明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ショートショート(39)最近日が落ちるのがやけに早い

2023-11-28 19:50:00 | 今日の話題

1、道を聞かれる
先日ゴルフパートナーに行こうとして常磐線の跨線橋を渡っていたら、降りた所で知らないオバさんに道を聞かれた。市役所はどこですか?というので「そこを曲がってすぐ」と答えた。聞き返されることもなく、思ったよりスムーズに喋れたな、と「ちょっと心の中で感動」しているとそれには目もくれず、オバさんはありがとうございますと言って小走りに去っていった。急いでいるらしい。私の「喋り」もやっと人の役に立つレベルに上がってきた、そんな晩秋の一日である。

2、時間の速さ
歳を取ると年々時の経つのが速くなる気がして驚く。日本では2020年からコロナが蔓延し始め、志村けんさんが亡くなった事で一気に大騒ぎになった。そのコロナも今年5類に引き下げられて途端に話題から消えてなくなり、今ではもうすっかり遠い昔の事のように忘れ去られようとしている。そしてあれからどれだけの人が鬼籍に入った事か。2023年もあっと言う間に11月が終わって、もう年が暮れようとしている。

そんな中で私はと言えば「日々老いる」ことしかない。世界は相変わらずつまらない戦争に明け暮れているし、日本は日本で岸田政権が好き勝手をやり始めた。これからいったい私の人生はどうなっちゃうんだろう?

答えは君達は君達で好きにしなさい。私は私のやりたいように生きる、である。

3、オジサン構文と若者の違い
LINE を送る時オジサンはメールの延長で文章を書く。それに比べて若者は会話してる感覚で話す。若者の LINE が文章になってないのは当然で、そもそも文章でも何でもないのだ。勿論文章じゃないから絵文字も付けない。多分若者が大人になる頃には、単なる会話では済まない複雑な内容を相手に伝える必要が出てくるだろう。そんな時彼らはツールとして何を使うのか?

もしかしたら「文字を使わない」コミュニケーションの方法が新しく開発されているかも・・・

4、山芋・豚肉・カルシウム
我々の健康に最も大事な臓器は何?と言えば、先ず「腎臓」である(心臓は最後の引き金)。腎臓がダメになると「ジワジワ」と死んでいく。それで腎臓が喜ぶ食べ物は「山芋と豚肉」だそうだ。というわけで、今日の夕食はマミーマートで山芋の磯辺揚げととんかつを買うつもり。

5、近頃気になるラジオパーソナリティ

① NHK ふんわり(六角精児)
② NHK 山カフェ(石丸謙二郎)
③ bayfm78 グルービング・オン・ザ・ロード(高橋克典)
④ bayfm78 サタデー・ブレイシング・モーニング(とよた真帆)
⑤ FMヨコハマ 深夜の音楽食堂(松重豊)

最近はやたらに騒ぐ番組はつまらなくなり、じっくり耳を傾けるものが好きになりました。年でしょうか。

6、幸せとは
人は何かものすごい感動を求めて人生を過ごしていると誤解しているが、本当はちょっとした「プチ幸せ」こそが大切なんじゃないか。例えば日々出来事として

① 一日食事が出来なくて腹が減って死にそうな時に、ようやく食べ物を見つけて口に入れた瞬間の喜び(食欲)
② 2日も寝ないで働き詰めの後に家に帰って服を脱ぎ、ベッドに倒れ込んでじっと目をつぶった瞬間の幸せ(睡眠欲)
③ そして一番大切なのが食べた物をしっかり便として出した時に味わえる開放感と達成感だ(排泄欲)。これは65歳で病気になる前には想像していなかった事である。

人間の3大欲望と言えば食欲に睡眠欲そして性欲と相場が決まっているように考える人もいると思うが実は、性欲は生きるのに「絶対必要」なことでは全然ない。単純な話、食事と睡眠は取らなきゃ死んでしまうが、性欲は無くても死にはしない。もし性欲が無かったら人類は滅亡すると言うかも知れないが、個人として問題あるかといえば「優先順位」はだいぶ下であろう。

個人に取って何より大事なのは先ず「生き伸びる」ことである。

種の保存は、全体として見れば人間が生きる目的そのものかも知れないが、それは本能がそういう風にプログラムされているわけで、ある意味では「目的は種の保存」であってもやってる本人はただの快楽である。多分人類にとっては一度に一人ずつしか産めなくてしかも子育てが長期間にわたり女性にもの凄く大変な負担を強いることが問題だった。平安時代なんか出産は命がけの難事業で、出産で死ぬ母親は結構いたらしい。

それで人類の生存戦略として「年中無休で出産無関係の快楽としての無差別性欲」を男性に与えたのだ。本来の男の性欲と言うのは愛情とは無関係なものである。しかも思春期から人によると80過ぎまで長期間持続するという、とにかく子供を作る為の「凄い能力」を人間の雄は持たされたわけだ。

だがそれが裏目に出て今や80億人に迫る「地球で最も繁栄する動物」に人類はなってしまったわけだ。ちょっと増え過ぎじゃない?

というわけで、人類はこれからどうにかして「子供を作らない」方法を考えなければならなくなった。つまり、「全人類の少子化」ですね。この意味で日本はいち早く「人類の喫緊の課題」に自ら取り組む国として世界の注目を浴びることになりそうである。言うならば少子化は困ったことじゃなくて、むしろ全世界が歓迎する「素晴らしいこと」なのである。

ただ、少子化で国が衰えるんじゃなく、少子化でもなお「溌剌として幸せ一杯な国」であり続ける、というのが難しいんだけど・・・日本じゃ無理かな、残念です。



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