明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

Blackberry を TCL が作らなくなったって、エラいこっちゃ! part2

2020-04-14 21:28:18 | 科学・デジタル
アップルが iPad をリニューアルして一躍タブレット市場の注目を浴びて以来、我が家のデジタル環境を本格的に見直す必要が出てきた。Blackberry が先行き不透明な状況なので、そろそろ本気で考えなくてはいけないと思い、いろいろ調べ始める事にしたのだ。ネットでは、今、7〜8インチのマイクロノートブックが熱い視線を集めていることも気になっている。私のデジタル環境は、どうすれば最適化するのか?

まず現在の使用状況を確認しよう。

① スマホ・・・Blackberry keyone (3年半使用中)
② タブレット・・・iPad mini 4
③ ノートパソコン・・・Macbook pro 13
その他に Blackberry Classic と iPhone 5 を現在使ってはいないが、一応持っている。

以上のうち、現役の3台はそれぞれ役割分担して使っているが、ブログを書くのは Blackberry で、大変気に入って毎日使っている。これが使えなくなる可能性が出てきたのだ。ここまでは前回書いた通りである。ノートは goo のブログ投稿が主な用途で、後は銀行やクレジットの残高管理と、ゴルフの You Tube 番組の視聴に使っている。ノートは立ち上げに時間がかかるので、どうしても使うのが面倒くさいと思ってしまうのが難点である。その点 iPad mini は寝転がっても見れるので、ネットニュースやブログのカウントとか、使用頻度は一番多いかも知れない。結局 Blackberry を普段遣いにして持ち歩き、家では iPad mini でネットを見て、何かキチンとした作業をする時には Macbook Pro を使う、という形だ。

これはこれで完結している環境だが、Blackberry が無くなった時に備えて「ブログ作成のデバイス」を確保しなくてはならない。

日本語を打つ、という環境を考えると、

① まず「全角で、ひらがな・カタカナ・数字、それと英文字」が、間違いがなくて簡単に打てること、が絶対条件だ。英文字は場合によって全角と半角を併用しているが、半角で打つ場合に文字の前後をスペースで空けると見てくれが良いので、私は最近は全部半角で「スペース+文字+スペース」を打つようにしている。「ぴゃ、きょ、かっ、チッ、ぎぃ」なども全然問題ない。前使っていた日本語変換では「。=まる」と「. =ピリオド」を打ち分ける時に上手く行かなかったが、その点今使っている google の日本語変換は完璧である。まあ、出来て当たり前であるが。

② そして大事なのが特殊文字で、「かっこ、なかぐろ」を多用する私には、ある意味「死活問題」とも言える。既に Blackberry 用に AquaMozc とか Wnn とか評判の良い日本語変換が前から出ているが、確か「日英切り替え」か「特殊文字」かどちらかがやりにくくて、結局 Google にしたような記憶がある。私は Google が気に入って使っているが、「音節順次変換」の切り分け方法が上手く出来ないので、今はソフトが勝手に切り分ける時に「ついでに変換する」だけで、ソフトがやってくれない時は「頭から打ち直す」ベタな方法で乗り切っている。だから音節は単語レベルで変換して、長い文章を打ってから一発変換っていう「秘技」は使えないのだ(くやしーっ!)。まあそれでも入力に困るほどではないから、十分である。

③ 問題なのは「漢字変換」である。Blackberry のオリジナル日本語変換は、目的の単語が出てくるまでに「無駄な、ありえない組み合わせの漢字」がズラーっと出てきて、欲しい変換文字に行き当たるまでに相当時間がかかるから使い物にはならない。私は古代史が専門だから出てくる個人名が正しく変換されないものは全然使えないのである。今使っている Google の日本語変換は「じんむ・すいぜい・あんねい・いとく」と打つと、1発目に「神武・綏靖・安寧・懿徳」と変換してくれるから実にありがたい。以前、聖徳太子が変換されなくて、文章入力を諦めたことがあるくらいだ(古代史は難しい読み方のオンパレードである)。前後の文章を考えて「変換結果の順序」を変えてくれる日本語変換が使えれば最高なんだが、まあそれは無くても仕方ないのかなぁ、と諦めている。だから単語を打つ度にスペースキーで変換するが、それ程面倒には思ってはいない。もう慣れただけ、なのだが。このやり方で5000字ぐらい打つのは朝飯前である。

しかし、それもこれも Blackberry の稀有なキーボードがあるからだ。このキーボードが無くなると考えると、ソフトキーボードを使うしか無いが、これが私には上手く使えないから困ってしまう。他の物理キーボードは「キーのタッチ感」が何としても安っぽくて、私の Blackberry の素晴らしい「ゴージャスなストロークとクリックの感覚」には及びもつかない出来だから「更に困惑」である。Blackberry は打っているだけで気分が高揚してきて、文章も何か「中身が詰まっているかのような錯覚」に陥るから不思議なのだ。あー、これじゃ Blackberry から離れられないじゃん!

今のうちに予備の Blackberry KEY2 を一台買っておけば、Classic もある事だし、10年以上は持つかもね。但し、ブログ入力専用機になって、他のスマホ用途には別途「最新式」のものを持たなきゃいけないから、荷物が増える(今は WiFi も持って出るから3つになる!)。そうなると Apple family の連携を考えれば、Macbook pro とIPhone の1択になるかなぁ。やはりアップルの「MEMOアプリ」は秀逸である(私の使い方では、SimpleNote と同格かそれ以上だ)。

万一の時のために、今から IPhone を使ってMEMOアプリでブログを書く練習するのもいいかとは思っている。今の Blackberry KEYONE はすっかり手に馴染んで「もう左手の一部」と化しているし、右手も大分回復して「キーを打つ速度」も調子が良いときは、左手とそれ程変わらない位に打てる「場合もある」。勿論私は右利きだから、本来は左より「ずっと右の方が速い」のだが、やっとストレス無く打てるほどには回復したという事である。だから今は文字を打つのが楽しい。

これなら画面タッチ式でも行けるんじゃないかと思い、幸い IPhone 5 が手元に残っているので、充電して「日本語フリック入力」を試してみる。なかなか慣れないので多少の時間がかかるが、キーを押した後に「押したまま前後左右に指をずらさ」なければいけないので、余程正確に指を置かなければ「誤入力」も十分ありえる。私の回復程度では、まだ完全には操作が出来ないのだ。入力するには左右の親指を使って連続して入力しなければならないのだが、まだ右手の親指が上手く動かない。更に人差し指では「もっと遅くなる」ので、やはり何か心もとない感は否めない。物理キーボードのように「このキーを押せば、あの文字が必ず画面に出る」と言う程の「絶対的な信頼関係」がソフトキーボードでは作れ無い、と感じた。スマホの静電容量方式は微細な電気信号を入力と捉えるので、「微かに触れただけ」で1回の入力にカウントされてしまう点が「最大の難点」である。

Blackberry のキーボードは「キーに触れた」感覚と「押し込む」感覚と「途中で止めた」感覚と、一つのキーを操作するだけで「3つ」の感覚を使い分けられる。おまけにキーの「右半分」というような微妙な感覚も、慣れてくると指に「感じる」事ができるようになる。この「味」が静電容量画面タッチでは「全く無い」のが何とも機械的で、ブログの思考形態には合わないのである。タッチ式は画面を見ないと「ちゃんと打てたかどうかわからない」ので、画面の「ひらがな」を見ながら入力することになるが(勿論、適宜変換されるが)、これが考えながら打っている「脳の思考回路」と一致しないのである。何しろ、頭では「漢字まじりの文章」をイメージしているのに、打たれた文字は「小学生のような」ひらがな文なのだ。まるで自分が一瞬「馬鹿」になったような気分である。この変な気分が「入力している間中ずっと」続くのだ。耐えられないほどじゃないが、大いなる「ストレス」である。やっぱりタッチ式は具合が悪い。それにクリック感がないから、「リズム」も悪い。やっぱり好きになれないのかなぁ。

そんなこんなで IPad と Bluetooth キーボードでの入力か、Macbook pro での入力にすればいいじゃないかと思うが残念ながら、そうは行かないのが私の「こだわりの悪い癖」である。それは、歩きながらでも思い立ったらスグに入力したい、という私独自のライフスタイルにある。どこでもポケットからサッと出してそのまま「ワンタッチで文章を開き、即打つ」という、スピード感が大事なのだ。20字打つこともあれば、1000文字ぐらいを「一気に」書くことだってある。あるいは Dropbox に人物名を忘れないようにメモしたり、Evernote に覚えたての和歌を書き留めたりという「記憶の引出し」を追加・呼出するのにも、この簡単・便利さで重宝している。一度喫茶店に IPad を持ち出して Bluetooth のキーボードで打ってみたが「目が悪いせい」か、どうしても姿勢が前かがみになってしまい、身体が痛くなって1時間と持たなかった。それに喫茶店で打つには「持って歩かねばならない」から、途中で必要ないからと言って投げ捨てるわけにも行かない。結局無駄なのである。それで、Blackberry に変わるものは「ウルトラモバイルブック」しか無い、という結論に至った訳だ。

そこでポケットに入るUMPCにターゲットを絞り込んで探してみることにした。マイクロブックには中国の「One-Note Technology の OneMix3 PRO」と「Shenzhen GPD Technology の GPD Pocket 2」と「CHUWI の MiniBook 8」とが出ている。全部中国のメーカーだ(何で日本のが出てないのか不思議だが、多分そんなに売れないからだろう)。画面の大きさは最初7型だったのが、最近は8.4型と大きくなって、キーもストロークがしっかりあって打ちやすいらしい。勿論、机に置いて使うのである。歩きながら打つというわけにはいかない。持ち運びにはそれなりの利便性があるが、打つのに「椅子に座らなければいけない」というのでは、何の意味もないではないか。これじゃ「途中で捨てなくていい」だけで、大してメリットは無い。あー、何とかならないかなぁ〜。おまけにネットのレビューを読んだら、キーボードの配列が「どうたらこうたら」と七面倒くさいことばかり書いてあるじゃあないか。だったら IPad と Bluetooth キーボードをカバンに入れて持ち歩いたほうが、よっぽど良くない?( Macbook は流石に重すぎて、持ち歩くのは無理)。結局3つとも却下になった。

結論:将来的には IPad 10.5 インチに Bluetooth キーボードを組み合わせてメインにし、スタンドで文章入力及び寝っ転がってネット閲覧、たまに持ち出して「喫茶店で長文校正・ブログ投稿、そしてスマホで「いやいやながら」Memo の下書き& Dropbox と Evernote の記録作成、と言う2段構えで行くことにした。 Macbook はお払い箱である。とにかく重いのだ。IPad mini は画面が小さいので、映画を見たりするのに不向きである。それで IPad とスマホの2台体制になりそうだ。。多分5年後ぐらいしていれば 無敵の Blackberry もヘタってきて、史上最高のキーボードも「キーが欠けたり」してくるだろうから、渋々 IPhone に鞍替えしている頃である。私は最後の時には「愛する Blackberry よ、長いことお疲れさまでした!」と、声を掛けて労ってあげたい。ああ、さよなら Blackberry !!!

って、まだ現役バリバリなんだけど・・・。

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