株主総会:任天堂 第79期(2019) その1

2019-06-30 09:49:45 | その他

2017 2018


今年も任天堂の株主総会へ行ってきました!!

G20の影響で安い夜行バスが運休になって
余分な交通費を出してしまったものの
さすがにリクライニングの質が良く、
ギリギリの時間まで仕事してたせいで爆睡。
でもやっぱりバスで寝ても疲れが全然とれんな…。




勢い勇んで朝食ビュッフェ(1500円)に臨んだが
体調がよろしくないのであっさりめのものしか食えなかった。
コロッケとジャーマンポテトですら重い。
こんなことならなか卯の朝定食でも良かったな…。





この前買ったスーパーマリオネクタイを装備。
腹出てるって言うな!!





会場である本社開発棟到着。

ロビーで隣の席に漫画家兼ユーチューバーのピョコタンが座ったので
「いつも配信楽しませてもらってます」と声をかけたが
「あーありがとうございます」とつれない返事を返されただけ。
まあ本人は任天堂の株主総会で尋常じゃなく集中してるだろうし
あまり深追いはしないでおいた。
実際は俺も忙しくてyoutubeなんて全然見てないしなw






開場。
最前列の机の上にamiibo勢ぞろい。
本来なら撮影禁止だが、係の人に許可をとって撮影してる人がいたので
自分も便乗して1枚ゲット。

客層はオタク4割ジジババ3割ビジネスマン風2割キ印1割。
なんか新聞に顔をめっさ近づけて高速で音読してるやつがいてドン引きした。

疲れが抜けてなくてかなり前の席なのに開始待ちで思い切り寝てしまったが
ふと目が覚めたら役員が席に揃ってて「ヴァッ!!」って声が出た。




というわけで事業報告から開始。

順調に利益が出ていて株価も安定だけど気が抜けないというのが
今の任天堂株に対する個人的な印象。

対処すべき課題が
「遊べば圧倒的に面白く、一目で面白さがわかる
 独創的な商品・サービスの開発」とのこと。
かっこよすぎて涙が出そうになった!! これぞゲーム制作だよな!!
任天堂だからこそ掲げられる自負。



というわけで質疑応答要約。
一生懸命書きとってるけど抜けが多すぎるのはご容赦ください。


Switchで他社のAAAタイトルが遊べないのが欠点だと思う。
来年以降、他社がより高性能なハードを発表することにより
AAAタイトルの発売が難しくなるのではないか。


古川社長:
他社にとってハードの普及台数は特に重要。
販促・営業・ラインナップの充実等でより普及させて勢いをつけていく。
ソフトメーカーが必要と思っていることもそれぞれ異なるため
Unityやunrealエンジンの導入等、受け入れてもらえるよう努力していく。


ていうかAAAタイトルってなんだろうと思ったんだが
「なんかすごいタイトル」って意味で具体的な定義はないのか?
ハイエンド性能を限界まで使った、みたいな意味で質問したんだろうけど
任天堂ハードにそれを求める人がいないのはわかるだろ。野暮だな。


近年、eスポーツと呼ばれる楽しみ方が増えている。
任天堂公式大会のスプラトゥーン甲子園のニコニコ動画実況で
出場者に対する容姿のコメントが流れ、
司会者やカメラもそれに乗っていたのが気になった。
該当の出場者もSNSで不快を表明しているが
任天堂としてはこういった件は容認しているのか。
今後どのような対処を行っていくのか。

古川社長:
個別の詳細については差し控えるが、
eスポーツに対してははっきり説明したい。
ライブで多くの人が応援する形は大変魅力のある楽しみ方だと思う。
先日のE3で開催された大会も大変盛り上がった。
当社IPによる活用も積極的に行っていきたい。

確かに質問がピンポイントすぎるw
でもまあネットユーザーのモラルに期待するのが悪い。ニコニコはもうやめよう。
もしくは司会のリテラシーをしっかり上げるかだな。


Switchの販売状況がWiiのときと似ている。
本体の販売状況が急激に下がっている。
どのような対策を考えているか。


古川社長:
前期は好調に推移し、マリオカート等の前々期のソフトも継続して売れた。
本体も堅実に売れており、今後も期待できる。
できるだけ長く販売していきたい。


こんな質問する意味あるか?
Wiiのときよりずっと盛り上がってるのに水差すなよ…。

あとここで例年どおりE3の映像紹介。
外人が盛り上がってるところを見るのは本当に楽しいなw


スマホ参入、ガチャ、VR等、
任天堂はつねに世の中の流れから遅れて出している。
ソニーとマイクロソフトがクラウド協同の発表を出したが
クラウドゲームの流れにどのように立ち向かうのか。
長期的に見るとハードはなくなるのではないか。


古川社長:
今すぐに全てがクラウドで遊ばれるとは思っていないが
将来的には発展していくだろう。
今以上に世界で遊ぶ人が増えていくのであれば
今のハード・ソフト一体型だからこそできる
ユニークな体験を届けることが最優先だと思っている。

宮本フェロー:
どの事業も任天堂が一番早くから実験している。
価格・年齢層等、誰もが安心できるようにしてから発売している。
クラウドに関しては今はわからないが
ローカルで処理することで面白いソフトもあると思う。
他社にないものをいかに見つけるか、競合のないビジネスを目指す。
独特でユニークなものに取り組んでいきたい。


これピョコタンの質問。
宮本茂が「負けず嫌いの宮本ですので」と自己紹介していて気になった。
負けず嫌いというのはたまに聞くし実際そうだと思うんだが
出所がどこかと思って調べても、ピョコタンの書いた記事か動画しか見つからん。
これって宮本茂がピョコタンのことを認識してるってことだよな。凄くね?
このファンサービスはまさにクリエイターの鑑!!

で、質問に関してだけど今後のゲームではクラウドが必須になっていくのは確実。
でも自分のような仕事の忙しいおっさんだとマイペースで遊べる
従来型のゲームを求めるわけで。うまいこと住み分けできていくと嬉しい。


任天堂はサブスクリプション型のビジネスが遅れている。
通信が4Gから5Gになったときにどのように対処していくのか。


古川社長:
サブスクリプションが一般的になってきており
E3でも業界内で話題になっていた。
Switchでは現在ニンテンドーアカウントでファミコンのゲームを提供しているが
今後充実させていく必要がある。

塩田技術開発本部長:
技術の進展と遊びのなかでどのように提供できるかはセットで考えている。
この件に関してはコストも重要となっていく。


個人的にはパッケージゲームを買う前提でお金を使ってるので
サブスクリプションは苦手。買ったゲームがフリープレイになると悲しいしな…。
でもメーカーとして安定収入が望めるのならば積極的に関わるべき。
だからSwitchにもはやく実績機能つけて…。


4月に中国市場に参入し、株価も上昇したので株主として非常に喜ばしい。
政府の意思変更により撤退の可能性もあるが
そのリスクはどう考えているか。


古川社長:
テンセント社は中国のゲーム市場での最大企業であり
十分な検討をもって協業を目指した。
中国での発売時期は未定だが、決まり次第発表したい。


品のよさそうなおばさんの質問。非常に株主総会的w
実際、俺もこの中国市場という弾があったから任天堂をホールドしてたわけで。
はやく次の爆上げがきてほしいな!


10年20年と語られるソフトをコンスタントに作ってほしい。
30年前に発売されたディスクシステムの「ファミコン探偵倶楽部」は
演出・シナリオともに胸に刺さって今でも心に残っている。
今の任天堂でアドベンチャーの開発は可能か。
また、スポーツやRPG等、各ジャンルごとにチームを置いているのか。
また、海外のクリエイターがいる場合、
どのようにコミュニケーションをとっているのか。



高橋企画制作本部長:
任天堂内とセカンドパーティで世界規模で見ると1000人以上の制作体制。
それぞれのプロデューサーに得意不得意なジャンルがあるが、
得意だけ任せるわけではなく、様々なジャンルを作らせている。
言語に関しては、海外のクリエイターが日本語を話すこともあるし
バイリンガルが間に入ることもあるが
開発に関しては日本語か英語どちらかでコミュニケーションをとっている。

宮本フェロー:
もちろん作品を作るうえでは10年後に残る作品を目指している。
シリーズ物ばかり作っていると言われるが、シリーズ1作目となる作品も考えている。
個人的にアドベンチャーは好きだが、今の任天堂では難しい。
10か国以上のローカライズとボイスが必須となるためコストがかかる。


パッと見た目、50歳前後であろうおっさんの質問w
ファミ探は1も2も名作。気持ちはものすごくわかる。
ただ、こういうのって「残そう」という意思で作って作れるものでもないし
とにかく良いゲームを作ればいいってだけの話だよね。

宮本茂が「でも自分の携わった『新・鬼ヶ島』を挙げて欲しかった」
と言って会場爆笑。さすがだw


まだたくさんあるので続きは明日。


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