感想:絶対迎撃ウォーズ

2023-02-06 06:17:53 | ゲーム(VITA)






謎の生物たちから都市を守り抜く、いわゆるタワーディフェンスゲー。

本部から同心円に4列並んだラインをくるくる回して
外側から攻めてくる敵に狙いを定めていく。





せっかく「円を回す」という操作体系なのに、
ギュンギュンと高スピードで回すことはできずに
1マスずつガチャガチャゆっくりと回す羽目になるので
向かってくる相手に対処が間に合わないことが多い。

タッチ操作でもっと気持ちよく回転ができれば
プレイヤースキルがものを言う熱いゲームになったのに!

まあそういうゲーム性で企画を通しているのだから
それはそれで受け入れるしかないのだけれど。
爽快感という点では非常に低い。

あと、とにかく全体の視認性が悪い。細かすぎて兵器を見分けるのが困難。
一応色で判別できるようにはしてくれているのだけれど
それでも眼精疲労が加速してつらい。

いちばん外周はおもに防壁を置く場所になる。
敵の攻撃はほとんどがビームなので
防壁を破壊されて敵に侵入される絶望感をあまり感じる機会がないのが惜しい。





そしてこのゲームの山場が「絶対迎撃兵器」。

相手の攻撃を受けることでゲージが溜まっていき、いっぱいになると使える。
発動すると一人称視点になり強力な攻撃で敵を撃破できる。
やっぱりこういうのはテンション上がる!!

その間はほぼノーガードになってしまうので使いどころを考える戦略も熱い。






しかしまあ何がきついかって、「敗北時のペナルティが大きい」こと。

シェルター化していない住居が破壊されるとそのぶん人口が減るにもかかわらず
各都市をレベルアップさせるのは居住人口を増やさなければならない。

しかも1戦ごとに5つある各都市の住民の幸福度が下がっていって
住民の流出が起こりやすくなっていくのでそのサポートもしていかなければならない。

自分のように低レベルで試行錯誤しながらごり押しするプレイスタイルは
ひたすら人口を減らしてレベルアップがさらに遠のくだけ。
律儀にノーリセットで遊ぶほうがどうかという話なんだけどな。

きっちり勝てる戦いを繰り返して資金と資材を貯めて
しっかり兵器を強化していくことがクリアへの道。



各都市によって手に入る資材が違うので、
最新の都市を攻略したくても、いったん以前の都市に戻って稼ぐ必要がある。
1戦が長くないとはいえ、それが逆に作業感を増幅させて精神的疲労が大きい。

都市ごとの個性が薄すぎるのも問題。
数戦に一度ほぼランダムで出現するボスぐらいしか変化を楽しめない。
出現する敵が違うとか、置ける兵器に制限があるとか、
何かしらの工夫がないと移動する楽しみがないんだよな。

何度「課金するから時短させてくれ!!」と思ったことか……。
つーかゲーム性自体が「課金のないスマホゲー」だなこれ。






特定条件をクリアするごとにストーリーが進行。

仲間が増えるごとにアイキャッチのシルエットが
開放されていくのはなかなか楽しい!






キャラクターは結構魅力的だけれど
シナリオの尺に対してキャラ数が多すぎてフォローしきれてないw

まあこのゲームに関してははシナリオをダラダラ読まされるよりは
戦闘をテンポよくガンガン遊べるようにして物語は味付け程度で正解だな。





ラスボスが強くて手こずったものの、兵器を強化しまくってなんとかクリア。

クリア後はこれまでのボスがさらに強くなったミッションも用意されていて
がっつり都市を強化させるやり込みも用意されてはいるのだけれど、
とりあえずトロコンまでやって終了。

ところどころのアイデアはいいのに全体的な感触が残念なゲームだった。




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