明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

(月)今週の気付き(71)追い詰められた森会長

2021-02-08 15:49:56 | ニュース

1、森氏を支える老人集団
遅ればせながら、日本でも多方面から辞任すべきだとの声が上がっている。しかし五輪組織委員会や政界・経済界から「森さん、やめないで!」との大合唱が出た。一部には、辞任して後を安倍前首相にバトンタッチという意見もある(TBS 東国原氏)。これほど迷走するのはなぜなのか。森首相がいないと「オリンピックが潰れてしまう」と口を揃えて言う「社会構造」がある、と山口真由弁護士は言っていた。やはり女性の意見は真っ当である。

そこでいま、オリンピックはコロナで開催が危ぶまれている状況を考えて、私はこの際オリンピック開催問題を「女性蔑視問題」にすり替えて、思い切って中止を正当化するのが「一番いい落とし所」だと思っている。

つまり、
a. 森会長の発言は女性差別・LGBT差別につながる旧態依然の考えで、絶対に容認出来ない
b. 組織委員会メンバーも即時反対の手を挙げなかったので「同罪」である
c. 世界からもぞくぞくと批判の声が出ているのに、「余人を持って代え難い」などと言っている政財界も「意識が古すぎる」から解体するべきだ
d. オリンピックは誰のためにあるのか。こんな時代錯誤の男性偏重社会に牛耳られたオリンピックであるなら、開催する意味はない
e. よって旧態依然のオリンピックというイベントは「日本国民の意思」で中止する

以上の論理で、中止理由を「オリンピックに群がる利権構造」にすり替えるというもの。これでコロナに負けたわけじゃない、と大義名分が立つ。

あるいはこの際、五輪組織委員会を男女平等の大原則に則って「男女比率5対5」に大改革し、全ての業務をできるだけ男女の区別なく運営して、森会長の代わりに「女性会長」を立てるというのはどうだろう(橋本聖子オリンピック担当大臣は残念ながらしがらみが多いので、却下)。オリンピックの開催目的を、国際融和から「ジェンダー平等」という新しいメッセージに変えるのだ。日本体育連盟やIOCなども、男女平等の目的で新たに結成された組織委員会であれば、表立って反対することは「世論の盛り上がりから言っても」出来ないだろう。全ての競技を「女性活躍を大上段に掲げて」大会運営すれば、まさに「画期的」なオリンピックになることは間違いない。そうすれば「世界中の女性の後押し」を受けて「歴史的な大成功」となる可能性も、大いにあると私は見た。こういうオリンピックなら、私も「ワッショイ・ワッショイ」と大声援を送りたい。

森会長の不用意な女性蔑視発言を逆手に取って、一気にピンチをチャンスに持っていく。これこそ逆転の発想である。案外いけそうなんだけど、どうかな?

まあ失敗したとしても、どっちみち開催は難しい。ここは一発、清水の舞台から飛び降りるつもりで「女性パワー」に賭けてみるのもアリだと思う。


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