感想:ザンキゼロ その1

2019-12-01 11:28:18 | ゲーム(VITA)


公式サイト


最近はVitaソフトが軒並み値下がりしてていいね!!
遊びたかったゲームをまとめて買い込んだせいで積みゲーがやばい。
あと2年は余裕で遊べる!!

本体も初期型から2000番に買い替えました。
画面の綺麗さは劣るけど軽いし音もいい。



というわけでずっと気になってたザンキゼロ。
ダンガンロンパスタッフの作ったRPGということで超期待してたんだが
女キャラがババアになるのが嫌でずっとスルーしてた。
でも実際に遊んでみると全然違和感がなくて反省。





謎の島に集められた8人のサバイバル。
全員がクローンで急速な成長速度による2週間の寿命を繰り返していく。




ダンジョンRPGの楽しさのひとつとして、ダンジョンの風景グラフィックがあるが
このゲームはそれぞれのダンジョンのビジュアルが美しくて個性がある。超合格点。
予算をしっかりかけたのが伝わってきていいね。
売り上げでこんな大コケするとは思わなかったんだろうな…。





ストーリーはそれぞれのキャラの過去が
一人ずつ暴かれていくというもの。
なんだかありがちといえばありがちなんだが
こちらが飽きてきたころにサクッと別展開に移ってしまう力技が潔くて好きだ。


でもRPGって命がけで力を合わせて戦うんだから
仲間同士でギスギスさせる展開って向かないよなー。
シナリオとシステムが別々と割り切れば普通に楽しめるけど。





ストーリーは「エクステンドTV」で進行する。
進行役のテラシマ・ショウ(CV:中尾隆聖)とクローン羊のミライ(CV:野沢雅子)。
ダンガンロンパ同様、大御所声優を使った悪質な掛け合い漫才が面白すぎるw
下ネタもノリノリで演じてくれる畏れ多さが最高。

ていうかダンジョンで少し進むたびに出てくるので
よくこんなに漫才を思いつくなぁと関心しきり。
このライターは放送作家に転身したほうが年収が上がると思う。






戦闘がリアルタイムでしかも敵の攻撃力が異常に高い。
そうすると戦略がボタン溜め攻撃のヒット&アウェイになるのは仕方ないとして
2匹以上出てくると混乱してヤバイ。

袋小路に追い詰められるとほぼ全滅確定というシビアさ。
キャラが死ぬと床に持ってるアイテムをすべてぶちまけるエグさ。
しかも重量システムのせいで大切なアイテムを持ち帰れないこともある。


なんでこんなにストレスの溜まるゲームにしたんだろう…。
いやまあ難易度設定もあるにはあるんだが
「オススメ」マークのついてる5段階の3番目を選んでもこれだからな…。




キャラの死に様によって記録される「シガバネ」。
シガバネを残して復活すると、復活コストは上がるがその攻撃への耐性が超アップ。
序盤はコストが厳しくてなかなか実感できないが
中盤以降は非常に有用になる絶妙なバランス。
コレクション要素としても楽しいのがなんか悔しいw





作中で遊べるシューティングゲーム「ステミスカイ」。
自機が死んだときの爆発で画面全体に攻撃できるので
それをうまく使いコンボをつなげて高得点を叩き出すという
「死ぬことが前提」というこのゲームのテーマを
うまいこと取り込んでるw

ゲーム内では「世間の評価はクソゲーだけどやり込むと味のあるゲーム」
という位置づけだが、地形やボスの弱点がランダムで
まともにパターン作成ができないのでやっぱりクソゲーだと思う…。






とまあ1回の感想では書ききれないくらい盛りだくさんなゲーム。

年齢・寿命・ストレス・食事・水・排泄・添い寝・料理・合成・建設・重量
スキルツリー・シガバネ・レアドロップ・部位破壊・etc。
よくこれだけのシステムをひとつのゲームとしてまとめあげたなぁ…。

そして綺麗にまとめすぎたせいで突出して面白い要素がひとつもなくなったという
非常に悲しいオチ。



ストーリー(と漫才)は非常に良かったので
難易度を最低にしてストレスなくもう1周くらいやってみたいわ。


■■■現在の進行状況■■■

本編クリア
トロフィー41%



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