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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

今週の気付き(38)10万円給付、いつ貰えるの?

2020-05-20 20:08:48 | ニュース
まず皆さんは、マイナンバーカードは法律上、特定給付には使えないって知ってた?

なんで今さら「住民基本台帳と紐付け」すればなんて言ってるんだろうか、意味不明だと思っていたら、何と法律でマイナンバーカードの使える範囲が「決まっている」と言うのだ。で、その中に今回の特別定額給付金は入ってなかったので「使えない」らしいのだ。「冗談だろ?」、って言ってたら、マジ本当だとテレビで八代弁護士が説明してた。馬っ鹿じゃないの?

国民は、マイナンバーカードを持っていて「番号と金融機関情報」をオンライン入力すれば、それでお金が振り込まれると思っていたようだ。私はどうせ政府のやることだから、どんな仕組みかは分からないが、きっと面倒なことになると思ってオンライン申請はしなかった。で、実際の評判はというと、これが「散々の不評」なのである。それみたことか!。毎朝私が寝床で聞いている「生島ヒロシ」の番組でも、「めちゃくちゃ怒って」悪口言っていたので、やれやれ「またか」と思い、驚きもしなかったのである。

法律がどうこうでなければ、ただマイナンバーにアクセスして16桁の暗証番号を入力し、振込用の銀行口座を申請すれば終わるはずなのだ。暗証番号がセキュリティ的に安全かという問題は別にすれば、アクセスしているのは本人であるから、その口座に10万を振込んで「マイナンバーに振込完了」のフラッグを立てればいいではないか。時間にすれば「数秒」で終わる。それが何で「役所の人間が総出で残業しても、追い付かない」ような事になるのか。

私が思うに、ここで「氏名とか口座名」とかを入力させているところに問題があると思う。氏名は、申請したマイナンバーが「本人と合致」しているかどうかを「人間が確認するため」に入力しているという(何のこっちゃ)。じゃあ、マイナンバーは何のために入力しているのかというと、本人確認である。つまり「何の役にも立って無い」のだ!。驚くではないか?。これじゃ、どこまでいっても「人海戦術から脱却できない」に決まっている。マイナンバーとは「氏名そのもの」なのだ、ということが理解できないから、全自動化が進まないのである。官僚の老害以外の何者でもない。このままでは、どこまで行っても今の政府にはマイナンバーを使いこなすことは出来ないと悟った。

そこで私の「マイナンバーの使い方」を紹介しよう。もう既に、日本国民全員と企業全部(つまり納税義務者全員)がマイナンバーを持っているから、後はそれを「何に使うか」である。

1、そもそもマイナンバーとは
ハッキリ言って、戸籍台帳の「ただの番号」である。登録番号と言っても良い。戸籍は「個人一人ひとり」が一つずつ持って、親子夫婦関係は「個人の属性」という位置づけにする(これが大変革なのだが)。結婚しようが養子縁組しようが、生まれた時に作った戸籍台帳の「登録番号は変わらない」ものとする。要するに、太古以来の家意識からの脱却である。勿論、番号の頭には「JP」が付けて、将来国際的に標準化した場合を考慮して、世界標準を目指すのである。全国の戸籍原本を管理する役場は「マイナンバー庁」に一本化し、すべての情報は「本部のデータベースに登録・管理」する。住民票は戸籍の「付帯情報の一部」になるわけだ。これに「DNAと顔認識データ」をくっつけると、基本登録は完了である。これで、日本全国どこにいっても、マイナンバーカードと顔認証で「本人確認」が可能になるのだ。もう、氏名なんか「いらない」時代が来るのである。

2、使用例
例えば自分の街の図書館を利用するとしよう。その時、受付でマイナンバーカードを読み取り機にかざし、顔認証画面でチェックすれば、すべての「入館処理が完了」する。もし、本を借りる時は「本のバーコードとマイナンバー」を読み取れば終わりである。簡単だ。ちなみに私が国会図書館に行った時は、入り口で列に並び「住所・氏名など」を記入した上で新規入館カードを作って入館した。本を読むまでに1時間もかかったのである。また、足立区の千住図書館で本を借りようとした時も「足立区民または足立区通勤者」であることを証明するものがなかったので、会社から「社員であることを証明する紙」をわざわざ書いてもらって、何とか利用できた。何れも、マイナンバーを読み取り機にかざせば「一発で処理」出来るのである。これは公的機関・施設利用の例だが、民間のあらゆる施設の利用に当たっても、同じことが言えるのだ。それをもう少し詳しく説明しよう。

a. 誰なのか
入館する人が「誰なのか」の本人確認をし、それには「AIの顔認証」を使う。これにはパスワードのようなものは使用せず、何より覚える必要がないので「絶対」だ。これにより年齢制限や住所制限などの「利用者権利」の確認が出来る。利用者側のメリットは、面倒臭い手続きが一切ないこと。顔認証はプログラム上で完了し、施設などにデータが残らないようにして、入館記録は「番号だけ」になる。勿論、マイナンバー側には「どこそこの図書館に、何日の何時何分から何時何分まで入館した」とデータが送られて、記録されるから、自分日記にもなって便利である。この時、副次的にだが、例えば「指名手配犯の検挙」などにも使えて、犯人逮捕に役立つ。なお、本人認証に使われた顔写真は、マイナンバー側にアップロードされて、カードの「有効期限を伸ばす」ことに利用する。これでいつでも「最新の顔写真が保存され」ていて、わざわざ更新する必要がなくなるというわけだ。それに5年毎の写真を保存して永久保存しておくと、子供時代からの写真も一覧できて、大変便利である。何れにしても、あくまで外部に残る記録は「番号だけ」であるから、個人情報が漏れる心配はない。私は市役所で何か申請する度に「氏名・住所・電話番号」を書かされるのが堪らなく嫌なので、早くマイナンバー方式にして貰いたいと思っている。これが出来たら、役所の事務員も「何人か仕事がなくなる」と思うが、今は触れないでおこう。

b. 何をしたか
マイナンバーを利用するごとに、行動履歴が本部のデータベースに溜まっていく。たとえば病院に行くとする。そうすると、受付でマイナンバーカードを出せば、本人確認が出来てなおかつ「過去の医療記録」が全部分かるので、医療に関わる「すべての必要な作業」が一瞬にして完了する。面倒な書類の記入もなく、新しい「病院ごとのカード」を作る必要もない。要するに、わざわざ一つ一つ書類を書いてどうこうする作業なしに、全部「利用者の利便性・利益」につながることだらけである。どっちにしてもデータは病院側に知られるので、便利な方がいい。もう一つ例を挙げれば、コンサートに行くとする。これもマイナンバーを入力すれば、チケット購入が完了して、支払いも「新たに入力することなく」紐付けされたクレジット会社とか銀行口座が入力されて、全部終了するのだ。もしコンサートが延期や中止になっても「メールでお知らせ」が届くし、新しいコンサート情報も届いてくる。クレジット機能も付いていると、これ一枚だけで「全部済む」ので楽である。クレジット会社は当然「本人確認」をする必要があるわけだが、それがマイナンバーだと「顔認証で一度に済む」ので、住所・氏名・電話番号に生年月日などは「不要」になるのだ。すべて「AIの顔認証」のお陰で終了である。

c. 取引内容
簡単に言えば、収入と支出を全部漏らさず記録する。収入は給与支払者が税務署に報告しているし、個人事業主は確定申告で報告している訳だから、何も今更マイナンバーで記録されたら困るってもんでも無い。支出はクレジットを使っていれば「クレジット会社がデータを記録・送付してくれる」ので簡単だし、そもそも多重債務者対策で全ての金融機関は「利用者情報を共有」しているのだ。だから既に、全部「筒抜け」なのである。後はどこまで内容を記録するかということだが、今回の給付の例で分かるように、光熱費や家賃や食費・医療費などの「必要経費」がハッキリ分かると、何かあった時の補償金額計算が「一発で可能」になるのだ。私は基本的に「金銭出納帳」をイメージしている。災害にあった時などに「請求書を再発行」して給付申請する大変さを考えると、最初っから「常時記録しておく」のが良いと思う。元々顔は販売店員に見られているわけだから、現在の情報量とマイナンバーカード式認証とは「番号のあるなし」しか違わない。例え店員が番号を覚えていても、それが「何かに利用できるわけではない」のだから同じである。もし、マイナンバーを知られるのが「どうしても嫌だ」という人が多いというのならば、マイナンバーの代わりに「紐付けしたクレジット番号」を使用しても良い。或いは、店側では「取引連番」で処理するから、店員がマイナンバーを「知ることすら」無い、という方法もある。要は、販売店ではクレジット会社と「取引連番」で支払いをし、個々のお客のマイナンバー自体を知る必要はないのである。今は、お店とお客が取引をして、「支払い情報をクレジット払い」にするという形をとっている。それを「お店とクレジット会社」とが取引をして、お客は「クレジット会社とだけ」取引する形にすれば、お店は個人情報を一切見ることは無いのである。要は、工夫すればなんとでもなる。

以上、誰が何処で何をして、どんなものにお金を使ったかが全部「マイナンバーに記録」されるのである。超楽ではないか!。毎年皆さんが頭を悩ませる「確定申告」も、これが出来れば、黙って寝転んでいるだけで「勝手に計算して提出してくれる」のである。最高だ!

後は、セキュティとアクセス権を管理するだけである。記録しておいても、アクセス権がなければ個人情報は守られる。多分、オープンネットワークには載せないで、どうしても中身を見なければいけないときだけ「役場にある専用のクローズドのネットワークに繋がった端末」で見ることになるかも知れない。まあ、直接見ることは余りなくて、「マイナンバー庁」のホームページから、アプリで集計表などを見るのが一般的な利用方法になるだろう。何れにしても、ユーザー目線で運用するのが良いと思う。勿論、全部暗号化して本人の顔認証がなければアクセス出来ないように、セキュリティには配慮しておく。或いは普段生活する時のカード会社や施設の利用などは、「変換コード」を間に噛ませれば、マイナンバー自体も「知られる心配は全然ない」。これは使わない手はないじゃないか!

d. メールアドレス
最後にもう一つ、政府が国民と「直接連絡する方法」が現状では「ない」。例えば国勢調査などの例を見れば分かるように、たかだかアンケートをするだけで「ものすごい時間と金と人間力」がいるのである。それを「アンケートメール」を送るだけで、アッという間に出来ちゃうのだから、政府はサッサとメール登録を推進すべきである。何より、金がかからない。つまり、政府が国民に何かを伝える、または国民が自分の意思を政策に反映させる、という方法に関しては、今までは「選挙で選んだ政治家を通して」行うしかなかったのだ。それがマイナンバーに「メールアドレス」を登録しておくだけで、何時でも簡単に選挙ができるし、「直接に、また簡単に」意思の疎通が出来るようになるのである。私の住んでいる柏市長選挙など、手始めにテストケースでやって見ると良いと思うが、如何だろう。

結局は、マイナンバーに「顔データ」「金融機関口座」「メールアドレス」の三種の神器を登録することだ。あるいは「DNA」を加えた「ちあきなおみの、4つのお願い」を登録しても良い。何れにしても、まず登録すること。使い方は「後から考えればいい」のだ!。

これほどの個人データを集積した機能を扱う部門であるから、「政府とは独立した機関」、つまり立法・司法・行政の三権分立に、新たに「個人」を加えて、4権分立にするのが良い(或いは「ベーシックインカム」を加えて「主権者」としても良い。すなわち、より国民の利益に直結した機能を持たせるのが良いかも)。であれば、「納税」を政府と分けて別個にし、役員はじめ「全ての人事を新入社員から公選」として、完全独立・人的交流もない「政府と別の組織」にするのが良いと思う。要するに、国家公務員ですら、無い。

以上、マイナンバーカードについての私の構想を書いてみた。これを3年ぐらいかけて徐々に実施しけば、今回の「特別定額給付」のようなドタバタは無くなって、政府が給付を発表すると同時に「各人の口座」にお金が振り込まれるようになるだろう。こういう便利な機能を「なんだか監視されているようで嫌だ」と拒否反応を示す人がいるから、いつまで経っても「10万円給付が届かない」のである。頭が硬い人というのは、何時の時代でも「足を引っ張るだけで、何もしない」人々何だよね〜。まあ、マイナンバーの収入支払いデータに基づく「迅速で的確な給付」で困窮者を救済するか、それとも個人情報を金科玉条のように守って「スッタモンダしたあげく」大混乱するか。

どっちを選ぶかは、あなた次第である。

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