和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

とても楽しかった歌舞伎初参戦!

2014-01-12 17:47:32 | 日記
最終幕約15分間の観劇ですが、『三升席』と言う席でした。



2000円とリーズナブルなチケット代なのに、席が舞台の上下に15づつほど設けらた特別な席なのです。

ワクワク感はあるものの、なんかイメージわきません。

だって舞台の上下に観客席作るなんて、想像できませんもの。

塾生の杉野さんと西森さんと三人で新橋演舞場前で待ち合わせしました。

入口に入ると案内係に通されるままに二階の控え室に。

待合室にはカゴを渡された約30名ほどの客が集まってきました。

そのカゴは貴重品以外の物を入れておくためのものです。
靴も、です。

カゴの中に入っていた注意書きです。



その後、買い物する時間が20分ぐらいあったのでお土産ゆっくり選びました。
本番中なので、お土産コーナーにいるのは我々たった30人ほどの中のさらに数人、、、

じっくり見た結果私が選んだお土産はこれ



開運チョコレートです(笑)

時間になるとスリッパに履き替え、一通り説明をうけます。

撮影、録音は禁止。
席は座布団席。
そこから動かないように、とか、設置されている柵に触らないように、とか、ま、よくある通り一遍の説明。

でも肝心舞台に作られた『三升席』のことはよくわからないままです。

最終幕を残して、休憩時間に入りました。
一列に整列した30人は、上下それぞれ15人づつに分かれて、係員の後についてロビーから階段へ。

ロビーのお土産売り場めちゃゴミでした!
さっき買っといてよかった~

迷路のような階段を下りて、役者さんが通る姿見置いてある通路やホリゾント(って言うのかな?)裏などを通って行くと、気づいた時には舞台下手袖に!

あ、引幕の前の上下に席が見える!
あれが三升席か?
ひぇ~!観客席から丸見えじゃん!

『さ、番号順でお席にどうぞ』
と係りの人。

舞台の上下からぞろぞろと客が出てきて座りはじめるのですから、最終幕を待っていた客席はざわざわし始めました。

だって、丸見えなんですから、、、

しかし、こんな花道横の舞台うえの特等席でいーんでしょうか?
ご贔屓筋しか座れないような感覚ですけど、いーんでしょうか?

思わず、三人で顔見合わせてしまいました(笑)

客電が落ち始まりました。
爺様の姿をした海老蔵が花道をゆっくり歩いてきます。
我々の真横にきました!
『海老蔵様がぁ~』

暗転から一転明転になり、華やかな彩りの舞台に。

あっという間の15分でした。
正に、夢、夢見ごごちでありました。

花吹雪の代わりに降ってきたのがこれ。



ちょうど三枚そばに落ちてきたので、それぞれ記念に、いただきました。
これも特権かな?
ダメだったのかな?
でももらっちゃったし、、、紙だからいいですよね。

カーテンコールもありました。

海老蔵イカしてるネェ~

まさに『 惚れてまうやろ!』です(笑)



新橋演舞場を出てから、歌舞伎座にいきました。



まだ、新しくなった歌舞伎座を見たことがなかったのです。

立派であります。

地下のお土産物売り場にいきました。



駅から直通だからでしょうか、混んでましたねぇ~

役者さんもよく行くらしい『銀之塔』と言うシチュー屋さんに行きました。



美味しいシチューを堪能した後、松坂屋そばの珈琲屋さんへ。

昭和の匂いプンプンの珈琲屋さんは、もはや新橋以外は全滅したと思っていたのですが、銀座にもまだあったんですねぇ(笑)

ここで珈琲とアップルパイをいただきました~

今日はなんとも充実した一日となりました!

お付き合いいただいたお二人に感謝です。

今年も良い年になりそうです!

























『海底軍艦』

2014-01-12 07:07:06 | 日記
昭和中期あたりに作られた東宝の映画です。
内容は、敗戦間際に伊号潜水艦で鉱物資源豊富な無人島に逃げた神宮寺大佐率いる日本海軍軍人が、そこで建造した『海底軍艦』なる空飛ぶ潜水艦と共にムー帝国相手に大活躍すると言う冒険活劇であります。

興味わきましたか?(笑)

当初神宮寺大佐は、通称海底軍艦『轟天号』を使って英米相手に再度戦争を起こし、勝利することで日本を復興させようとするのですが、かつての上官や娘に説得され、人類共通の敵であるムー帝国撲滅のために立ち上がるのです。

わきました?興味、、、、

マンダという竜のような怪獣も出てくるのですが、特撮物の中でも怪獣物ではなく、私的には科学兵器物の位置づけです。

『海底軍艦』のカッコ良さたるや、垂涎物なのであります。





どうですこのかっ良さ!

たまりませんね~

東宝の特撮物で登場する科学兵器の中でも、一二を争う出色のディテールと性能なのです。

『海底軍艦』は万能な科学兵器ですが、それと争う科学兵器『メーサー殺獣自走砲』(正確な呼称ではないかも)は万能ではないのです。



しびれます、、、

その名の通り、巨大生物を殺傷するために特化された牽引式の地上を自力で移動する兵器なのです。

飛びませんし、海にも浮かばず潜れず、な科学兵器です(笑)

でも、万能でなくとも魅力爆発しいるのであります。


この『メーサー自走砲』なるものは、特撮物置にとっては汎用性が高く、幾つもの作品で怪獣たちと死闘を繰り広げています。

『海底軍艦』は三本ほどですが、『メーサー』は10本以上東宝の特撮映画に登場しています。

『海底軍艦』はその名の通り『海底軍艦』という映画で大活躍しますが、『メーサー』が一番かっこ良く大活躍するのは『サンダ対ガイラ』です。




アメリカ向けに作られた特撮物ですが、映画そのものも秀逸の出来栄えです。

つまり『海底軍艦』も『メーサー』も、素晴らしい映画に登場したことで脚光を浴び、そのキャラクターが独り立ちして現在もフィギュアなどで売り上げ伸ばしているということになります。
女優さんが綺麗に映る映画に出た後有名になるように、特撮メカも同様な流れがあるのです。

私の部屋には、そこそこ大きな『メーサー』と『海底軍艦』がゴジラヘッドと並んで飾ってあります。

昭和の特撮映画に関わった人達の創造力の産物に触れながら、その狭い空間で書を創造しているのであります。