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中国の学生は成績は優秀だが、バンケットの余興では個性がない

2007-05-12 | Weblog
 最近は日本も物理オリンピックや数学オリンピックが取り上げられるようになりましたが、中国ではずっと前から重視されてきました。勉強ばかりしてという傾向もありますが、音楽や踊り、書画など他の才能もすばらしい人もたくさんいます。

 4月29日、第8回アジア物理オリンピックが上海で閉幕した。これはアジアの高校生の物理学領域での最高レベルの競技である。中国の選手は8人の選手が金メダル7つ銀メダル1つのすばらしい成績を示した。ここ数年中国の学生の成績は1、2位である。

 毎年各省市の物理オリンピックの上位入賞者が全国オリンピックに参加し、1等賞を獲得した30人余りの選手が南京大学で統一訓練を受け、その中から8人が選ばれてアジア物理オリンピックに参加し、5人が世界物理オリンピックに参加する。

 南京大学の陳教授は「彼らは秀才中の秀才で、理論試験での強さははっきりしている」という。中国の選手に何が不足しているかという話になると、同教授は「成績ではすばらしいが、バンケットでの余興は得点できなかった。外国の選手の余興は創意にあふれていたが、我々の学生は大合唱をしただけで重苦しい感じだった。今後の科学研究でも個性があり、創造力に富むことが重要な素質だということを知らなければならない」