三面記事から見る最近の中国

気軽に読めるニュースを、バックグラウンドの説明や私の感想を交えながら、紹介します。

大学合格記念に、父親が息子と新彊から北京まで3,500キロの自転車旅行

2010-08-31 | Weblog
 中国の大学は9月が学期の始まりで、各大学には合格した学生が集まり始めています。3,500キロも自転車で走ってきた人は他にはいないでしょう。でもこの父親はどんな仕事をしている人なんでしょうかね?

 「とうとう北京に着いた!」、昨夜、父子が24日かけて新彊から自転車で北京にやってきて、天安門の前で抱き合って記念撮影をした。今年息子が北京聯合大学に合格し、父親が息子の意思を鍛錬するために自転車で付き添って北京まで来たのだ。

 今回自転車で3,500キロも離れた北京まで来たことは一生忘れないという。家はハミにあり、8月5日に出発したが、翌日には大風が吹いて自転車が進まず、テントのグラウンドシートが吹き飛ばされ、服のポケットに入れていた100元も飛んでいってしまった。

 親子は旅行途中には非常に多くの心温まる話があったという。今回の24日の旅行で4,000元以上使った。もし列車なら1,000元余りだが、収穫は多く、疲れたが値打ちがあったという。

中国の春秋航空が日航スタッフ受け入れを計画

2010-08-26 | Weblog
 春秋航空が茨城空港に乗り入れ、格安切符を出すことは日本の新聞でも報道されました。日航の解雇される社員を雇ってくれるのはいいことですが、どのくらいの給料を出してくれるのでしょうかね。

 民営の春秋航空は昨日、7月開通した上海-茨城チャーター便で312元の格安切符を出すと発表した。この路線は同社の唯一の国際線である。急速に拡大している春秋航空は日本航空と交渉して日航の社員を引き入れたいとしている。

 日航は8月31日に再建計画を出す予定で、総計1.6万人の社員を削減し、国内と国際線45本をなくし、2012年末までに株式を再上場したいとしている。日航が削減する826人の乗組員と1,877人の客室乗務員は春秋航空では貴重な資源である。

万博グッズのニセモノ、10万件以上を廃却に

2010-08-24 | Weblog
 暑い中も万博には大勢の人が来ているようです。万博マスコットは写真では見ていますが、本物は見たことがありません。でもニセモノ大国中国ですから、マスコットのニセモノも当然出てきて、その廃却の儀式もやります。

 上海万博局は会場内でニセモノの万博グッズを廃却する儀式を行った。会場内や周辺地区から押収した違法なニセの万博商品10万件以上を廃却するために、指定の処理場へ送った。

 万博が始まって以来、ニセモノ商品販売などの違法な活動に注目し、上海市の各部門が連携して、製造拠点、販売拠点を取り締まり、1,000人以上を逮捕し、大量のニセモノを押収した。

 園区の警察は、万博マスコット海宝のニセモノには粗悪綿などの充填物が詰められているので、ディープな接触をすると健康を害する危険があるので、商品は指定の店で買い、僅かな利益のために露天などの商人から買わないよう注意を呼びかけている。

北京ダックをローストするときに出る油を回収して再利用

2010-08-19 | Weblog
 中国では「地溝油」といって、溝に捨てられた油を回収して再利用することがあり、これは明らかに衛生的に問題があると思いますが、北京ダックから滴り落ちる油はおいしそうで、問題なさそうに思えますが、やはりダメでしょうかね?

 小さな店では北京ダックを焼くときに滴り落ちる油を使って料理している。ダックから流れ出る油を下の金属の皿で回収すると、匂いはいいが、色は黒く、かつ多くの雑質が浮かんでいる。

 この油には多くの調味料が含まれているので、人気があり、羊肉の串焼き屋台や朝食の屋台、小さな食堂、さらには社員食堂などもやってきて買っていく。北京ダックの店は、1ヶ月に600キロのダック油を回収し、キロ6元程度で売っている。

 有名な大きな北京ダックの店はこの油をどのように処理しているのだろうか? 全聚徳は出てくる油は全て資格のある回収業者が処理し、市場で再利用されることはないという。便宜坊もこの油を含めて厨房から出るゴミは統一回収処理をしていて、回収時間、回収量は全て記録している。集めたゴミは全て脱水脱油処理をして、最終的に堆肥にしているという。

地面の温度が高くなりすぎ、アスファルトがからまった車が立ち往生

2010-08-16 | Weblog
 もう北京などは暑さも峠を越えているかもしれませんが、これは7月の記事です。アスファルトが溶けて車が走らなくなったという、夏らしい話題です。ブログでは写真が小さくて見にくいかもしれませんが・・・。

 鄭州市の興華街から北を見ると、200メートルの間に6台の車が止まっていた、バス、タクシー、自家用車、さらには救急車まであり、その他の車も徐行していた。気温が高くアスファルトが溶け、車が通ると車輪にアスファルトがつき、さらにはアスファルトの下に敷いてある基布が剥がれて車輪に巻きつき、走れなくなった。

 この道路では2日前から約500メートルに渡って工事が始まった。アスファルトは前日の夜にはまだ敷かれていなかったが、朝7時過ぎには敷かれていたという。最初は問題はなかったが、10時過ぎから問題が起こり、多くの車が停まり、小規模な交通渋滞が起きた。

写真:http://www.bjd.com.cn/10jbtp/201007/t20100707_626018.html

ネット市民の5割は地下鉄で痴漢にあい、7割は反抗せず

2010-08-13 | Weblog
 痴漢は中国でも結構多そうです。確かに証拠を取るのが難しく、冤罪事件の元ともなるので、あまり混みすぎないのが一番ですが、それも難しいですね。

 インターネット調査によると、調査に応じた227人の中で、52%は地下鉄で痴漢の被害にあったことが分かった。そして72%は痴漢にあったときに反抗や制止などをしなかった。突如身体を触られ、反応できなかったり、なんとか忍んでやり過ごそうとの考えである。

 痴漢の原因について、地下鉄が混みすぎているというのが47%、乗客の素質が低いが42%だった。また法律の処罰が軽すぎるのも誘因であるし、瞬間的に密かに行われるので証拠を取るのも難しいという問題がある。

北京首都空港のターミナルビルは無線ネットワークが全領域をカバー

2010-08-11 | Weblog
 最近はどこの空港でもパソコンをしている人をみますが、北京空港も無線LANが便利になったようです。私はパソコンを持ち歩かないので、恩恵は受けませんが、韓国の仁川空港では無料でインターネットが利用できるので、行けば使います。

 首都空港の無線ネットワークシステムが試験運用をスタート、旅客は1号ターミナルと2号ターミナルで無料でネット接続でき、8月以降は3号ターミナルと駐車場でも無料のネットワークが使用できるようになる。

 旅客は「二代身分証」か「パスポート」で無料インターネット使用番号を取得し、誰でも無料で5時間はインターネットを使える。一つの身分証で毎日最大3つの番号を取得でき、全て当日有効となる。

 使用の手順は、使用番号とパスワードを取得し、自分のノートパソコンから“AIRPORT WIFI”に接続すると、自動的に「首都空港無線接続ポータルサイト」につながり、ユーザ名、パスワードを入力すると登録に成功し、IEブラウザーが開いて接続する。