明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフクラブの重量と飛距離の関係

2019-02-23 21:10:29 | スポーツ・ゴルフ
ゴルフでクラブ重量は飛ばしにどう影響するのかを実験しようというのが今回の試みである。と言いうのも私の病み上がりへなちょこ球が、ようやくここに来て僅かながら昔の飛距離に近づいて来た。といっても、飛距離はまだまだ元通りにはなってはいない。ただ少し、右手の力が入るようになって、飛ばしの感覚が戻ってきたのである。もちろん同年代の仲間には及ばないが、練習場で「飛距離を楽しむ意識」が出てきたのは喜ばしい事である。今までタイトリストのVG3ドライバーを使っていたのだが、如何せん「270g台」の軽いドライバーだけにボールに当たり負けしてるのか、力のない弱々しい球が時々出て、やっぱり「もう少し思い方が飛ぶのでは」ないかと最近思うようになって来た。そこでこないだ柏6号沿いのゴルフパートナーに行ってあれこれ眺めていたら昔使っていたピンの「i25ドライバー」があって、純正シャフトの9.5度Sシャフトが激安の8980円で出ていたのを見つけるともう堪らずレジに直行、一応重さは確認したが、その場で即購入してしまった。衝動買いであるが、重さは314gと結構な重さである。

で、打った感じはどうかというと「実にピッタリと自分の体全体に馴染んで気持ちよく振れた」のである。打感も「ズシッと重く、力強い球が低めの弾道で飛び出して行った」ので、ドンピシャの大正解であった。重めのクラブがいいと思って買ったのだが、間違ってなかったことの証明にはなった。では何でも重たい方がいいのかというと、「クラブのシャフトのしなり具合やヘッドの形状それにバランス」が大事で、一概に重さだけの問題では無いだろうと思う。ピンは以前病気になる前に使っていて安心感があったのと、最近のバカでかいヘッドと違っていかにもナイスショットしそうな美しい洋梨型であること、それにやたらに重心をいじっていない「ニュートラルな感じ」が私的には気に入っていて、フィーリングがぴったりあっていたのだと思う。要は、振れるだけの力がついて来たという事か。今風の軽硬ドライバーに比べたら飛距離性能としては落ちるのかもしれないけど、それよりも大事な「しっかり振り抜けるフィーリング」がマジ心地よいから安心して使えるのだ。つまり私のエースドライバーは、ピンのi25で「決まり」なのだ!。

若い人は飛距離よりもスライスとチーピンが課題で、OB連発をどうにかしないとスコアがまとまらないというのが一番の問題だろう。だが我々70間近の中高年アマチュアゴルファーは、OBすることは滅多に無い。そりゃそうだ、200ヤードしか飛ばないのだから、OBかな?と思っても「そば迄行けば大抵途中で止まって」いる。コースを設計する人もOBまで飛ばないゴルファーは想定してないのだろう。昔はよく曲がってボール探しに苦労したものだったが、今はフェアウェイに行かなくてもそこそこ打てるところに球はある。そりゃあ230ヤードも飛べば大きなアドバンテージだし、実際「年取っても飛ばし屋」の人は、飛ぶからってんでドライバーを年甲斐もなく振り回してるが、そういう人は曲がる確率も大きくてスコアはまとまらない(そうで無い人もいるが、そういう人は競技ゴルフに行くだろうから我々とは別世界だ)。結局上がってみればスコアが良いのは「ちまちま打ってた方」という訳である。だからゴルフは面白い。

というわけで、私は「飛ばし」を諦めた代わりに「スイング」に特化して、美しくかつ理論的で結果の出るゴルフを目指すことにしてる。三觜ゴルフは勿論見ているのだが、こないだ「小澤康祐」の理系ゴルフレッスンが目に止まって「WEB講座・ゴルフスイング物理学」をブックマークに入れて割と真剣に勉強している。ゴルフレッスン番組は数多く見てきたが、例えば「インサイドからクラブを下ろさなければいけない」という場合に「何故アウトサイドからクラブが下りてきてしまうのか」という問題をキチンと説明してくれるレッスンは少ないようだ。その代わりにいろんなドリルを紹介してくれるのだが「我々はこのドリルという練習が好きじゃない」のである。それはドリルをやっても上手くならないのが分かっているから、というのが言い訳である。そりゃそうでしょう、生半可に聞きかじった生半可なドリルをちょこっとやったぐらいで、一発開眼豪打連発したら先生も困っちゃうでは無いか?。難しくて地味なドリルを必死に耐えて練習するからこそ上手く行くのだが、その忍耐力が我々後期高齢者ゴルファーには無いのである。困ったものだ。

そこで分かりやすい小澤康裕の登場である。三觜先生も素晴らしいとは思うが、やはり「理論で押してくる説明」は非常に頭に入りやすくて納得させられる。まあ理系特有の頭の構造にぴったりなのが小澤康裕の良いところなのだが、私の友達のSN氏のような「実践派体育系のゴルファー」には、長々と講釈を垂れている割には肝心の所がどうもね、と評判はよろしく無いようだ。人それぞれであるが私には「非常に分かりやすい」ので、これからしばらくはYou-Tubeをしっかり勉強し、さらに「理論的な美しいスイング」を目指すことにしよう。まだチラッと見ただけだが「クラブを寝かすのかどうか」の回では、クラブヘッドをトップに持ち上げる時から下りてくる時の「ヘッドの慣性力の方向」で全然違う結果になる、と見事に解析してくれているのは正に小澤理論の真骨頂である。スイングはアドレスから全てがつながっている、という考えは、「分解写真の通りに振ろうとする過ち」を散々犯している我々にしてみれば、超納得の指摘だった。今年は小澤康裕理論でスイングに磨きをかけるぞ!

PS:土日で打ち込みと気合を入れていたが、不測の事態(CRP異常値)で寝込んでしまいお休みした。幸い大事には至らず今は回復に向かっているようなので、月曜に柏の大病院で見て貰って何もなければ、練習を再開するつもりである。皆さんも訳のわからない細菌感染には注意した方が良いですよ。何しろ原因が分からないから対処法も出てこない、という状況に放置されちゃうのです、怖いですね〜。

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