明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

食事の仕方がわからない

2018-06-16 20:00:00 | 生命・健康・医療
ベーコンが体に悪いって、知ってた?

もちろん皆さんはご存知だったと思うが、私は長いこと肉食を避けていたので忘れていたのだ。それに卵が健康に悪いという常識が覆されてむしろ栄養学的に優れていることが明らかになってからというもの、卵料理で頭が一杯になり、ベーコンの方に意識が行ってなかったのは確かである。ベーコンは塩気があって卵への絶妙な味付けになり、ほっといても焼くだけで美味しくなるので、「簡単絶好のレシピだ」と有頂天になっていたことを残念だが告白する。つまり、アホだったというわけだ、ああ。

そもそも料理なんか不得手を通り越して「めんどくさい」の一言なのだから、ガスコンロもホコリをかぶり虫の息となって放置されているのも当然だ。それが卵料理(って程じゃないが)に目覚めて以来、ベーコンエッグ・ベーコンエッグの連続だから溜まったもんじゃない。つまり「亜硝酸塩」のオンパレードである。これはやめなきゃいけないと思った。

それで発色剤の亜硝酸塩が入っていない肉を売ってないかと、スーパーで探したのだがどうも難しい。亜硝酸塩を使わない加工肉は、色が悪いだけじゃなく食感も具合悪くて売れないらしいのである。それに亜硝酸塩を使わないで作ると、作業時間が何倍にもなって製造コストがバカ高いらしい。ああ、これじゃ「認知機能を低下させないために」高齢者は肉を食えと言っている医者や学者は、認知症にならない代わりに「大腸がんになる」のは諦めるしかない、とでも言うのかと怒りが爆発しそうになった。健康ってそんなに難しいものなのか!

そんなことを考えていたら何と、今日のSmartNewsで「ボツリヌス菌を解毒する亜硝酸塩」という記事が、目に飛び込んできた!。なんだよ亜硝酸塩って、ついこないだまでガンを引き起こす悪者だったというのに、今度は弱者を助けるスーパーヒーローってか!

食品業界と健康の問題は大変にシビアである。デマまがいのフェイクニュースもあるから気をつけないといけない。と言ってるそばから「ハチミツとボツリヌス菌」、というのがまたまた浮上してきた。ハチミツは加熱殺菌しないので、腸内フローラが良く出来ていないと「ボツリヌス菌が体内に入って暴れる」らしい、うひゃー!。ボツリヌス菌でのはサリンどころの比じゃ無い猛毒だと言うじゃないか。免疫が十分に出来上がっていない乳幼児は、1歳になるまでハチミツを与えてはならない、なんて書いてあるのも当たり前である。怖い怖い。もう、どうなっているのか、誰か正解を教えてくれ!

それだけではない、困ったことは次から次へと津波のようにやって来る。今度は「穀物を摂取すると認知症の発症率が上がる」という研究結果が出たのだ。その記事では「うどんや冷や麦」を例に挙げていたが、パスタやパンだって穀物じゃないの?ビールの原料の大麦も穀物だから、普段食べているものは全部何らかの形で認知症のリスクがあるってことになるのだ、恐ろしい。しかし我々主食のコメについては大丈夫って、「米飯頼みの日本食」擁護の匂いがして、「この記事信用できんのかな?」と思ったりして。もはや私は、医者とか全然信用してないんだけど。

まあ認知症の原因が一つに絞られたわけじゃないから「あんまりビビる必要」もないし、ガンや認知症以外にも心臓病や糖尿病や脳卒中と数え上げれば「命のリスク」はきりがない。それに、車が暴走して歩行者をはねるって事件が連日ニュースを賑わしているし、新幹線だってナタ持った狂人が隣に座る時代である。心配すればするほど「ストレスでガンになる」んだから、どうにもこうにも始末におえない。DHAが大事だからと思ってサバの刺し身を食べれば「アニサキスの被害」に襲われるリスクとバーターだし、農薬まみれの野菜中心に食事を摂ればビタミンB不足で筋肉弱者になってしまう。そんじゃ一体、どうしろって言うのか、「誰かおせーて!」

と言うわけでとにかく今日の夕食は、「危ないものは手を出さずに」小松菜とちくわぶに油揚げを入れた「青菜の炒め」に、卵3個にイタリアの岩塩をまぶして焼いた「スクランブルエッグ」をチョイス、それに枝豆豆腐と牛乳と梅ひじきの「おにぎり」で出来上がりだ。プロセスチーズを2かけツマミにして「浦霞」の純米1合を飲む、これで今夜は「最高!」て段取りである。明日はどうするかって?そんなこと、知るか!!

これだけ食が豊富な日本で「健康に役立つ定番メニュー」が簡単に選べないというのは、政府(とくに厚生省)の怠慢だと思うのだがどうだろう。そろそろ3種類ぐらいの簡単メニューを一週間分まとめて厚生省のホームページにでも「政府お勧めの料理」とかいって載せてもバチは当たらないと思うが。国民の健康を守る食の安全を、政府が率先してリードしてゆく。これ、大事な仕事だと私は思うのである。できれば政令都市には数軒「理想的な食事を提供する定食屋」を政府直営で出してもらえれば最高なんだけどな、しかもリーズナブルな価格で。まあ味の方はそこそこでも仕方ない。とにかく安くて健康的な食事がいつでも摂れるってことが国民の幸せの基本であるから、今度の選挙で「国民食事改革法」かなんかを争点にして戦ってくれる政党が出てくれば私は必ず投票するんだけどなあ。何とか政治家の皆さん、考えてくれませんかねぇ。

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