明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

日本代表はツメが甘い

2016-03-25 20:00:24 | スポーツ・ゴルフ
中盤から後ろではグルグル回しているのに前に放り込むと、ガラ空きのディフェンスにいつものサイドからの折り返し。策がない。アフガニスタンはディフェンスがゆるゆるで、日本選手はシュート打ち放題なのに入らない。最後に出す短いパスを「パスしやすい所、打ちやすい所」に出すのではなく、相手の「弱点に出す」のが上手いパスだ。金崎、自分が点を取りたいだけで、全然周りが見えてない。

まあアフガニスタンの守備は、後半はまるでバラバラなので比較にすらならないが、強い相手を想定してベストの戦術を選択して貰いたいものだ。この調子では、シリア戦は心許ない。メンバーを固定してない弊害が細かいミスに出てきてアフガニスタンだから大事に至らないが、シリア相手では逆襲にあって点を失う可能性が大である。

香川を投入して戦術的な展開を狙ったのに、単に点を取りに行くだけで新しい突破口を演出できず、球を欲しがって下がってしまう悪い癖が一向に治ってない。しかもシュートチャンスには球をふかしてバーの遥か上を飛んで行くという素人臭い打ち方をしてしまう。まだまだ試合をコントロール出来てないという事を露呈してしまった。残念である。

ノッポのハーフナー・マイクを最後に入れたのはホジッチ監督の戦術の幅を拡げる意図が見えて期待したのだが、その高さを活かすフォーメーションのシフトが出来てない。全員が点を取りたがっては試合にならない事ぐらいわかりそうなのに、ハーフナー・マイクがヘディングすべき所で吉田が割り込み、何のための投入なのかわかってないのがバカバカしくて話にならない。

今回のアフガニスタンなら取り立ててあれこれ言わなくても勝てるはずだが、そのアフガニスタンと緒戦で引き分けているのは何故なのか?その反省が今回の試合で活かされたかと言うと疑問だ。たまたま岡崎が点を取ったからいいようなものだが、今回も前半は嫌なムードになり掛けていた。岡崎のゴールが無くて無得点で折り返していたら、後半は難しい試合になっていたかも知れない。

点が入ればいいというものじゃないと思う。しっかりとした意図を持って試合に臨まなければ、もっと強い相手には勝てない。そんな気がした試合であった。勝利に水を差したくはないが、手放しで喜べないのが惜しい。日本代表、もう一歩である。

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