明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

日本と台湾の架け橋、うどん県レディース

2018-10-15 22:52:55 | スポーツ・ゴルフ
今年の日台交流うどん県レディースゴルフトーナメントは、女子大生ゴルファー河本結が優勝、脇元華が惜しくも2位で終わった。ステップアップツアーの試合は何回か紹介しているが、CSのスカイAで一番ホールのティーショットを全員写すので非常に気に入っている。選手のフォームの良し悪しも、スローモーションでスイングの映像を再現してくれるからとてもわかり易くて、飛ぶ選手の力感など参考になる点が多く毎回楽しみにしている。ステップで顔と名前を覚えるとレギュラーに出るようになってからも親近感が湧いて、ついつい応援してしまうのはファン心理だろう。去年は吉本ひかるが8アンダーで優勝、新垣比菜・野澤真央・勝みなみらも上位フィニッシュしていた。

今年は最終日8アンダーの河本結と7アンダーの脇元華がマッチレースを展開して盛り上がり、結果は17番ホールで難しいスネークラインのパーパットを確実に決めた河本が、ラスト18番パー5で見事イーグルパットをカップに沈めての劇的優勝、観客を大いに沸かせた素晴らしい試合だった。ステップアップと言いながらも70・66・69と3日間アンダーでまわり、レベルが高い試合内容は充分見ごたえがある。河本結はレギュラーこそ6試合・3度予選落ちしてベストテンなしの200万弱の獲得賞金だが、ステップでは11試合に出て予選落ちは2回だけ、優勝4回のトップテン3回と実力・成績共に抜群で、残り1試合を残して1787万7千円を稼ぎ出している強者である。

ステップアップではスタッツもパットとリカバリーが少し悪いだけで他は1位あるいは2、3位と圧倒的。もはやステップアップでは敵なし状態であるが、これがレギュラーにくるとドライビングディスタンスが少し良いぐらいで、後はパターにしてもリカバリー率にしてもまだまだ全然ダメである。やはり両者の力の差は大きいと見なくてはいけない。まあ両方合わせて240名位の選手が試合するのだから力の差は当然なくてはならないのだが、実は予選通過ラインぎりぎりの所というのは意外とステップアップの選手もいっぱい居て、常に入れ替わっている状態で年間スケジュールをこなしている。今回のうどん県レディースに藤田光里が出ていた。レギュラー選手がステップに出てくると落ちぶれた感が画面いっぱいに広がって何ともいたたまれない。

今年はレギュラーで11試合に出たが10試合で予選落ち、26万4千円しか稼いでいない。2017年度は34試合で662万しかなくて88位でシード権をうしなった。2015年には4783万も稼ぎ、獲得賞金ランクも18位と若手の筆頭株だった藤田が怪我などで調子を崩し、なかなか戻らずに苦労している。こういう選手は意外と多いのだ。そして、そこから再び這い上がって来てまた活躍すると言うのは並大抵じゃない、というか数えるほどしか居ないと言える。比嘉真美子は例外中の例外である。そんな中で一ノ瀬優希は今年再ブレークを果たした選手の一人だ。大東建託いい部屋ネットレディスあたりから1度の予選落ちを挟んで10試合、今回は6位フィニッシュと頑張っているから本物といっても良いだろう。獲得賞金も2001万、52位とシード権獲得まで後一歩のところまで来ている。

それに比べて55位1852万円と成績が上がらないのが川岸史果だ。一ノ瀬と対照的に大東建託を最後に棄権を挟んで9試合予選落ちである。多分ドライバーが曲がってどうしようも無いのだろう。原江里菜も手堅いゴルフをするイメージがあったのに5月のリゾートトラストレディスから6回連続予選落ち、55位1899万円である。原はこのところ予選を通って上位フィニッシュもあるので来年は大丈夫そうだが、川岸の不調はマジみたいで出口が見えない。一時期の森田理香子のようにドライバーがぐちゃぐちゃになって、結局試合にも出れずに沈没である。せめて誰でも良いから「ちゃんとしたコーチ」に見てもらって、それでスイングを立て直したらどうだろか。あるいは精神的なイップスというのであれば、カウンセラーとかセラピストとかに診てもらうというのも手だろう。あれほどの逸材が下位に低迷しているのは見るに忍びない。

それでついでに、知った名前の選手をネットで調べて見た。佐伯三貴が58位1790万、吉田弓美子が64位1394万、飯島茜が75位937万円、西山ゆかりが68位1227万、服部真夕が79位871万と軒並みシード落ちしそうである。藤田さいきは50位で2047万であるがこのところ上位に来ているし、笠りつ子は45位で2109万だが夏場に調子を崩した後なんとか持ち直しているから大丈夫そうだ。木戸愛が49位で2056万とすれすれで、ここは入れ替えもあり得る。こう名前を並べるとそうそうたるメンバーだが、シード権を取れない可能性もあるからレギュラーツアーもレベルが高い。これはやはり黄金世代の台頭が一過性の話題ではなくなって、本格的に世代交代の波が押し寄せてることを実感させる証拠である。この流れは「巻き戻しができない」ようだ。

ちなみに堀琴音が112位305万。私の応援している堀だが、30試合出場で予選を通ったのが5回だけというから実に絶不調、ちょっと上向きではあるが今シーズンはまだ復活とまでは至らない。来季の活躍を期待ということで、今年はオフシーズンの特訓にでも励んで体作りを徹底的にやるしかないだろう。姉の堀奈津佳ともども負けん気の強い「性格難あり組」の一人だけに、風当たりも相当強かったのは想像できる。それを跳ね返して勝負するのが琴音ちゃんの真骨頂でもあるから期待している。私はマキロイやダスティン・ジョンソンのように圧倒的な力で押し切るタイプも好きなのだが、こと女子に関しては男勝りの身体能力でガンガン来る選手より「かよわいタイプ」の選手のほうを応援したくなるのである。だから来年のことを言うとまだ早いのだが、堀琴音の復活初優勝を見たい!、というのが念願である。

そんなこんなでレギュラーの富士通レディースは「掛け持ち視聴」になったのだが、試合自体はシーソーゲームでなかなか面白かった。18番で成田美寿々がボギーを叩いた時には「こりゃヤバイ」と思ったが、アン・ソンジュがパターを外したので成田の勝ち。アン・ソンジュは調子が余り良くなかったのだろうが、やはり迫力はあった。成田が勝ったのでアン・ソンジュの永久シードは残り3勝のままで足踏みである。ちなみに最多勝利数は樋口久子の69勝、次が徐阿玉の58勝、不動裕理の50勝、大迫たつ子の45勝に岡本綾子の44勝、森口祐子の41勝が30勝以上の永久シードである。27勝のアン・ソンジュと25勝の全美貞それと22勝の李知姫が、現役選手としては「可能性」がある。いずれも韓国人だ。

横峯さくらは23勝してるので日本ツアーに戻ってくれば可能性がないこともないが、イボミの21勝のほうが現実味がある(不調を克服すれば、の条件が付くが)。上田桃子12勝、有村智恵が14勝だが、今後勝ち星を積み上げたとしても30勝には届かないだろう。その次は11勝の成田美寿々だが、今の勢いを維持すれば何とか不可能ではない。7年めで3勝しているから頑張れば永久シードも夢ではないとも言える。鈴木愛は2つ若いが、9勝である。比嘉真美子が4勝だから30勝というのが「気の遠くなる数字」というのが分かろうというもの。私は出来ればアン・ソンジュの永久シード達成を見たいとは思うが、現代ではもう30勝など「とてもとても難しい」のである。僅かに数人が、しかも年間5勝も6勝もして賞金女王をとるような絶対的王者として君臨するシーズンを、さらに何年も続けてやっと手が届く「かも知れない」位の大記録なのだ。アン・ソンジュには、そんな大記録のチャンスがあるのである。出来れば達成の瞬間を生きてる間にこの目で見たいものである。韓国人だとかどうだとかではなく、偉大なプロゴルファーとして・・・つまり、タイガー・ウッズの83勝を見たいのと同じく・・・アン・ソンジュの永久シードも「最大級の尊敬」を持って迎えたい。

それにしても脇元華のスカートは、恐ろしく短い!

あ〜、なんでこうなるの?ゴルフについての大事な話をしていたのに、パンツが見えそうでドキドキ・ハラハラして、ゲームに集中できない事がそんなに大事なのか!、なんてこった!

私は69歳のオジサンである。20歳そこそこの若いピチピチした健康な女性が「パンツが見えそうなぐらいパッツンパッツンの短いスカート」を穿いて、棒っ切れを振り回したりパットのラインを読むのにしゃがんだり、カップインした球を拾い上げる為に屈んだり、・・・どうにも「あらぬ方向に視点が移動する」のは仕方ないのだろうか?

よろしい、スカートが短いのは許そう。確かにスッと立っている時には実にカッコいい。女性であるからには誰しも美しいと人から褒められることを遠慮する人はいないだろう。だが試合の最中に、いくら見られても良いように下着の上にさらに「見せパン」を穿いているにせよ、ちょっと屈んだだけで見えてしまいそうになるような「短いスカート」を穿く「理由」がわからない。そう言えばセクシープロゴルファーの異名を取ったアン・シネが「短いスカートを穿くと足さばきが楽」と言っていたそうだ。私はそれをスマートニュースで読んだときに、「女ってどこまで馬鹿なんだ!」と思ったものだ(失礼!私の個人的感情である)。そんなにスカートで足さばきがもたつくのであれば、ショートパンツを穿けばいいではないか?スカートが涼しいというのなら、ユニクロでも何でも素材を選べばショートパンツでもスカート以上の快適な穿き心地は得られるではないか。それを言うのに事欠いて「ミニスカートの方が楽」だって?、アホらしい。

鈴木愛もスカートが短いが、スタイルがズングリムックリなのでまあ仕方ない、どうやっても美しいスカート姿にはならないのだ。他の連中も似たりよったりの「ブサイクで仕方ない組」である。一部の美脚ゴルファーが超短いスカートを穿いて観客の視線を独り占めしているが、女子ゴルファーだからって品格は必要ないとでもいうつもりなのだろうか。確かにテニスの試合では、誰もスカートからスコートが見えていても何も言わない。だがそれは、出てくる選手が「パンツが見えているかどうか」など全く気にしないほどの超アスリートだからである。何時間も走り回ってラリーを続ける体力・敏捷性・爆発力を極限のレベルで競い合う試合が「芝生の上の格闘技」テニスなのだ、だからパンツが見えたって誰も気にしないのである。選手はなりふりかまっては居られないのだ。だがゴルフはまだそこまで極限の状況ではない。優雅さも上品さも可愛らしさも必要なゲームなのである。

そこで堀琴音ちゃんの登場である。彼女は実にスタイルがよく、格好がお洒落である。スカートは長めである、というか短くてハラハラという感じではない。しかし美しい。電車の中に乗り込んだり駅の階段を登ったりしても、他のゴルファーのような「異常に短すぎるスカート」で違和感を感じさせることは決してないのである。私は、どうか他の女子ツアーの選手たちも彼女のファッションセンスを見習って、もう少し上品な長さのスカート丈にして欲しい、と願う次第である。

それでオマケだが、最後にスカートが短くてみっともない女子ゴルファー、ワースト5を書いておく。

5位 有村智恵
4位 鈴木愛
3位 永井花奈
2位 ささきしょうこ
そして栄えある1位は、ステップアップツアーから登場の脇元華でした。

ついでのついでに、女なのにズボンしか履かない女子プロゴルファー、ワースト5は

5位 川岸史果
4位 穴井詩
3位 酒井美紀
2位 アン・ソンジュ
そして栄えある1位はジャジャジャーン、韓国・米国の賞金女王、申ジエです。

お粗末でした!

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