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2年間で全国的に携帯電話の一方向料金制度を目指す

2007-05-06 | Weblog
 中国の携帯電話は、電話を受けた方にも料金が発生する仕組みで、変だなと思っていましたが、掛けた方だけに料金が発生するようになりそうです。そうなると携帯電話で話す時間が長くなるのでしょうか、短くなるのでしょうか?

 信息産業部と国家発改委は4月27日、北京で通信費に関する座談会を開き、携帯電話の費用レベルを一段と下げ、2年程度で全国的に通話料金の一方向料金制度を実行するよう努力すると述べた。

 信息産業部は、携帯電話料金は一方向料金制度と、低料金化に向かっていると説明した。ユーザに選択の余地を与えるため、これまでの双方向料金制度は残すが、今後新しく双方向料金制度を認可することはないという。

 また携帯電話の国内でのローミング費用を一段と下げる計画で、具体的なタイムスケジュールとしては12月に費用の上限調整案を作る。

 業界では、一方向料金制度が始まると、電話をかける側の料金が上がるだろうと見ている。また、ローミング費用を下げると、携帯電話の料金が固定電話と同じか、あるいは低くなり、固定電話の事業者に強烈な影響を与え、PHSのメリットが失われるという。