30-50%上る可能性があり、さらにもし人民元が10%高くなれば、中国のどれだけの企業がやっていけるだろうか? 非常に大きな問題だ。もしこの問題を解決できなければ、企業は競争力を失い、就業を含む国内の多くの問題が解決できないだろう」
「中国の企業が、将来、これまでのようにコストの安さで競争力を保てないとしたら、また、技術革新がコスト上昇による競争力低下を補えないとしたら、中国農民は都市へ移ることができず、すでに都市にいる農民工も農村へ戻らなければならなくなるだろう」
北京大学光華管理学院副院長の張維迎は、24日の科技博覧会・中国経済サミットで、中国経済問題を見るには世界的な大背景の下に見なければならないと強調し、今後の発展の問題は、収入分配も含めて全てグローバル化と関連があると述べた。
「今後3年から5年で、中国の労働力コストは30-50%上る可能性があり、さらにもし人民元が10%高くなれば、中国のどれだけの企業がやっていけるだろうか? 非常に大きな問題だ。もしこの問題を解決できなければ、企業は競争力を失い、就業を含む国内の多くの問題が解決できないだろう」
「中国の企業が、将来、これまでのようにコストの安さで競争力を保てないとしたら、また、技術革新がコスト上昇による競争力低下を補えないとしたら、中国農民は都市へ移ることができず、すでに都市にいる農民工も農村へ戻らなければならなくなるだろう」