明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

(水)雑学:居酒屋おしゃべり(23)朝食を抜いて一日一食にする

2021-02-24 18:14:37 | 今日の話題

1、サーチュイン遺伝子の活性化を図る
人間の血糖値コントロール、つまりインシュリンとグルコースのバランスを適正に保つ一番の方法は、絶食時間を長く取って内臓を休ませることだそうだ。要は血管内の糖分を過剰に上げないための処置である。身体が必要とする以上の糖分にならないようコントロールするには、エネルギーを大量に使うか食事を減らすかのどちらかしかない。私は激しい運動が出来ないので、当然ながら「食事を減らす方法」を採用した。同時にインスリンを生成する臓器=腎臓の負担を減らすというのも、糖尿病の予防などには有効だろうと思ったのである(私は幸い糖尿病とは無縁だ)。で、食事を一日一回に制限し、ずっと働き続けの消化器官を休ませつつ、体全体の「生命維持能力」を上げていくようにした。取り敢えず毎日12時から18時までを食事時間と決め、それ以外の18時間(睡眠を含む)を絶食することにしたのである。但し、水分としてコーヒーやビールなどは認めることにした。なお、アルコール分が高い日本酒やワインは少し早いが、食事時間内に摂るように工夫した。ちょっとやり過ぎな気もしないではないが、どうせ試すなら「徹底的に」というのが私のモットーである。始めて3日しか経ってないが、結果は早くも出てきたようである。

一つはダイエット効果だ。時間外はおやつも何もかも固形物は一切食べないから、自然と摂取カロリーも少なくて随分落ち着いてくる。私は元々味にこだわる方では無いし、食事は栄養を取れればそれでいいという考えなので、食事時間を区切ってしまったことは好都合である。そもそもエサを一日三食決まった時間に食べるなんて野生動物はいない。私は一日一回が丁度よかった。

二つ目は、頭が冴えてきて居眠り回数が減ったことである。今までは夜4時頃まで布団に入ってラジオを聞いていて、結局起きるのは11時とかいう不摂生な毎日を送っていたが、この「サーチュイン遺伝子活性化プログラム」を始めたら、毎朝8時には起き出して夜12時に寝るようになったのだ!。それって、単にそうしてるだけじゃないの?、と思われるかも知れないが、それが自然と努力もせずに出来ちゃうのだから不思議である。身体が健康に活動しているのだろう。お腹も空かないからいい事ずくめである。

3つ目は「勉強時間が増えた」ことだ。今までは何だかんだとおやつを口に入れテレビを見ては時間をムダにしていたが、たった3日でまだ何とも言えないけども、いよいよ「本気で勉強」に本腰を入れる気になってきた。これも嬉しい変化である。

以上、色々と目覚ましい効果が身体に現れている。もともと朝食をしっかり摂らないと力が出ないという考えは今や完全に否定されているが、更に夜も「摂らない」のが胃腸のためにはいいようだ。思うに老人は一日一食で十分と言えよう。これは食が細って来たというのとは別で、メリハリの効いた生活を送る秘訣だと思う。この際サーチュイン長生き遺伝子を活性化して老化を止めるために「断食」を取り入れるというのは有効なようである。一度お試しを。

2、島根県知事の聖火リレー中止発言
何だか忘れられた一地方の弱小知事が、強大な中央権力に反旗を翻したようなニュースと一応は好意的に受け止められているようであるが、人々の反応は様々である。2020年の調査では、人口一位の 東京が1397万人に対して46位ブービーメーカーの島根は66万人で、「21分の1」と比較にもならない数字である。これは例えば、都内でも文化的に劣悪なことで評判の「足立区」よりも、やや少ないレベルだと言えばわかりやすいだろう。悪く言えば人間より家畜のほうが多いんじゃないか、っていう気さえする県である。そこが、聖火リレーを人質にとって東京都に意見したと言うから「一体どうしちゃったの?」と驚いた。どうも発言の真意が分からないのである。

例えば東京都のコロナ感染蔓延対策が間違っているというのであれば、それを指摘して正しい対策を提言するのが正当なやり方であろう。聖火リレーについては島根のどこを走るのか私は知らないが、大体東京の都市部と比べたら「野原みたいな過疎地」を走ったからと言って、今更感染が蔓延するとも思えないから無関係だろう。もし、オリンピックの聖火リレーについて「コロナの感染状況が改善されなければ中止した方が良い」という実施方法の是非についてであれば、むしろオリンピック開催自体についても「真っ当な意見」をいうべきだと思う。そもそも島根が聖火リレーを中止するというのなら「他の県でリレーをやれば済む」というだけだと思うのだが、何で無意味なリレー中止などと言い出したのか理解に苦しむ。

私が見るに、島根県知事のニュースは島根のコロナ対策のためというよりは、むしろ「東京のコロナ蔓延を抑える方法」を提言しているように一見思える。東京がやり方が生ぬるいというのなら、必要な予算の手当も含めた「具体的な方策」を小池都知事に直接届けたほうが良くないだろうか。小池都知事が聞く耳を持たないというのであれば、西村担当大臣なり菅首相なり「それなりに力のある人」を介して伝えるというやり方もあると思うのだ。何よりまず、聖火リレーを中止するというのは小池都知事にしてみれば、「どうぞご自由に」という感じではないだろうか。こちとら島根の聖火リレーなんか、「知ったコッチャねえんだ、バカヤロー」ってなもんである(ちょっと江戸っ子風べらんめえ調になってしまった)。案の定、小池都知事は「何を言っているのやら」と馬耳東風で受け流した。何だか思い切って意見を言った在野のヒーローのつもりが、あっさり無視されてスゴスゴ引き下がった感じである。一地方の弱小県知事が大東京に物申すには、もっと真正面から正攻法で立ち向かわなければ「鎧袖一触」犬の遠吠えに終わった、といういい例である。まあ、これで少なくとも「名前を売った」んだから効果はあったという計算は、島根のような片田舎なら「点数稼ぎ」にはなるだろう。何れにしても「爪痕は残せなかったな」という残念なニュースだった。

3、これぞ我々団塊の世代の青春
こないだ夜のラジオ番組(フォーエバーミュージック)で1962年のビルボード・ヒットチャートを放送していた。夜中だったがそれを聞いた時、「ああ、懐かしい!」と思って布団から起き出して、早速 SPOTIFY のお気に入りに登録した。

曲目は
ポールとポーラ「ヘイ・ポーラ」
ニール・セダカ 「素敵な16才」
コニー・フランシス「プリティ・ベイビー」
ナンシー・シナトラ「レモンのキッス」
フォーシーズンズ「シェリー」
レイ・チャールズ「愛さずにはいられない」
ヴィレッジ・ストンパーズ「ワシントン広場の夜は更けて」

それに、エルビス・プレスリー「好きにならずにはいられない」である。いやー、皆んな素晴らしい楽曲ばかりだ。

ちなみにその頃日本では、吉永小百合「寒い朝」、村田英雄「王将」、石原裕次郎「赤いハンカチ」などが流行っていたという(同じ時期とは思えないレトロな歌謡曲だ)。まあ、私達当時の小学生達が、如何に洋楽に入れ込んでいたか分かっていただけると思う。子供ながらによく見ていたテレビ番組は「ララミー牧場」という、すっかりアメリカナイズされた幼少時代だった。その後ビートルズが出てきて一気に音楽が身近なものになり、私も友人とベンチャーズのコピーバンドを組んで「小学校の運動会」などで演奏したものである。今で言えば米津玄師や髭ダンやKing Gnu に若者が熱狂するみたいなものであろう。要するに我々に取っては、どういう訳かわからないが「能天気にノリノリのミュージック」だったわけである。それぞれ青春の一時期には、こういう「無条件にキラキラした眩しい音楽」が必ずある。勿論それらは音楽的にも良く出来ていると今でも思う。だが、米津玄師がどうこうで、それに比べて「ニール・セダカがどうだ」という分析は、実は無意味なように思っている。ただ「我々の青春」はこれらの音楽とともにあったということ、それだけが誰にも邪魔されない唯一の真実である。

4、温水洗浄便座は、実はお尻には良くないらしい
まず人間の身体は常在菌で守られているという話。だから粘膜の露出している部分を「頻繁に水で洗い流す」と、この常在菌が無くなってしまい、逆に粘膜が傷んでしまうらしいのだ。ちなみに欧米では温水洗浄便座は普及率が10%以下で、科学的にも「水なしで拭く」よりよっぽど不潔になりやすい、という学術論文も出ているというから穏やかではない。肛門に温水を当てることで便意を促すというのも余りやり過ぎると、逆に自然な便意を催さなくなって便秘を悪化させるという研究報告もある。やはり自然が一番なのだ。以前は引越し先アパートの要件では、温水洗浄便座は必須だと思っていたが、今ではむしろ「必要ない」と考えるに至っている。ちなみに、洗浄ノズルから出てくるお湯は水道の殺菌成分が温められて蒸発するために、むしろ「雑菌の温床」になっていると言うから日本ハイテクの象徴も形なしである。ハイテクを使うなら「科学に裏付けされた方法」で、という警鐘である。


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