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Everyday is a Special Day.

英語、日本のドラマ、日々のあれこれについて熱く語ってます。

無駄がない?

2005-09-18 16:20:25 | Monologue
PMSでもないのに、最近落ち込んでいます。

あの時、あんなことを言わなければ
あの時、あんなことをしなければ
あの時、あの人に会わなければ


いろいろ、後悔してしまうこともあって。もうどうすることも出来ないのだけど、うじうじ考えてしまう。
で、そんなときの薬はやっぱりミスチルの音楽。
久しぶりに「シフクノオト」を聴いてたらだんだん元気が出てきました。
過去を振り返ってもどうしようもないもんね。
以前、やっぱり同じように落ち込んでたIくんを励ますために、言ったことがある。

「どんなに悲しい想い出もないよりはあった方がいいと思うよ。人生には無駄なことなんてないでしょう?」


そうね。どんな悲しい経験も辛い経験も、何かの意味があるはず。
すべての出来事は、自分の身になって将来に繋がっていく。
そう信じて。がんばれ、私。



今日はTOEICを受けてきました。もうすぐ帰国するので、その前にここでの英語勉強の成果を確認、ってことで。
うーん。家で解いた模擬試験ほどは出来なかった。。。
リスニングセクションは、アメリカに来る前、会社で受けてた頃は「一言一句聞き逃すまい!」と緊張して、かえって全然聴き取れなかったんだけど、今回は気合いを入れなくても自然に頭に入ってくる感じで、それにはちょっと驚きました。
がっ、途中でスピードについていけず、一問まるまるダメだったのがあったり。
スコアが帰ってくるのが、怖い。。。

その後は車で45分の巨大アウトレットへ。
「もうこれが最後」
この呪文を唱え、買いまくり~。
が、一品一品は最高額で$50とかなんですけどね
GAPでは$15のスカートとカーディガンをゲット。クラークスではカワイイサンダルが$50。
まだまだ買いたいものがいっぱい。今度は一人で行こうかな、と思ってます。

異文化を知る

2005-09-16 12:38:09 | Monologue
アメリカに住んでいて、楽しいことの一つは異文化を知れること。
私は臆病のくせに超好奇心が旺盛で、そのため、実の親からも「あんたはホントに向こう見ず」と言われるほど。知りたいことを知るためなら、恐がりの壁も簡単に飛び越してしまうのです。
そんな私は、アメリカで外国人からその国の文化について聞くのが大好き!特に恋愛関係とかね

アメリカ映画を見てると、よく出てくるのが「プロム」のシーン。「プロム」とは高校生の卒業パーティーで、アメリカのティーンエイジャーにとっては一大イベント!女の子は着飾って、彼氏と連れだって参加して、二人でチークダンス。その後は。。。むふふ。
映画などでは、好きな女の子を誘おうと男の子が頑張ったり、女の子は好きな人からの誘いを待ってドキドキしたり。うーん、ロマンティック。
ということで、私の知り合いのアメリカ人男性何人かに「プロム」について聞いたところ。

Aくんの場合:彼女ではない女友達と二人で参加。その子はプロムのために高価なドレスを買い、リムジンまで借りちゃって気合い入りまくり。本当は彼はシャイなので乗り気じゃなかったんだけど、断り切れず参加して4つくらいのプロムをはしごする羽目に。でも、その後は別にその子と恋愛関係にはならなかったそう。
Bくんの場合:私立の高校で、プロムがなかったので不参加。ほんとかい?
Cくんの場合:自分がモテないと思っていたので、誰も誘わず誰にも誘われず、バイトがあるということでプロムから逃げた。プロム後の男友達だけのパーティーに参加。

うーん。想像していたほどロマンティックじゃないなぁ。次は女性に聞いてみよう。

話は変わるけど、恋人選びにおいては、アメリカ人は日本人よりも、相手の見かけより性格を重視する人が多いように感じる。(といっても、私の周りの少ないサンプルだけど。。。)
この間話した彼は、「見かけは永遠じゃないけれど、性格は永遠でしょう。だからボクは性格で選ぶよ。」とのこと。まだ若いのに、大人な意見だなぁー。
きれいなことだけが女性の魅力じゃないわよね~。うんうん(深くうなずく)。
全体的に、アメリカの若者の方が、考え方が大人っぽいと思う。私の印象では、彼らの精神年齢は日本人の同い年の子+5歳くらいって感じ。まぁ、もちろん、人にもよるとは思いますが。
日本人はか弱くて、キレイで女らしい、という見かけの印象が、モテるための条件の一つだよね。

韓国の友人に「どうして日本人女性はcuteであることを一番大切にしてるの?」って聞かれた。
飲み会の席で、韓国の女の子たちは男の子に負けないくらいいっぱい飲むそうだ。で、男の子たちも下戸の女の子にあまり魅力を感じない、とか。
日本だと、お酒が飲めすぎる女の子より、一杯くらい飲んで「きゃー私酔っちゃった。もうだめぇ~ん」みたいな女の子の方が人気があるよね。モテたいがために、そういう振りをする子がいるくらい。韓国ではそういう子は、周りから「はぁー???」って目で見られるそうだ。
私も個人的に、日本の女子に蔓延する「cute」が一番良いこと!みたいな考えは危険だと思う。女性が自分で自分の首を絞めてるようなものじゃない?「私たち、何もできないんですー」みたいに弱さをアピールするのって、自ら社会的地位を貶めてるのでは?
でも、最近の若い女性はもっと強いのかな??

などと、堅いことを言ってしまったけど、各国でいろんな価値観があって、面白い。
英語が話せると良いことは、いろんな文化や違いを知れることだと思う。もっと勉強しないとね。

愛されたい?私

2005-09-11 15:45:18 | Monologue
私は、いわゆる「重い女」になりがちなタイプだと思う。フフ自分で分かってるなんてエライでしょ。
好きになると夢中になって、それに入れ込んで、入れ込み過ぎてしまうので、周りの人から見ると、とっても分かりやすいらしい。友達に「大胆だよねー」と言われたことも。。
昼も夜もその人のことばっかり考えてしまう。だから相手からメールが来ると、ほんとはすぐにでも返したい。いや。そればかりか、相手からメールが来なくても、こちらから何度でも送りたい。だって心の中に思いが募ってしまってそれを伝えたくなってしまうのよ~もともとまめな部分があるから、好きな人のことを考えて考えまくってあれこれやりたくなっちゃうんだよねぇ。

でも、自分でも分かってる。相手を追いかけすぎたら、「うざい」と思われて嫌われちゃう。だから必死に我慢。相手からメールが来るまでひたすら待ち、来た後も返信には時間を置く。「私忙しくて全然待ってなんかなかったわ」みたいな雰囲気を演出したりして。電話もかかってくるまで我慢。でも目はついつい電話機に行ってしまうの。あ~辛い。
人間って追われすぎると逃げたくなるものなのよね。。追うのは好きな私だけど、追われるのは嫌いだから、その気持ち、よく分かる。
だから、「キミの愛が重いんだ」、そう思われないよう独身時代は必死に愛をセーブしてたっけな。
夫の時は幸い、向こうもわりとまめなタイプだったから、やきもきしないで済んだのだけど。

そして、同時に私は「愛されたい」願望がすごく強いんだなぁ、って最近気付いた。相手が自分を好きだって言ってくれても信用できなくて、「本当に?」って何度も確認して、さらなる愛情を要求して「私が好きなら、もっと証拠を見せて」ってねだる。
だから私は、自分を好きだって言ってくれる奇特な人が現れても、気付かないことが多い。周りの人に「彼はあなたのことが好きだったんだよ。あんなに態度に示してたのに、どうして分からなかったの?」って言われたり。
自分に自信がないのかなぁ。自分を愛してくれる人なんていない、って心のどこかで思っているのかも知れない。
コレに関しては、子供の頃のトラウマとか?二つ違いの弟が生まれたとき、親の愛情が弟に一気に移ったのが寂しかった覚えがあるんだけど、そういうのも関係してたりして。

この愛情を欲しがったり、過度な愛情をかけたりする自分には手をやいてしまう。もっとドライにクールに生きられる人が本当にうらやましい。なんにでも感情過多なんだよなぁ。性格とはいえ、付き合ってくのがときどき面倒になる。

まっ、そんな愛も時間が経つと意外とあっさり引いてしまうんだけどね。事実、夫には最近あんまりまめじゃない私

'You've got to find what you love.'

2005-09-10 15:54:58 | Monologue
生きてると、今、自分のやってることが正しいのか分からなくて、何をやっても無駄なような気になって、全部放り出したくなる日もあるよね。
そんな日には是非、下記の文章を読んでみてください。きっと心に響きます。
Steve Jobsのスタンフォード大学卒業式のためのスピーチです。彼はかの有名なアップルコンピュータ社のCEOでピクサーアニメーションを設立した人でもあります。

英語版

日本語版

日本語版があるのを知らなくて、私は英語版をせっせと読んだのだけど、そんなに難しい言い回しを使ってないので読みやすいと思います。

Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma — which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.

周りのことは意に介さず、自分を信じて、自分の好きな道を模索し、行動する。簡単なようでいて難しいけど、忘れずにいたい。

帰りたい?帰りたくない?

2005-09-02 15:10:30 | Monologue
夫が帰ってきて、「もしかしたら日本に帰って、一年後またアメリカに赴任になるかも」と言われました。
そのとき、まず思ったのが「いやだ~!!!」
結局、その話は可能性がほぼゼロになりそうなので、心配無用なのですが、自分の気持ちを再確認することが出来ました。
私は日本に帰りたいんだ!
って。

帰国するのが決まったときは、確かにショックでした。10月?それってもうすぐじゃん?
でも、とりあえず私がここにいたいのは、せいぜい来年の夏くらいまでなんです。その後は…どうしよう?
今まではずっと英語の勉強を続けて来たけれど、そろそろそれも卒業。アダルトスクール、コミカレ、市、大学、教会、あらゆるESLに行って、外国人向けのプログラムも一通り参加して。日本人としてのボランティアも経験したし、とりあえず今の私が出来そうなことは一通りやり終わってしまった気がします。
これ以上、ここにいるなら新しくやりたいことを探さないといけない。例えば大学に行くとか、働くとか。
でも、それを始めるにはまた、いろいろと模索しなければいけないわけで、ここで帰るのはある意味キリがいいのかもしれません。

アメリカにいる間は、いつも緊張していた感じがします。
「折角、異国にいるのだから」
それがキーワード。
常に「何かしなくちゃ」って自分に発破を掛けていました。
だから頑張れたし、時々はそれが自分で自分の首を絞める結果にもなり。
「もう帰るんだ」っていう事実は、「もうここで無理して頑張らなくてもいいんだ」って開放感にも繋がっていて。
だから、この青い空を見られなくなるのは寂しいけど、日本に戻るのはいいことでもあるのかな、って。

そしてもう一つ、帰りたいと思う理由は、両親のこと。
先日、日本に帰国したとき、二人とも元気ではあるものの、歳のせいで以前より弱って来ているのが見て取れました。
久々に私が帰ってきて、あれこれ料理を作ってくれるなど、嬉しそうにしているのを見て、アメリカで勝手に楽しんでた自分に罪悪感を感じてしまいました。決して「帰ってこい」とははっきり言わないけど、大好きな家族や友達のそばにいたい、強くそれを感じました。

今まで毎日あれこれやって忙しくエキサイティングな日々だったので、日本に戻ったら物足りなく思うことも確かだけど。。。
心のどこかでほっとしてる部分もあるんですよね。
この日記を読んでる人は、私のことをめちゃくちゃ行動的でoutgoingな人と思ってる人も多いでしょうが、子供の頃の私は家で遊ぶのが好きで臆病な子で、それもホントの私で、それに戻れる日本の生活も楽かもしれない。

なんて、色々考えてしまう今日この頃でありますが。
人生って何が起こるか本当に分からないよなぁー、とアメリカに来て、しみじみ思います。ここには書かなかったことも含め、私にとって想像すらしていなかったことがたくさん起こりました。いいことも悪いことも。
だから、10月末に日本に帰っても、今後の人生はまったく白紙です。まじめに何が起こるか分かりません。
だから人生は楽しいんだ
なんてまだ言えないけど。

頑張ろー→自分

2005-08-30 13:03:59 | Monologue
午前中は家にいて、最近こちらで買った「オペラ座の怪人」のDVDを見た。日本で四季の、アメリカでブロードウェイのミュージカル、で見ていたけれど、映画も良かった。
オークションのシーンから過去に遡って、色がカラーになるシーンは鳥肌ものに美しかった。単純な話だけど、いつもファントムに感情移入してしまう。どんなに愛しても決して報われない愛。。切なく美しく、そして悲しいなぁ。

それから私もようやくアメリカでグリーンティーフラペチーノを試しました。
ネットで広まってるように「Extra Green tea and no syrup」で頼んだら、店員のお兄ちゃんに「その飲み方だとおいしいの?前に普通に飲んだらボクには甘すぎてさー」と言われた。アメリカ人にも甘すぎるって一体どんな甘さ!?
感想は、うん、なかなかおいしい。まだまだ甘いけど許容範囲。抹茶シェーキっぽいかな。次回もまたチャレンジしてみようっと。
でも、私はやっぱり、「コーヒーフラペチーノ」が一番好き。

その後は、一番仲の良い韓国人の友人が、韓国から戻ってきて電話をくれたので、1ヶ月ぶりに会うことに。久々に英語で長々と細かいことを話したけど、自分のブロークンな英語にがっかり。。うう。
実は私、10月末で本帰国することになったのだが、それを彼女に話したらかなりがっかりしていた。。私も彼女にこんなふうに会えなくなるのが悲しくて、言うのが辛かった。
でも、彼女も来春にはここを去るかもしれないらしい。
彼女のご主人はPh.D(博士課程)専攻であと5年くらいはここで勉強しなくちゃいけないのだけど、彼女だけ一足先に自国に戻って再就職しようかと思っているんだって。そのために秋にとある資格がもらえる大学のクラスを取る予定とのこと。
彼女のビザではここで働くことが出来ず、Independentな彼女は専業主婦には満足できないようだ。
彼女はとてもしっかりした女性で、以前、みんなの前で「愛だけじゃ結婚できない。時には条件も必要よ」って発言したのも彼女。いつもはっきり意見を持っていて、向上心が旺盛な彼女が私はとても好きだ。

いろんなことが重なって最近、落ち込み気味だったけど、彼女と話して「頑張ろう!」って気持ちを取り戻すことが出来た。
これから先、周りで何が起きても、自分の夢だけは自分を裏切らない。目標を決めて、それに向かって自分で努力すれば何事か成し遂げることができるはず。
周りを変えることは出来ないけど、自分を変えることはできるものね。
やっぱり私は何かに向かって頑張っている人が好き。そういう人といると、私も何か出来そうな気持ちになってくるから。どんな状況でも自分らしく生きるために努力を惜しまない彼女。Iくんもよく言っていたっけ。「○○(私の名前)も、これからどうなっても、周りの人に何を言われても、自分のままに生きていくに越したことがないと思うよ。」(メールからそのまま引用。彼の日本語、すごいでしょ?)
周りには何も期待せず、自分だけ見据えていられたら、生きるのがもっと楽になるだろうね。。まぁ、まだそこまで達観は出来ないんだけどね。

My Brother

2005-07-22 14:37:05 | Monologue
今日はまた午後から大学付近で英会話のフリーのクラスに参加した。お題は「Family」。参加者それぞれの家族についてみんなが語った。家族で一番closeな人をあげて、その人について話して、とのこと。
夫のことを話しても面白くないので、弟のことを話した。私は結婚するまでは自らが認めるブラコン?姉。
二つ違いのため、子供の頃はお菓子の取り合いやその他いろんなことで毎日ケンカしていた。でも狭い社宅で育ったので弟はいつも私のそばにいて、遊ぶときはいつも一緒。見るテレビも一緒、読む本も一緒。そのせいで、笑うツボも好きな物もすごく似ていた。多分世界でいちばん。
結婚するまでは、面白いテレビを見た時や、感動する本、映画に出会ったときは、真っ先に弟に話した。弟もそれを見て、共感してくれて話が盛り上がる。あれほど好みが合う人はDNAと育った環境のなせる業なので、他人に求めるのは難しい。
夫と私は性格も好みも似てないので、その点はもうあきらめているけど

私が年下の男性好きなのは、そのせいだと思う。年下の女性、男性、同い年の女性、男性、年上の女性、男性、その中でどのカテゴリーが一番気楽に話せるかと言うと、「年下の男性」なんだよね。男女だからって恋愛とか意識することなく自然に接しやすいのだ。

さて、実家の弟はどうしてるかというと、今は結婚して元気にしています。弟のお嫁さんとの関係も良好なので安心してくださいませ
でも、昔みたいに気安く話せなくなったのはちょっとさみしいな。



今日は超簡単アップルパイを作ってみました。アメリカ在住の皆さん、お試しあれ。
スーパーで冷凍パイ皿シート(二枚セットで¢99)とアップルパイフィリング(多分$1くらい)の缶詰を買って来ます。
パイシートの上に缶詰を広げ平らにして、オーブンに入れ、375度で40分焼くだけです。
…っていうか、これって料理って言うんだろうか?アメリカって本当に便利。日本じゃフィリングも自分で作らないといけないし、パイシートもとても高いらしい。黙ってれば、立派なアップルパイに見えるし(多分)焼きたてはそれなりにおいしいのでオススメ。

sentimentalなワタシ

2005-07-14 14:30:59 | Monologue
ブログのデザインを絵日記風に変えてみました。夏バージョン。いかがでしょ?ブログはこうして簡単にデザインを変えられるのが便利よね~

最近は夕方から学校や英語関係のアクティビティに参加することが多いので、夕飯を作ってから出かけています。帰りは平均8時頃かな。夫が帰ってくるのはもう少し遅いので、それまでに作っておいた物を暖めて準備しています。
出かけるのが大好きな不良主婦だけど、最低限のお仕事は済ませないとね。。なーんて、偉そうに言ってますが、手抜きのおかずばっかりなんだけどね

今日は大学で、学生に日本語を教えるボランティアに行って、その後クラスに出席。
クラスが行われる教室はキャンパスの中のひとつの古い校舎。
日本もそうだけど、学校って独特の雰囲気があるんだよね。多くの生徒たちが過ごしたであろう教室にはノスタルジーと歴史を感じる。
この大学にはシンボルとなっている大きな時計台の建物があって、そのチャイムが定時に鳴り響く。
折しも今日はめずらしく雨。そんなチャイムを聞きながら、窓の雨を見ていると、自分の学生時代に戻ったような気分になる。
ああ、私はアメリカの大学にいるんだなぁー。おい、授業を聞きなさい!私

私がアメリカにいられるのもあとどれくらいだろう。いつかは日本に帰って、こんな経験は夢みたいに思うようになるんだろうな。そう思うと、この景色がどれもすごく大切な物に思えてくる。
なのにIくんに「もうすぐここを離れるから寂しくないの?」と聞いたら、「ぜーんぜん!さっさと日本に行きたいよ」だって。まだ若い彼には未来しか見えてないのかなぁ。
私が「いつかきっとここを懐かしく思う日が来るよ」って言っても、「絶対ない!勉強ばっかで苦しい想い出しかないし」だって。。。
そんなことないよ。絶対いつか、今のことを思い出して、私みたいにsentimentalな気分になる日が来るはず。ああ、「あんなこともあったなぁ」って今日の日を愛おしく思い出す日がくるはず。掛けたっていいもんね~。
なんていうのは、やっぱり、私が歳を取っているからなのですかね?「オバサンのたわごと」ってとこでしょうか

サヨナラだけが人生だ

2005-06-28 11:37:31 | Monologue
金曜日はとあるパーティーで久々にハジけ、土曜日はスパーズ優勝パレードで盛り上がったからか、疲れがMAX状態に。
今もなんだか身体がだるくて何もする気が起きないの。
運良く?予定がキャンセルになったので、家で一日だらだらしてみたけど、今度は余計なことをうだうだ考えてなんだかますます疲れた気がする。

毎日いろいろなアクティビティに参加して、いろんな友達といろんなことをして遊び、自分でもかなり充実した日々を送っていると思っている。そう。周りの人たちから見たら、私ってとっても楽しそうに見えるだろう。
アメリカに来なければ会えなかった大切な友達も何人か出来て。すごくすごく幸せなはずなのに。
でも、時々とってもむなしくて寂しくなるの。

アメリカでの私の暮らしは一時的なもの。そして、私の周りの人たちもそういった人が多い。
とくれば、絶対避けられないのは「別れ」。
折角出会えた素敵な人たちとは必ず別れが待っているの。もちろん日本に住んでいても「別れ」はたくさんあるけれど、ここでは多くの人が私のように一時的な滞在のため「出会って、別れて」の数が多すぎる。私もいつかここを去る時は、ここに残る友達全員と別れなければならないのよ。
それが時々どうしようもなくつらい。
去年の今頃も、すごく仲良くしていた日本人の友人が帰国して、しばらく放心状態になってしまった。今はもう大丈夫だけど、彼女が住んでいたアパートを見ると、ちょっと切ない。

そして、親友のIくんももうすぐ日本に行っちゃうんだよね。
「日本に戻ったらまた会えるでしょ?」と言うけれど、残される私は寂しい。きっと彼が去った後、想い出が残る場所に行くたび切なくなるんだわ。。
なんて、今から考えても仕方のないことを想像してため息。

素敵な人たちに出会えて、同じ場所で同じ時間を過ごせたことは、きっと忘れられない宝物になるだろうけれど、避けられない「別れ」の瞬間はとても辛い。
これは日本にいたときには分からなかった痛み。異国で本当に気の合う人に会うのはとても貴重で難しいことで。だからこそ、失うのが辛いのだ。
その痛みに耐えるのがイヤで、誰かに出会って心を開いて仲良くなるのが怖い。だって必ず別れが待っているんだもの。。。

多くの人は別れの時に「またいつか会えるよ」と言う。そうね、会おうとすればいつか会える。
でも、大人になった私はそれが一種の気休めであることを知っている。みんなそれぞれの生活があって忙しくいつか次第に忘れていく。そして、一緒に過ごしたここでの日々はもう二度と戻ってこないのだ。

なーんて、アメリカ人的ポジティブ思考のIくんに言うと「なんてネガティブなことを言うの!」と怒られるけど、でも「ゆく川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず」的思考の日本人の私には、消したくても消せない事実なのだ。
あー。人生は辛い。もちろん、誰かと出会ってその人とかけがえのない日々を過ごすのはすごく素敵なことだけれど、オマケについてくる「別れ」からどうしても逃げることができない。
そしていつも行き着くのはこの言葉。「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」

子供の頃から「別れ」が大の苦手なわたし。いつも大切な人と別れるときは大泣きして相手を困らせてしまう。
大人になったら「別れ」に慣れると思っていたのに、こんな歳になってもまだ慣れないよ。いつになったら笑ってサヨナラできる日がくるんだろ。

恥ずかしがり屋

2005-06-17 00:59:48 | Monologue
私はとーーっても恥ずかしがり屋で、子供の頃からそのせいでたくさん損をしてきたと思う。たとえば小学生の時は、たとえ答えが分かっていても、みんなに注目されるのが恥ずかしくて決して手をあげて発言することが出来なかった。ペーパーテストは比較的得意だったのだけど、積極性が重視される小学校の通知票には「もっと積極的になりましょう」と毎学期書かれて、成績も少し低めに評価された。
短大生の頃は、コンパなどで盛り上がってるときも、羞恥心を捨てられず、自分を忘れてハジけるなんて無理。みんなが楽しそうに騒いだり踊ったり?してる中で一人だけ冷めた目をしていたりして、周りからはイマイチつまらないヤツと思われていたはず。
社会人になってからは、新しい仕事の立ち上げで新規に人材を募集しており、自由に応募できる制度などがあっても、周りの目を気にして名乗り出ることが出来なかった。やる気があって、心の中で自分にはその能力があると思っても、応募して同じ仕事をしてる人たちに「出しゃばり」とか思われたくなくて、ついいつも一歩遅れる。
ああ、人目を気にせずもっと自由に生きられたら、私の可能性はもっともっと広がるはずなのに。いつもいつもこの性格が邪魔をして、自分を小さくしてしまう。

アメリカに来てからもその性格はそう変わらず。
人前、特に日本人の前で英語を話すときは、遠慮がちになってしまう。なので、どんどん他の人に会話に割り込まれ、私の発言は中断される。大勢の前で会話するときは、たとえ言いたいことがあっても、みんなに注目されるのが怖くてつい躊躇してしまう。
アメリカ人が何かのイベントで盛り上がってるときも、ハジけきれず後ろの方で小さくなってたり。ああ、つまんない私ー。

そんな私に嫌気が差すことが多かったのだけど、Iくん(アメリカ人の友達)に言わせると、そこが「日本人らしくていい」のだそうだ。
彼はアメリカで生まれ育った人なので、基本的に超前向きでノリが良い。人目をあまり気にしない。外で大声で歌を歌ったりなんかする。私はそれが恥ずかしくて、「やめてー」と言うと、恥ずかしがる私が面白くてさらに大きな声で歌う。
一緒に勉強していて、Iくんのアメリカ人の友達に会ったとき、私が急に無口になるのも嬉しいらしい。
アメリカ人なので、「英語が上手だね」とか「今日の服はかわいいね」とか、飽くまでも社交辞令でよく褒めてくれるのだけど、それをわざと大きな声で言うのだ。私は、周りの人が聞いて、「この英語のどこがうまいんだよ?ちっともかわいくないし」とか思われたら恥ずかしいーなどと考えて、赤くなってしまうのだけど、それを面白がってわざと言う。
彼曰く、周りの目を気にして、行儀良く振る舞うのは日本人の良さなのだそうだ。彼からすると、アメリカにはやりたい放題でわがままで強すぎる女性が多すぎる、と。
そういわれると、私の恥ずかしがり屋も美点の一つなのかなぁと思えてくるので不思議。なかなか直らない欠点なら、自分の見方を変えて長所にするしかないもんね。
恥ずかしがり屋は立派な個性なんだと思うようになった。人目を気にするからこそ、周りに見られて恥ずかしくない行動を取るようになるのは事実。

アメリカにいるから、アメリカ人のようにならなくちゃいけないなんてないと思う。
私は日本で生まれ育って日本の文化を継承していく日本人。せっかく持っている個性を捨てるなんて勿体ない。どこにいても私は私。
たとえ、アメリカで積極性がないのは欠点になったとしても、無理して積極性を出すため、自分らしさや価値観を引き替えにするのはどうなんだろう。
もちろん、アメリカ社会に完全に適応するには時にはそれは必要なのかも知れないけど。
私の場合、近い将来、日本に帰る身分なので、無理して変える必要はないと思っている。私の嫌いだった恥ずかしがり屋な点に「日本人らしさ」を見て、日本に興味を持ったり、何か感じてくれる人が一握りでもいるなら(いるのか?)、それでいいや。たとえ損したとしてもね。