1、ドライバーを新しくしたら、球が全然上がらなくなったんだけど・・・
こないだ YouTube で、あれこれシャフトをフィッティングする動画を眺めていたら、フジクラの Speeder エボリューション Ⅲ が「偉い飛ぶ」と褒めていたので、コロナ特別給付金も入ったことだし、思い切ってゴルフパートナーで「シャフト目当て」のドライバーを新調することにした。私はドライバーは昔からタイトリスト一筋と決めていて、カチャカチャがついてからは一層他のメーカーには「浮気出来なく」なった。これ、メーカーの戦略に「どハマリした」消費者心理である。だってテーラーやキャロでは、折角「交換可能」のシャフトが、使えないじゃないの(昔は私も、色々なメーカーのドライバーに手を出していた気がする)。で、いつものゴルフパートナーの在庫検索ページでタイトリストのドライバーを色々見比べていると、TS3と917D3が安くなっているから俄然気になりだした。
TS3はタイトリストの最新モデルで460CCの飛ばし屋仕様。シャフトもツアーADのVR6など、三菱系が豊富にラインアップされていて、いかにも「豪打しちゃうよ〜」と囁いているように見えて心が動く。一方、917D3は440CCの小ぶりヘッドでプロモデル仕様。こっちもシャフトは豊富に揃っていて、どれにするか迷うのが嬉しい悲鳴だ。今回はシャフトが目当てなのでヘッドはどちらかと言うとどうでもいいようなものだが、それでも私は440CCというヘッドに興味がメラメラと湧いてきた。最近バカでかいアベレージ用のヘッドがついたドライバーにそろそろ飽きていたので、今回は迷わず917D3をチョイスすることにした。
シャフトは勿論「スピーダーのエボⅢ、重量は569の50g台、女子プロ御用達仕様」である。ランクは「B」ながら、程度の良い品が見つかったので早速注文し、2日後には受け取って、今日は「よーし豪打しちゃうよ〜ん」とばかりに意気込んで、ここ双伸ゴルフセンターにやってきたわけである。さて、打席に入るや否や早速球をティーにセットして、豪快に素振りを3回してからやおらクラブを一閃、瞬く暇も無く思い切り振り切ったら・・・
「あーら球が上がらねぇ〜!」
見事地を這うような弾丸ゴロで、その後「無理無理」30発程打ちまくったが全部ボールがドロップするかゴロ、普通に空中に上る球は「全く出無かった」のだ。もう、怒りというか唖然と言うか、どうしようもなくて笑うしか無い「お手上げ状態」なんである。カチャカチャを持って来てればまだ何とかしようもあったが、後の祭り。泣く泣くロフト調整も出来ずに、バッグに戻す羽目になってしまった。それで残りの時間はしょうがなくアイアンの練習に当てたが、結局ドライバーのショックが尾を引いて、碌な当たりも出ず、殆ど収穫がないままトボトボと家路についたわけである(がびょ〜ん!)。
家に帰ったらとにかくロフトを2度上げて、11.5度にしてドロップボールに応急処置を施した。それで止めておけばいいのに、ヘッド後方についている可変ウェイトに気がついて、これ取ったらどうなるかな?、なんて「やらなくても良いこと」をついつい悪戯心で外してみたのが不運の始まり。中から何やら棒状のウェイトが出てきて、横っ腹に「12g」と書いてある。これがヘッド後方に入っているということは、左右の曲げ幅とか慣性モーメントとか、色々操作できるんだろうなとか考えながら元に戻すことにした。私はカチャカチャなどの変更は余り使えなくて、結局当初のポジションが一番良い結果が出る。今回もノーマルのポジションで元に戻すつもりだった。それでフンフン頷きながらネジをグイグイ締めていたら、何だか途中で空回りするではないか。「あれ?、何かおかしいな・・・」と思いながら何回か入れ直してみたが、何回やってもネジが締まらないのである。
「まずい、どないひよ!」
何だか無理やり力を入れすぎて、ネジを壊してしまったようなのだ。結局翌日にゴルフパートナーへ行って、店員も何回かトライした挙げ句、メーカー修理に出すことになった。単にネジを取り寄せるだけでいいのにゴルフパートナーも「クラブを預かってメーカーに出します」と言うから、電話で色々言ったがとうとう「もう一度持っていく」ことになってしまった。私は最初っから「預けようか?」って言ったのに店員が「預かれない」と言うから、渋々持って帰ったのである。しかも「2週間もかかる」というのにまた腹がたった。こんなケチがついたクラブなんて「もう売り払いたい気分、満載」なんだがそこはグッと耐えて、この難しいクラブでもう少し練習してみようと思い直し、何とか気持ちを奮い立たせ修理に出すことにした。
何しろ昔からタイトリスト純正のフジクラのシャフトには「ハズレ」たことがなく、漠然とではあるが何となく親近感があったので、今回のスピーダー569エボⅢについても「試打せず」に買い込んだのである。私には「必ず合う」筈だ、という安易な考えでいたのが失敗の原因だった。シャフト選びは慎重に、の通りである。しかしよくよく考えると、直前にスイング自体が今までと随分変わって来てロフトが立ち気味になっているし、ドライバーとアイアンでは「スイングも変えたほうがいい」かも知れない。色々考えて見ると、とにかく一応はトライしてからでも遅くはない、と思った(何しろポジティブ思考はお手の物である)。再来週の月曜か火曜に修理が出来上がってくると思うので、もう2、3回は色々試してみることにする。何しろスピーダーで「一番飛ぶ」と言われている名シャフトである。なんとか自分のものにしたいではないか。というわけで、私のミーハー心に火がついたのである。まあ修理が出来上がるまでは2週間たっぷりとあるから、イメージトレーニングで「アッパーに振る」練習をやることにした。目指すはマキロイかダスティン・ジョンソンである。果たして私は917D3を使いこなすことが出来るんだろうか?
兎に角タイトリストのネジ類の扱いには「注意の上にも注意すべし」だ!。しかもネジ1個の値段が何と「2000円」だというのだからボッタクリではないか。流石にこれでは「タイト愛」の名前も返上して、TとかCとかに移っちゃおうかなとも考えた次第である。ちなみにネットの「マイキャディ」で検索すると、「歴代タイトの中でも最悪」と、評価はボロクソである(何ということか!)。何だか前途に暗雲が立ち込めてきた。こりゃあ失敗したかもね。
2、スイングはまず、右足を踏むことで始まる
色々と YouTube でスイングの理論を見まくっていたら、最近はスイングについて「シンプル」に考えるようになってきた。バックスイングで思いっきり力を溜めて、ダウンで一気に開放する。それをシンプルにやるだけである。こういう目でマキロイのスロー映像を見てみると、実に素直に「なるほどねぇ」とポイントが分かるようになってきたのだ(おお、進化だ!)。バックスイングで身体を思いっきり捻って力を溜めるだけ溜めておいて、トップで静から動へのキッカケ(沈み込み)を行うと同時に全力で「思いっきりダウンスイング」しているだけである。そう、マキロイは思いっきり振っている、それだけである。その後は自動的に両足のケリで地面反力を味方にしながら、力一杯振り抜くだけ、というシンプル・イズ・ベストなのだ。何も難しいことは無い。何も考えず振り切ること、それが世界一美しいマキロイのスイングを作っているのだ。つまり、「よいしょっ!」と振り上げて、「クイッ」と沈みながら、「ドビュッ」と振り抜くのである。シンプルだ!(何のこっちゃ!)。
で問題は、私にそれが出来るかどうかである(無理です!、即答!)。
とにかく理想の形は見えた。どうスイングすれば効率よく正確に飛距離がでるか、という悩みはもう私には無い。後はその理想をひたすら追い求めるだけである、シンプルだ。・・・つまり出来ないと分かっていることを「やろうともがいているアマチュア」で終わってしまう。私にはもっと私に合った、年寄向きの弱者専用スイングがあるのだろうとは思う。クラブも軽くてオートマチックな、スイングスピードが遅い人用のものが沢山出ているではないか。ボールだって「高反発モデル」を使ったって構わない。別に競技に出ようなどという大それた望みはこれっぽっちもないエンジョイ・ゴルファーである。言ったらスコアだって、レギュラーから90を切れずにうろちょろしているヘッポコゴルファーなのだ。最近はたまにコースに行っても、帰りの飲み屋で反省会をするのが楽しみになっているではないか。何もマキロイを目指して練習するなど、砂浜に字を書くようなものと笑われるのがオチである。ああ、無駄な事に費やす時間は私には、もう残ってはいない・・・。
と、ここまで書いて気がついた。何故山に登るのかと訊かれた男が「そこに山があるからだ」と答えたという。私にとって理想のゴルフスイングは、余人には理解出来ない私だけの「夢」なのだ。一歩でも二歩でもいい、その理想に近づくことが私にとってはこの上なく楽しい人生の喜びなのである。そう、ひたすら練習あるのみ。それしか私には出来ないのだから。
3、PGAツアーは魑魅魍魎の世界
今CSチャンネルで、再開された米PGAツアーを放送している。そこで目を瞠る飛距離合戦を頭一つ抜け出したのがブライソン・デシャンボーだ。今週も見事優勝して、彼の驚くべきフィジカルとゴルフ理論がニュースを騒がせている。飛距離はゴルフの大きな魅力だが、去年まではダスティンとババ、それにマキロイが争っていた。そこへキャメロン・チャンプが彗星のように登場して話題を独占したかと思えば、今度はマシュー・ウルフが「独特のスイング」から320ヤードを軽々と超える飛距離を叩き出して、さしものファンも度肝を抜かれたのである。そして今年、コロナ開けのツアーを席巻しているのが、かの「マッド・サイエンティスト、ブライソン・デシャンボー」なのである。しかもその飛距離は「平均で」340ヤードを超えるというから、もう「化け物」でなくて何であろう。OBなんか気にもしないでひたすら飛ばせばいいって言うドラコン選手ではない。レッキとしたレギュラーツアーのメンバーで、しかも毎回優勝争いをしている「正確なドライバーショット」の持ち主なんである。ティーグラウンドでは毎回「マン振り」しているのに、不思議とボールは真っ直ぐ飛んで「フェアウェー」に落ちるのだ。我々が目を丸くして見ている以上に、フィールドに居る選手達の方がまず「そのモンスターぶりに驚いている」に違いない。松山の試合後のコメントに「ただ凄いなって思って見てました」と言っていた。そりゃそうだろう、「凄いな」っていう以外に言葉は見当たらない。しかし例えデシャンボーと言えども人間である。あれだけ過酷な肉体改造で、常人を遥かに超える飛距離とスイングスピードを手に入れたとすれば、その反動もまた「常人の想像を超えるもの」があるのじゃないだろうか。タイガーも左膝の痛みに苦しめられ、何度も手術してスイングも「マイルドなもの」に直している(ちなみに私も左膝が痛い。あ、これ関係なかったかも)。まあ、すぐにどうこうという事はないだろうが、いずれデシャンボーも怪我に悩まされる時が来るのではないだろうか。それが3年後か、はたまた30年後か。もしも彼が健康なまま50歳までゴルフを続けられたとすれば、「とんでもなく恐ろしいシニア選手」が生まれることになる。その時彼は一体何勝しているだろうか・・・。彼にとって唯一怖いのは怪我だけだろう。とにかく凄い男が出てきたものである。
4、松山はパターを打つ時に踵を上げている?
CSの放送を見ていて気がついたのだが、松山はパッティングする時に「爪先立ち」してるのだ!。何か変じゃない?!。彼の唯一の弱点がパッティングとすれば、この辺に何かありそうである。
こないだ YouTube で、あれこれシャフトをフィッティングする動画を眺めていたら、フジクラの Speeder エボリューション Ⅲ が「偉い飛ぶ」と褒めていたので、コロナ特別給付金も入ったことだし、思い切ってゴルフパートナーで「シャフト目当て」のドライバーを新調することにした。私はドライバーは昔からタイトリスト一筋と決めていて、カチャカチャがついてからは一層他のメーカーには「浮気出来なく」なった。これ、メーカーの戦略に「どハマリした」消費者心理である。だってテーラーやキャロでは、折角「交換可能」のシャフトが、使えないじゃないの(昔は私も、色々なメーカーのドライバーに手を出していた気がする)。で、いつものゴルフパートナーの在庫検索ページでタイトリストのドライバーを色々見比べていると、TS3と917D3が安くなっているから俄然気になりだした。
TS3はタイトリストの最新モデルで460CCの飛ばし屋仕様。シャフトもツアーADのVR6など、三菱系が豊富にラインアップされていて、いかにも「豪打しちゃうよ〜」と囁いているように見えて心が動く。一方、917D3は440CCの小ぶりヘッドでプロモデル仕様。こっちもシャフトは豊富に揃っていて、どれにするか迷うのが嬉しい悲鳴だ。今回はシャフトが目当てなのでヘッドはどちらかと言うとどうでもいいようなものだが、それでも私は440CCというヘッドに興味がメラメラと湧いてきた。最近バカでかいアベレージ用のヘッドがついたドライバーにそろそろ飽きていたので、今回は迷わず917D3をチョイスすることにした。
シャフトは勿論「スピーダーのエボⅢ、重量は569の50g台、女子プロ御用達仕様」である。ランクは「B」ながら、程度の良い品が見つかったので早速注文し、2日後には受け取って、今日は「よーし豪打しちゃうよ〜ん」とばかりに意気込んで、ここ双伸ゴルフセンターにやってきたわけである。さて、打席に入るや否や早速球をティーにセットして、豪快に素振りを3回してからやおらクラブを一閃、瞬く暇も無く思い切り振り切ったら・・・
「あーら球が上がらねぇ〜!」
見事地を這うような弾丸ゴロで、その後「無理無理」30発程打ちまくったが全部ボールがドロップするかゴロ、普通に空中に上る球は「全く出無かった」のだ。もう、怒りというか唖然と言うか、どうしようもなくて笑うしか無い「お手上げ状態」なんである。カチャカチャを持って来てればまだ何とかしようもあったが、後の祭り。泣く泣くロフト調整も出来ずに、バッグに戻す羽目になってしまった。それで残りの時間はしょうがなくアイアンの練習に当てたが、結局ドライバーのショックが尾を引いて、碌な当たりも出ず、殆ど収穫がないままトボトボと家路についたわけである(がびょ〜ん!)。
家に帰ったらとにかくロフトを2度上げて、11.5度にしてドロップボールに応急処置を施した。それで止めておけばいいのに、ヘッド後方についている可変ウェイトに気がついて、これ取ったらどうなるかな?、なんて「やらなくても良いこと」をついつい悪戯心で外してみたのが不運の始まり。中から何やら棒状のウェイトが出てきて、横っ腹に「12g」と書いてある。これがヘッド後方に入っているということは、左右の曲げ幅とか慣性モーメントとか、色々操作できるんだろうなとか考えながら元に戻すことにした。私はカチャカチャなどの変更は余り使えなくて、結局当初のポジションが一番良い結果が出る。今回もノーマルのポジションで元に戻すつもりだった。それでフンフン頷きながらネジをグイグイ締めていたら、何だか途中で空回りするではないか。「あれ?、何かおかしいな・・・」と思いながら何回か入れ直してみたが、何回やってもネジが締まらないのである。
「まずい、どないひよ!」
何だか無理やり力を入れすぎて、ネジを壊してしまったようなのだ。結局翌日にゴルフパートナーへ行って、店員も何回かトライした挙げ句、メーカー修理に出すことになった。単にネジを取り寄せるだけでいいのにゴルフパートナーも「クラブを預かってメーカーに出します」と言うから、電話で色々言ったがとうとう「もう一度持っていく」ことになってしまった。私は最初っから「預けようか?」って言ったのに店員が「預かれない」と言うから、渋々持って帰ったのである。しかも「2週間もかかる」というのにまた腹がたった。こんなケチがついたクラブなんて「もう売り払いたい気分、満載」なんだがそこはグッと耐えて、この難しいクラブでもう少し練習してみようと思い直し、何とか気持ちを奮い立たせ修理に出すことにした。
何しろ昔からタイトリスト純正のフジクラのシャフトには「ハズレ」たことがなく、漠然とではあるが何となく親近感があったので、今回のスピーダー569エボⅢについても「試打せず」に買い込んだのである。私には「必ず合う」筈だ、という安易な考えでいたのが失敗の原因だった。シャフト選びは慎重に、の通りである。しかしよくよく考えると、直前にスイング自体が今までと随分変わって来てロフトが立ち気味になっているし、ドライバーとアイアンでは「スイングも変えたほうがいい」かも知れない。色々考えて見ると、とにかく一応はトライしてからでも遅くはない、と思った(何しろポジティブ思考はお手の物である)。再来週の月曜か火曜に修理が出来上がってくると思うので、もう2、3回は色々試してみることにする。何しろスピーダーで「一番飛ぶ」と言われている名シャフトである。なんとか自分のものにしたいではないか。というわけで、私のミーハー心に火がついたのである。まあ修理が出来上がるまでは2週間たっぷりとあるから、イメージトレーニングで「アッパーに振る」練習をやることにした。目指すはマキロイかダスティン・ジョンソンである。果たして私は917D3を使いこなすことが出来るんだろうか?
兎に角タイトリストのネジ類の扱いには「注意の上にも注意すべし」だ!。しかもネジ1個の値段が何と「2000円」だというのだからボッタクリではないか。流石にこれでは「タイト愛」の名前も返上して、TとかCとかに移っちゃおうかなとも考えた次第である。ちなみにネットの「マイキャディ」で検索すると、「歴代タイトの中でも最悪」と、評価はボロクソである(何ということか!)。何だか前途に暗雲が立ち込めてきた。こりゃあ失敗したかもね。
2、スイングはまず、右足を踏むことで始まる
色々と YouTube でスイングの理論を見まくっていたら、最近はスイングについて「シンプル」に考えるようになってきた。バックスイングで思いっきり力を溜めて、ダウンで一気に開放する。それをシンプルにやるだけである。こういう目でマキロイのスロー映像を見てみると、実に素直に「なるほどねぇ」とポイントが分かるようになってきたのだ(おお、進化だ!)。バックスイングで身体を思いっきり捻って力を溜めるだけ溜めておいて、トップで静から動へのキッカケ(沈み込み)を行うと同時に全力で「思いっきりダウンスイング」しているだけである。そう、マキロイは思いっきり振っている、それだけである。その後は自動的に両足のケリで地面反力を味方にしながら、力一杯振り抜くだけ、というシンプル・イズ・ベストなのだ。何も難しいことは無い。何も考えず振り切ること、それが世界一美しいマキロイのスイングを作っているのだ。つまり、「よいしょっ!」と振り上げて、「クイッ」と沈みながら、「ドビュッ」と振り抜くのである。シンプルだ!(何のこっちゃ!)。
で問題は、私にそれが出来るかどうかである(無理です!、即答!)。
とにかく理想の形は見えた。どうスイングすれば効率よく正確に飛距離がでるか、という悩みはもう私には無い。後はその理想をひたすら追い求めるだけである、シンプルだ。・・・つまり出来ないと分かっていることを「やろうともがいているアマチュア」で終わってしまう。私にはもっと私に合った、年寄向きの弱者専用スイングがあるのだろうとは思う。クラブも軽くてオートマチックな、スイングスピードが遅い人用のものが沢山出ているではないか。ボールだって「高反発モデル」を使ったって構わない。別に競技に出ようなどという大それた望みはこれっぽっちもないエンジョイ・ゴルファーである。言ったらスコアだって、レギュラーから90を切れずにうろちょろしているヘッポコゴルファーなのだ。最近はたまにコースに行っても、帰りの飲み屋で反省会をするのが楽しみになっているではないか。何もマキロイを目指して練習するなど、砂浜に字を書くようなものと笑われるのがオチである。ああ、無駄な事に費やす時間は私には、もう残ってはいない・・・。
と、ここまで書いて気がついた。何故山に登るのかと訊かれた男が「そこに山があるからだ」と答えたという。私にとって理想のゴルフスイングは、余人には理解出来ない私だけの「夢」なのだ。一歩でも二歩でもいい、その理想に近づくことが私にとってはこの上なく楽しい人生の喜びなのである。そう、ひたすら練習あるのみ。それしか私には出来ないのだから。
3、PGAツアーは魑魅魍魎の世界
今CSチャンネルで、再開された米PGAツアーを放送している。そこで目を瞠る飛距離合戦を頭一つ抜け出したのがブライソン・デシャンボーだ。今週も見事優勝して、彼の驚くべきフィジカルとゴルフ理論がニュースを騒がせている。飛距離はゴルフの大きな魅力だが、去年まではダスティンとババ、それにマキロイが争っていた。そこへキャメロン・チャンプが彗星のように登場して話題を独占したかと思えば、今度はマシュー・ウルフが「独特のスイング」から320ヤードを軽々と超える飛距離を叩き出して、さしものファンも度肝を抜かれたのである。そして今年、コロナ開けのツアーを席巻しているのが、かの「マッド・サイエンティスト、ブライソン・デシャンボー」なのである。しかもその飛距離は「平均で」340ヤードを超えるというから、もう「化け物」でなくて何であろう。OBなんか気にもしないでひたすら飛ばせばいいって言うドラコン選手ではない。レッキとしたレギュラーツアーのメンバーで、しかも毎回優勝争いをしている「正確なドライバーショット」の持ち主なんである。ティーグラウンドでは毎回「マン振り」しているのに、不思議とボールは真っ直ぐ飛んで「フェアウェー」に落ちるのだ。我々が目を丸くして見ている以上に、フィールドに居る選手達の方がまず「そのモンスターぶりに驚いている」に違いない。松山の試合後のコメントに「ただ凄いなって思って見てました」と言っていた。そりゃそうだろう、「凄いな」っていう以外に言葉は見当たらない。しかし例えデシャンボーと言えども人間である。あれだけ過酷な肉体改造で、常人を遥かに超える飛距離とスイングスピードを手に入れたとすれば、その反動もまた「常人の想像を超えるもの」があるのじゃないだろうか。タイガーも左膝の痛みに苦しめられ、何度も手術してスイングも「マイルドなもの」に直している(ちなみに私も左膝が痛い。あ、これ関係なかったかも)。まあ、すぐにどうこうという事はないだろうが、いずれデシャンボーも怪我に悩まされる時が来るのではないだろうか。それが3年後か、はたまた30年後か。もしも彼が健康なまま50歳までゴルフを続けられたとすれば、「とんでもなく恐ろしいシニア選手」が生まれることになる。その時彼は一体何勝しているだろうか・・・。彼にとって唯一怖いのは怪我だけだろう。とにかく凄い男が出てきたものである。
4、松山はパターを打つ時に踵を上げている?
CSの放送を見ていて気がついたのだが、松山はパッティングする時に「爪先立ち」してるのだ!。何か変じゃない?!。彼の唯一の弱点がパッティングとすれば、この辺に何かありそうである。
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