明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

火曜日は文化の日:Spotify にも飽きてきて、結局 NHK のラジオを聞く

2021-01-19 18:19:03 | 芸術・読書・外国語

良い音に目覚めて以来、私の音楽環境は劇的に変化した。以前会社に行っていた頃は通勤時に大型ヘッドフォンでクラシックを聞いていたが、それが会社を辞めてからは次第に外出も減り、安物のワイヤレスイヤホンで聞くようになってからはクラシックからは遠ざかってしまった。そんな時にスマホのアプリで Radiko を知って、それからはラジオをメインに聞く生活である。聞いていたのはTBS Action! の「尾崎世界観や羽田圭介」だった。私は結構気に入っていたのだが、昨秋の番組改編で終了になってしまったのだ。どうも内容が今風の若者向き番組ではなかったみたいで、残念だがバッサリと終わってしまった。どうも内容が中途半端なトーク・ショーだと思われたみたいである。そういう番組は年配者にはいいが、若者には流行りの音楽か芸人のバカっぽいおしゃべり番組を好むようだ。私はどうもこういう暇つぶし番組は馴染めないのだが、これが時代の移り変わりというやつだろう。自然とラジオからは離れて行って、いつしか聞くのは Spotify だけになってしまった。Spotify は無意味なおしゃべりを聞かなくて良いので心が穏やかになる。

最初は適当にオススメのプレイリストを流しているだけの初心者リスナーだったが、最近ちょっとSpotify の使い方が分かってきて、楽しみ方も増えて来た。まず掛かっている曲が気に入ったらハートマークをタッチして「お気に入り」に追加する。私はとにかくこれにハマって60年代の洋楽から昭和歌謡まで、手当たりしだいにマークして100曲以上を取り込んで喜んでいた。お蔭で「好きな曲だけ」を聞く機会が大幅に増えたのだ。一時は気に入った曲を Spotify の雑多なプレイリストから探し出しては、お気に入りに追加する作業が日課になっていた。そうこうしている内に今度は「好きなアーティスト」を検索して、「ピンポイントで曲探し」するようになった。これで飛躍的にお気に入りの内容が充実してきたのである。現在、私の一番のお気に入りは尾崎豊の「傷つけた人々へ」だ(おおっ)。そしてこれを私一人でこっそり楽しむより、皆んなにも聞いてもらいたいと思うようになった。好きな曲を共有するというのは、言うならば「話が合う」とか気が合うというのと一緒である。そこでプレイリストを作って中に入れ、ユーザー名を友達に教えて検索してもらったら「見事にそのプレイリストを聞く」ことが出来たのだ(これでも無料!)。Spotify 恐るべし!

友達はプレイリストを聞いてあれこれと感想をメールで言ってくるから、私も彼のを聞いて「今度の追加曲、いいね!」などとメールを送る。意外とこれが面白く、互いの趣味の微妙な違いが分かったりして笑えたりするのだ。そんなこんなで勢い込んでプレイリストの拡充に邁進した私だが、それも一段落して、今は「一番好きな曲」と「洋楽」と「歌謡曲」の3つで回している。ところでイヤホンをちょっと高めの SHURE 完全ワイヤレスイヤホンに代え、イヤーピースを COMPLY に付け替えてからは外出しても家の大型ヘッドフォンと遜色ない音質が楽しめるようになったため、俄然もう一度「ラジオのクラシックへ」と回帰して音楽三昧を楽しんでいる。

音楽は新鮮な驚きを楽しむものである。これから掛かる曲を知っているのと知らないのでは、その感動に雲泥の差があるのだ。だから私はCDよりラジオの方が好きである。さあ次はどんな曲がかかるのだろう?、というワクワク感がたまらない。それが音楽の一番の楽しみと言っても良いかも知れないのである。以前は Tune-In を愛聴していたが曲ばっかりで飽きてきて、今は少しはしゃべりが入るラジオの方に気持ちが向いている。今日は NHKの「クラシックカフェ」という番組でブルックナーの交響曲5番を聞いた。ファンの方には申し訳ないが、ちょっと「つまらなかった」と言っておこう。私はマーラーとかブルックナーとか余り好きではないのだが、クラシックを掛けてくれるラジオ局は NHK くらいしかないので、半分仕方なく聞いている。クラシックのロマン派音楽では「ブルッフのバイオリン協奏曲」くらいしか知らないのだが、ラジオでなら「ふーん、こういう感じなのね・・・」などと流してそれなりに面白く聞いていられる。もし気合を入れて聞くのであれば、シューマンやワーグナーなどの方が勉強になると思っているが、まあブルックナーでも良いだろう。どちらにしても、交響曲というジャンルは好きではない。多少聞くかな?、という場合でも、フルトベングラーやベームやカラヤンとかの「指揮者・オーケストラ」で聴き比べる程度である。交響曲は作曲技法的につまらないと私は思ってしまう。まあ私の偏見だろうとは感じているが、特に直そうとは思わないのでそれで良いと思っている。ブルックナーを聞いたあとは向井実の音楽遊覧飛行を流してからラジオを切った。たまにはイヤホンを使って、エイジングしないといけないのである。ちなみに Klipsch の首掛けイヤホンは、イヤーピース変更とエイジングしたお陰で「最高の仕上がり」になっていて今、1番のお気に入りだ。

夜はまた、ちょこっと Spotify で音楽三昧しながら読書する・・・楽な生活しちゃってるなぁ!


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