感想:たまゆら~卒業写真~ 第4部 朝-あした-

2016-04-12 23:35:05 | 劇場アニメ



公式サイト


前回の感想はこちら


観てきました!!


ついにラスト。


卒業の時期に合わせた上映を延期するという苦渋の決断をしただけあって
作画のクオリティが段違いに良かった!!
正直、3部の作画はところどころ「アレ?」って思ったしね。
今回は1秒たりとも手抜かりなし!!
ともちゃんの乳揺れにまでこだわる変態っぷりに嬉し泣き!!


みんなで朝日山へ登ったり
志保美さんへの敬意をさらに強めたり
父親との思い出をあらためて振り返ったり
シリーズ全体のストーリーを最後でもう一度しっかり固めることで
観る側のノスタルジーを呼び起こす脚本。

もちろんこれまでのキャラも総出演で嬉しい。
香ちゃんに有無を言わさずゲットしてるこまちが素晴らしい。
俺やっぱ広橋好きだわー。

素直に作った作品に対して盤外の感想を持ち込むのは良くないけど
ちもさんの幸せそうな笑顔を見て泣きそうになってしまった。



今度こそ本当に動かなくなってしまった父親のカメラへの感謝。
みんな笑顔で送り合う卒業式。
離れてしまう友達の新しい生活を祝福する友情。

今回のテーマは「寂しさを前向きに捉える強さ」。
これって生きるうえでとても大切な要素だよな!


卒業式のシーンは坂本真綾の歌う「卒業写真」が
ゆっくりと全身に染み込むカタルシス。
全員の思い出を振り返るなかで
楓の視点でたまゆらが見えたシーンでマジ泣き。
こんなん泣くに決まってるだろ!!


卒業後の生活もみんなしっかりと生きていて
アニメの中とは思えないリアルが見える。
3部を観て以来ちょっとキャラ的に贔屓のある麻音が
大学でしっかりリア充だったことにほっこりしてしまった!!


エンドロールとあわせて過去作含めたダイジェストがキャラ別に流れて
なんともいえない感情を心臓から搾り出された。
過去から繋がって、未来も必ず幸せだということを示唆する演出。

キャラクターをここまで大切にする作品は滅多にない!!!
スタッフ全員はもちろんのこと、
本当に色んな人に愛されてる作品だわ。

自分はもうおっさんだけれど
悔いのない人生を送るようにしないと!
とあらためて思わされるアニメだった。
世の中の楽しいものを喰らい尽くすまでは死ねないな!!


竹原を舞台にする、というだけではなくて
町の雰囲気や住む人たちの気性をしっかりアニメの中に落とし込むのが
他の町おこしアニメとは一線を画している部分。
今年も遊びに行きたいなぁ。


エンドロールのラストに
「たまゆらを愛してくれたみなさん 本当にありがとうございました」
のメッセージ。

これだけ長きに渡って愛せるアニメを作ってくれて本当に感謝!!
このスタッフの次回作があるなら全力で応援しますよ!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする