明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

激レアのアイテムを得るには?

2018-01-18 22:15:00 | 今日の話題
ちょっと古い話だが、今日ヤフーニュースで東京駅100年記念スイカの発売でお客が殺到してトラブルになったという過去記事を読んだ。記念スイカの価値に対する認識の甘さや、発売する側の購入者数の予測があいまいなためにトラブルが発生したと書いてある。これを回避するには、発行枚数をオフィシャルに発表して売り切れ御免とするのが一番の方法だろう。それならどんな事態になっても、批判は来るかもしれないが責任はない。目の前で「はい終わり」と言われても、一切文句は言えないのだ。

まあ、色んな問題があるのだろうが、ここは流行りの「ネット注文」という手で捌いていれば、何の問題も起きなかった筈である。問題の発生原因を一つ一つあげつらうのも結構だが、もういい加減にコンピュータの力を借りたらどうなんだろうか。これだけコンピュータ社会になっているというのに、未だに徹夜して列に並ぶ人がいるというのは、販売方法が「旧態依然のやり方」なのか、「列に並ばせて話題づくりしてる」かのどちらかである。数に限りのある高付加価値の激レアアイテムを、何としても獲得したいという変わった人達は、いつの世にも「一定数」いるのだから。

それで、今後は「すべてネット注文」し、一刻も早く欲しい人は実店舗に行ってAmazonの店舗受取バーコードのような確認方法で「品物を貰えば」よい。列に並ぶ必要もないし徹夜する苦行もない。整理券をネットで配るのである。毎回アップルの新型iPhoneを欲しいがために長々と列を作っている奇特な暇人をニュースで見るが、実に無意味だ。街を歩いていて面白そうなものを見つけては「ふらっと立ち寄り」店員と会話を楽しむというのでなければ、すべて商取引は「ネット注文」する、という法律を作ったら良いと思うがどうだろう。

現物を見て欲しければすぐ現金を払って手に出来るというのは、履歴をネットに残してプライバシーを侵害されないためには有効かもしれない。だがネット利用なら、他人に列に割り込まれるトラブルもないし、売り切れそうならすぐ追加発注出来るから「品切れで謝る」必要もない訳だ。生産が追いつかない時は「ネットで注文を締め切り、お詫びを添えて予約を取れば」何の問題もない。お客はネットの機械的な対応についてあれこれ文句を言わないだろうし、「モンスター・クレーマー」にもコンピュータならば冷静に応対してくれること請け合いである。

こんなに便利なシステムがあるのに、何故もっと活用しないか、私には不思議でならない。ネット注文の問題点は「商品を実際に見て確認できない」ということだから、お客が「買うという意思表示をする行為」には何の影響もないではないか。それに、たまたまお客がいなくて品物が置いてある場合は、「普段通りに買って帰ればいい」のである。基本は「ネット注文」で、直接買うのは「特例」とするのだ。やり方は色々あるだろうが、品物を買うという「昔からある行動」を、変えてみようという試みである。とまぁ長々と書き連ねたが、本音は「列に並ぶ人の気持ち」が、私には全く理解できないのである。私はたとえ「すごく美味しいと評判のラーメン屋」であっても、食事のために並ぶのは「金輪際ごめん」だ。何にしても、並ぶのが死ぬほど嫌いなのである。私が唯一並んでも待つのは「どうしても入らなければいけない駅のトイレ」、の場合だけである!

これは冗談としても、JRの不手際が露呈された今回のトラブルを教訓として、これから新しい市場のルールが確立されると良いと思う。他人を出し抜いて我先にスイカを手に入れようとする浅ましい行動は、恥と知るべきである。これからは、もっとスマートに買い物を楽しもうじゃないか、というのが今回の私が考えた提案である。

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