明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの真髄その5、インパクトの真実

2018-10-14 22:08:50 | スポーツ・ゴルフ
今日は三嘴理論の検証である。ネットに動画がアップされていて、その中の「野村タケオさんのスイングを改造!その②」という動画を見たことがキッカケで自分のスイングを見直すことにした、というのが昨日の夜1時頃の事だった。それから布団に入って「ああでもないこうでもない」と思考を巡らすこと数十分、いつものように夜中に一度起きて今朝9時までぐっすり寝た。午前中CSで富士通レディースを生で見てから練習場へ行く。今日は7番アイアンを1本持って徹底的に三嘴理論を検証、スイング固めを意識した。今日の練習テーマは、

1 テークバックでクラブを自然に開き
2 インパクトでヘッドを思いっ切り返す
である。

球がどうなるか(極論を言えば、球に当たらなくても)は2の次で、ヘッドを返すことが第一目標である。三嘴理論によれば、バックスイングはクラブの行きたいように上げてやれば自然とフェースは開いて上がる。そのまま下ろしてくればインパクトでは開いて当たってしまうので、それをインパクトで思いっ切り返すことによって真っ直ぐ分厚いインパクトになる、という。我々はフェースが開いてスライスするのでシャットに上げてそのままインパクトしたり、球を右に置いてアウトサイドから振り下ろして来て左肘が引けたり、上体が突っ込んですくい打ちしたり、色々とやり方を変えてはいるのだが治らずにいる。まずインパクトの考え方から直す必要があったのだ。アマチュアはインパクトでヘッドを飛球線の方向へ動かすことが正しいと思っているので、早い段階からクラブフェースを真っ直ぐ向けて、インパクトの後もフォローを真っ直ぐ出そうとしている。それが間違いの元だったのだ。その結果、上体が「前に出る」典型的な初心者スイングになるという。実は私も「上体が前に出ているのが悩み」だった。

インサイドから振り下ろしているつもりなのだが、どうしても「押し込む」格好にこだわってヘッドを真っ直ぐ押し出していて、結果ヘッドが「上に上がって左手が引ける」アマチュア然としたスイングになってしまっていた。当然、上体も前に流れて「おじさんスイング」になる。練習場はこの手のアマチュアで溢れていた。それで今日は「ヘッドを返す」事に焦点を当ててひたすら練習したというわけだ。100球・200球と打つ間には、左に引っ掛けが出たりダフったりトップしたりと散々苦労したが、終わりの1カゴ打つ頃にはとうとう会得したみたいで、最後には10球連続してナイスショットが出る程になった。飛距離も伸びたようで大満足である。

そこで何をどうしたのか、スイングの要点を紹介しよう。

1 アドレス時には左手を軽く伸ばし、右手を握るか握らないかぐらいで、右肘にゆとりをもたせる
2 テークバックは軸中心にして、体をひねり左腕をぐっと伸ばす
3 切り返しは左足・左腰・左肩を一緒に体重移動し、一瞬の間をおいてダウンスイングを開始
4 インパクトの形は考えず、トップから「真っ直ぐボールへ向かって」直線的に振り下ろす
5 ボール・左肩・左目・右手が一直線になり、インパクトでは左肩の位置に右手が来る
6 上体は飛球線に対して平行。フォローでも顔を下に向けたままの意識で左腰・左脚に力を入れて前傾姿勢を保つ
7 上体が前に突っ込まないこと。フィニッシュまで一気に振り切る
以上である。

トップで一瞬の間を置くのがよかったようで、振り下ろしが直線的になり、「テレビで見るアマチュアの安田祐香のような、腕力がなくても切れのあるスイング」に結果的になったのは、この理論が正しいことの証拠である。トップから一気に振り切ることでインパクトに力を集中することが出来、フィニッシュまで前傾角度が維持され、上体が前に突っ込むのも抑えることができた。何より、スイング軌道やヘッドのことをあれこれ考える必要が無いことがいいのだ。スイングはシンプルが一番いい。あとは筋力をつけてヘッドスピードを上げるだけ、決まりである。

だがダウンブローで「練習場のマットをドンを叩く」インパクトが私にはどうしても出来ないのだ。三嘴喜一の動画では「地面に対して力を出し切る」ため、「ドンという音」がはっきり聞こえる。しかし私はドンという音を出そうとすると、「ダフって」しまうのである。一つの事が出来るようになると、次の課題が出て来るのだ。困った性分である。まあ、今回は「テークバック・トップ・切り替えしてダウンスイング・ヘッドをターンしてインパクト」、の一連の流れをほぼ掴んだと言えるまで出来たので、今日はこれで良しとしたい。次回の練習は「もっと力強く」ドンという音がする位に思いっ切り振り下ろすことである。

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