明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

今度の目標は90切り(3)物理学でスコアアップ

2022-06-14 19:01:18 | スポーツ・ゴルフ

1、野球のバッティングとゴルフの違い

ゴルフをやらない人が良く言っていた言葉に「止まってる球を打つのなんて簡単さ」というのがある。昔はそういう声が多かった。これはゴルフを知らない人の言葉である。ゴルフを年寄りの遊びと言って馬鹿にする人が若い人に多かったし、金持ちの道楽と揶揄する人もいたのは事実である。これはゴルフを誤解している人の言葉である。一時期は会社員の誰もがゴルフを付き合いの一環としてやっていた時もあった。ゴルフが上手くないとビジネスで成功しない、と言われた時代の事である。これはゴルフを別の事に利用している人の言葉である。・・・要するにゴルフは誤解され続けてきた、とも言える。だが令和の今、ゴルフはようやく「若者のスポーツ」として認知されてきたようで、練習場で若い人が練習しているのを結構見かけるようになった。ゴルフ場でも若い人の割合が多くなり、特に女性が増えてきたのは嬉しいの一言である(余り綺麗な人はいないようだが・・・失言です)。だんだんと「マナーをうるさく言う」ようなことはなくなって来て、私などが思うに「動きやすければ何でも構わない」のではなかろうか、スポーツなんだし。しかし中には名門ゴルフコースとか言って、やたらマナーを重視しているコースがまだあると「ちらほら」話には聞く。が、ゴルフは「すでに大衆スポーツ」なのだ。ああ、紳士の社交場といっていた時代が懐かしい・・・わけ、ないか(ガビーン!)。

さて話は本題に戻るとして、両者の違いはボールが「動くか動かない」かである。ゴルフの場合はボールが動かないので、最初に置いたところに必ずある筈だ。つまり、すでに「位置」は分かっている。その代わりに、プレーヤーはヘッドの軌道を「如何にしてインパクトの位置へ誘導するか」と言うことが大事になる。つまり、ヘッドを「適正なスイングプレーン」に乗せることが一番重要な作業になるわけだ。当てるためにボールの直前にあれこれ調整するのではなく、ダウンスイングの入り方もしくはトップにおけるヘッドの位置を操作することが大事になる。これは一旦スイングに入ってしまえば、それこそあっという間にインパクトを通過してしまうのだから、調整しようなんて「考え」は頭から捨てなければならないのである。でも人間、どうしても調整しようとしてしまうのだ。悲しいねぇ。それでインパクトの直前でヘッドを何とかボールに合わせようと「身構える」ことになる・・・これが大きな間違いのもとなのだが。

それで私は考えた。ボールを打とうと身構えるのじゃなく、「意図した通り」にスイングすることに集中すれば、自動的にナイスショットして球は目標方向に飛んで行く、のではないだろうか(球の位置が適正だった場合・・・当たり前だが)。言うならば、ここが野球と決定的に違う部分である。つまり、自分なりの理想的なスイング軌道を作り上げて、後からそのスイング軌道の「適切な位置」にボールを置けば、ナイスショット間違いなしである。つまり、ボールをよく見て「自分のスイングを調整」するのではなく、自分のスイングは「この軌道を通る」から、ボール位置が「ここで適正」だと考えること・・・これがナイスショットの基本である。よく言う「素振りの重要性」とは、こういう意味で受け取ると理解しやすい。だから「毎回同じスイングが出来るように」練習を積んで行けば、放っといても簡単に練習場シングルになれる筈である。・・・だが人間、ボールにキチンと当たらないのは「自分のスイングが悪い」のだとは思わずに、ボールに当てる時に「ちゃん当てないからだ」と考えるのである。現状認識の誤りだ。悲しいねぇ。

結果として、「ボールを凝視する」のは間違いということになる。それよりヘッドが入っていって抜けていく「先」をイメージするのがベストじゃないだろうか。その際に、ヘッドの軌道を「3D」でトレースするとさらに良いと思う。単に上から見て、ボールに正確に当たるだけではナイスショットにならなくて、平面だけじゃなく「高さ」も合わせなければ「芯」には当たらない。さらに言えば、当たる軌道がボールの赤道より下に向かってダウンブローに抜けて行かなければならないと思う。つまり3Dの軌道合わせが必要だと思う。だから素振りも「3D」でボールをイメージしながら振ることが必要ではないだろうか。最終的には、ボールの先の「ヘッドが地面に接地する点」を頭に入れて素振りすると良いと思う。勿論、素振りの軌道は細心の注意を払って「全てをコントロールして」行うこと。スイングの軌道はアドレスの姿勢によって変わるから、前傾の角度や足の重心の掛け方、腰の動きなど全部を色々と変えながら試して行き、ストレスなくスムーズに振れる態勢を作る必要がある。要するに「ボールに当たるかどうか」はまず置いといて、クラブを「最大スピードで振る」ことを覚えるのである。これが私には欠けていた。

全力で50スイング、まず素振りから始めたい。但し、野球の素振りではなく、「ヘッドを地面に当てながら」行わなければ意味がないと思う。勿論、素振りの時にボールを想定するのではなく、100%のスイングが出来た時に「どこで地面に接するか」を見るのが大切なのは言うまでもない。ボールに当てるのは、その後である。スイングは同じだがボール位置を変えることで「球筋を変える」ことが出来るようになったら、一応完成である。但し、これは練習場での話。コースでは、平らなところで打てる事は滅多に無い。だからスイングが滅茶滅茶でも「スコアがいい人」が存在するのだ。ゴルフは奥が深いスポーツである・・・。

2、パットのライン読み
今までスイングの練習ばかりで、アプローチ・パターは全く練習していなかった。しかし90切りを目標とする以上、形だけでも練習することは必要だろうと思う。たまたま基本的な「ライン読み」のやり方をテレビの番組で教わったので、次回のコース攻略の糧にしようと目論んだ。そのライン読みというのは、ボールの曲がり幅はスピードに関係なく「同じだけ」落ちるというもの。ほんとかいなー?。

番組でも出演者が異口同音に「ウッソー!」と言っていたから、これ意外と知られていない秘密なんじゃないかと思っている。だからラインを読む時に「落ちる幅、つまり傾斜と芝目」を先に読み、その曲がりの頂点を前後させながら「打ち出す速度」を決めるのがセオリーという訳である。まあ、理屈は分かったが肝心の「傾斜と芝目」が分からない・・・ダメだこりゃ!

という訳で、練習はコースで行うこととする。まあ、少しは進歩してる筈だけど。


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