たまたま SMARTNEWS を見てたら、科学の進歩に驚愕したって話。この地球では昔も今も、想像だにしていなかった技術が発明され続けている。この、ただただビックリの現状を知った順に4つ書いてみたい。
1、中国で、砂漠を緑に変える「ペースト」が開発される
中国重慶市の科学研究チームが、砂を土に変える技術を開発したという。人類の夢を実現した奇跡の大発明である。しかも安くて大量生産が可能だという。この技術をバンバン使っていけば、サハラ砂漠でもアラビア砂漠でもゴビ砂漠でもどこでも緑地に変えることができて、農地や牧草地として食料不足解消に貢献できるではないか。凄い話である。勿論元々乾燥している土地だから砂漠化したわけで、緑化しただけで農地になるわけではないが、この調子で研究を続けていけば、いずれ地球も「より住みやすい環境」になっていくであろうことは間違いない。科学とは、人類を幸せにする事ができるツールである!。しかし研究開発の分野でも中国の躍進は凄まじいものがあると感心しきりだ。羅針盤・火薬・紙など、人類に必要な大発明は全て中国が最初だった。通信技術もファーウェイが世界をリードしてるという。暗号解読やスパイ技術も「あのイスラエル」に肩を並べるというから、日本などが逆立ちしたって追いつくのは無理なんである。世界の技術が進歩を遂げていると言うのに、なんか日本だけ取り残されたみたいで、淋しい限りだなぁ。
2、世界初の充電可能な鉄イオン電池を開発
こっちの発明は、インド工科大学マドラス校の研究者たちが鉄イオン電池を開発したって話。リチウム電池は過充電に対する保護が必要なことと、短絡からの保護が必要なことと、製造に大量の水が必要なこと、そして鉱物を採取する際に有毒な化学物質を使用して環境を汚染してしまうこと、及び需要が増すことによる価格高騰など、いろいろ問題が多い。それに比べて鉄イオン電池は充電中に「デンドライト状」にならないために短絡(ショート)が起こりにくく、コスト効率が高くてショートなどの危険性が低くなるらしい(細かい点は私が理解していないので、ネットで調べてください)。まだ開発途上だが、いずれ製品化して出てくると予想されている。何より希少物質のリチウムを使わずに、「いくらでもある鉄」を利用しているところが凄いではないか。すでに完成されている技術と思われている電池だが、まだまだ改善の余地があるというのは素晴らしい事である。こうなると科学がとんでもなく進歩して、もしかして土を金に変える「錬金術」なども、夢物語では無くなってくるから恐ろしい。まあ、錬金術が開発されても「発表されるかどうか」は大いに疑問だけど・・・ね。
3、10年以内の死亡率を予測する血液中のバイオマーカーを特定
恐ろしい預言者が現れた!、といっても血液中のいくつかのマーカーを調べれば、早死する人が分かるという。その確率が80%とか90%とかいう、高い確率だから「たまったもん」ではない。もし知らず知らずのうちに病気にかかっているとして、それが治療で治るものなら発見は早いほうが良いに決まっている。だが、治らない種類の病気とか心不全や老衰みたいな「原因を特定できない」ものだったりした場合は、分かったと言ったからって「どうなるもんじゃない」では無いか。まあ、突然あと1年で死ぬと知らされるよりは、余命10年と言われた方が「まだ少しは諦めもつこうか」とは思うが。そう言えば先だって、どこかのニュースサイトで「腸が栄養を取り込まなくなった」人のことを書いていた。栄養が取り込まれなくなってどんどん痩せていき、骨と皮ばかりになって死に至ったという話である。私は腸こそが人間の「本当の姿だ」という理論を信じているのだが、原始管体生物というのが私の名付けた「人間の原点」である。その原始管体生物の寿命が尽きて己の死期を悟った時、それが「生きることそのもの」である栄養の取り込み機能の停止であることは間違いない。身体上の他の部位とのバランスが取れない為に、自分の生命活動そのものを諦めて死ぬことを選んだのだ。そんな「生物の死」という厳粛な行為のことを考えていたら、10年以内の死亡率が判るというこの新発見もちょっと色褪せてしまう。私も後10年もすれば「80の大台」に乗る。そしたら嫌でも「余命10年」であの世に行くことになるのだ。つまり私にとってこの研究成果は、余り役には立たなかったようだ。まあ、「腸の声を聞く」って意味では、画期的な研究ではある。
4、広津崇亮「がん検診は線虫のしごと、精度は9割『生物診断』が命を救う」(光文社新書)って本
線虫と聞けば、何か忌まわしいもの「おぞましい生物」の名前かと気持ち悪がってしまうが豈図らんや、これが人類の敵「ガン」を発見する「究極の最新兵器」だというから何が役に立つかわからない。しかしガンが細胞の遺伝子的変化の一種だとするなら、線虫のような「極小の生物」をセンサーとして活用するのは、理にかなっている。後はセンサーたる線虫を「上手いこと利用して」ガンを発見することと、見つかったガンを「素早く無力化」することだけだから楽勝である。だが一方で我々は、関節や神経など物理的な機能の衰えは外科的手術や栄養の補給で何とか改善できるが、生物本来的な「内臓機能の自然な衰え」を元の健康な状態に戻すことは、まだ出来ていない。つまり「骨をつないだり腱を修復したり」とか「何かの出来物を取り除く」ことは出来ても、肝臓や腎臓や肺や心臓の機能の衰えを「新品同様の状態」に戻すことは全然出来ないのだ。勿論今でも、新しい臓器を移植することで新しくすることは可能である。だから「いずれ養殖心臓」なんてものが出てきて、悪くなったらスイスイ移植する時代が来るかも知れない。さらに言えば、脳自体というよりも「記憶の移植」のような新技術が開発されて、新しい健康な脳を移植して「生まれ変わる医療法」があたりまえになるかもしれないのである。つまり、生まれ変わりが現実のものになり、「死を恐れなくなる日」が来るかも知れないって話。そうなったらどうだろうと思ったら、何かあんまり嬉しくもないかもって気がして、ちょっと暗くなった。永遠の生命、つまり終わりのない世界っていうのも、なんかそれ程魅力あるものにも思えないよね。やっぱり、人間は死ぬからいいのであって、宇宙もいずれは終りの時が来る。ワタシ的には、これが一番落ち着くって結論になった。皆さんはどう思われるだろうか。有限だからこそ美しい、これ私の最近の「お気に入りの言葉」である。
1、中国で、砂漠を緑に変える「ペースト」が開発される
中国重慶市の科学研究チームが、砂を土に変える技術を開発したという。人類の夢を実現した奇跡の大発明である。しかも安くて大量生産が可能だという。この技術をバンバン使っていけば、サハラ砂漠でもアラビア砂漠でもゴビ砂漠でもどこでも緑地に変えることができて、農地や牧草地として食料不足解消に貢献できるではないか。凄い話である。勿論元々乾燥している土地だから砂漠化したわけで、緑化しただけで農地になるわけではないが、この調子で研究を続けていけば、いずれ地球も「より住みやすい環境」になっていくであろうことは間違いない。科学とは、人類を幸せにする事ができるツールである!。しかし研究開発の分野でも中国の躍進は凄まじいものがあると感心しきりだ。羅針盤・火薬・紙など、人類に必要な大発明は全て中国が最初だった。通信技術もファーウェイが世界をリードしてるという。暗号解読やスパイ技術も「あのイスラエル」に肩を並べるというから、日本などが逆立ちしたって追いつくのは無理なんである。世界の技術が進歩を遂げていると言うのに、なんか日本だけ取り残されたみたいで、淋しい限りだなぁ。
2、世界初の充電可能な鉄イオン電池を開発
こっちの発明は、インド工科大学マドラス校の研究者たちが鉄イオン電池を開発したって話。リチウム電池は過充電に対する保護が必要なことと、短絡からの保護が必要なことと、製造に大量の水が必要なこと、そして鉱物を採取する際に有毒な化学物質を使用して環境を汚染してしまうこと、及び需要が増すことによる価格高騰など、いろいろ問題が多い。それに比べて鉄イオン電池は充電中に「デンドライト状」にならないために短絡(ショート)が起こりにくく、コスト効率が高くてショートなどの危険性が低くなるらしい(細かい点は私が理解していないので、ネットで調べてください)。まだ開発途上だが、いずれ製品化して出てくると予想されている。何より希少物質のリチウムを使わずに、「いくらでもある鉄」を利用しているところが凄いではないか。すでに完成されている技術と思われている電池だが、まだまだ改善の余地があるというのは素晴らしい事である。こうなると科学がとんでもなく進歩して、もしかして土を金に変える「錬金術」なども、夢物語では無くなってくるから恐ろしい。まあ、錬金術が開発されても「発表されるかどうか」は大いに疑問だけど・・・ね。
3、10年以内の死亡率を予測する血液中のバイオマーカーを特定
恐ろしい預言者が現れた!、といっても血液中のいくつかのマーカーを調べれば、早死する人が分かるという。その確率が80%とか90%とかいう、高い確率だから「たまったもん」ではない。もし知らず知らずのうちに病気にかかっているとして、それが治療で治るものなら発見は早いほうが良いに決まっている。だが、治らない種類の病気とか心不全や老衰みたいな「原因を特定できない」ものだったりした場合は、分かったと言ったからって「どうなるもんじゃない」では無いか。まあ、突然あと1年で死ぬと知らされるよりは、余命10年と言われた方が「まだ少しは諦めもつこうか」とは思うが。そう言えば先だって、どこかのニュースサイトで「腸が栄養を取り込まなくなった」人のことを書いていた。栄養が取り込まれなくなってどんどん痩せていき、骨と皮ばかりになって死に至ったという話である。私は腸こそが人間の「本当の姿だ」という理論を信じているのだが、原始管体生物というのが私の名付けた「人間の原点」である。その原始管体生物の寿命が尽きて己の死期を悟った時、それが「生きることそのもの」である栄養の取り込み機能の停止であることは間違いない。身体上の他の部位とのバランスが取れない為に、自分の生命活動そのものを諦めて死ぬことを選んだのだ。そんな「生物の死」という厳粛な行為のことを考えていたら、10年以内の死亡率が判るというこの新発見もちょっと色褪せてしまう。私も後10年もすれば「80の大台」に乗る。そしたら嫌でも「余命10年」であの世に行くことになるのだ。つまり私にとってこの研究成果は、余り役には立たなかったようだ。まあ、「腸の声を聞く」って意味では、画期的な研究ではある。
4、広津崇亮「がん検診は線虫のしごと、精度は9割『生物診断』が命を救う」(光文社新書)って本
線虫と聞けば、何か忌まわしいもの「おぞましい生物」の名前かと気持ち悪がってしまうが豈図らんや、これが人類の敵「ガン」を発見する「究極の最新兵器」だというから何が役に立つかわからない。しかしガンが細胞の遺伝子的変化の一種だとするなら、線虫のような「極小の生物」をセンサーとして活用するのは、理にかなっている。後はセンサーたる線虫を「上手いこと利用して」ガンを発見することと、見つかったガンを「素早く無力化」することだけだから楽勝である。だが一方で我々は、関節や神経など物理的な機能の衰えは外科的手術や栄養の補給で何とか改善できるが、生物本来的な「内臓機能の自然な衰え」を元の健康な状態に戻すことは、まだ出来ていない。つまり「骨をつないだり腱を修復したり」とか「何かの出来物を取り除く」ことは出来ても、肝臓や腎臓や肺や心臓の機能の衰えを「新品同様の状態」に戻すことは全然出来ないのだ。勿論今でも、新しい臓器を移植することで新しくすることは可能である。だから「いずれ養殖心臓」なんてものが出てきて、悪くなったらスイスイ移植する時代が来るかも知れない。さらに言えば、脳自体というよりも「記憶の移植」のような新技術が開発されて、新しい健康な脳を移植して「生まれ変わる医療法」があたりまえになるかもしれないのである。つまり、生まれ変わりが現実のものになり、「死を恐れなくなる日」が来るかも知れないって話。そうなったらどうだろうと思ったら、何かあんまり嬉しくもないかもって気がして、ちょっと暗くなった。永遠の生命、つまり終わりのない世界っていうのも、なんかそれ程魅力あるものにも思えないよね。やっぱり、人間は死ぬからいいのであって、宇宙もいずれは終りの時が来る。ワタシ的には、これが一番落ち着くって結論になった。皆さんはどう思われるだろうか。有限だからこそ美しい、これ私の最近の「お気に入りの言葉」である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます