子育て支援活動をしていると、様々な子どもたちに出会います。
どんな子どもにも、突然の「困った!」に対応できる地域作りを目指して、講座をみんなで企画しました。この企画に対して、財団から助成金をいただくことができ、今日は連続講座の初日スタートです。
◆「アレルギーの人も健全に生きることができる社会作り」
講師は、特定非営利活動法人 アレルギー支援ネットワーク事務局長 中西里映子さん
今、3人のうち1人がアレルギーの時代。
アレルギー疾患には、じんましん むくみ 下痢 血圧低下がある。
・食物アレルギーのある人は、
乳児~幼児 5%~10%
学童以降 1~2%
・アトピー性皮膚炎
全年齢の10%
・気管支ぜんそく
小児 5~7% 成人 3%
・アレルギー鼻炎 全年齢の15%
・アレルギーになりやすい食品
卵→乳製品→小麦→甲殻類→果物(口腔アレルギー・花粉症の人がなりやすい)
アトピー性皮膚炎の人に、食物アレルギーがあるというわけではない。イコールではないなど、アレルギーの仕組みや、アレルギーの子どもを預かるに当たっての子育て支援者やコーディネート事務所の注意点についても説明がありました。
最後に、質問タイムで「どうしてこんなにアレルギーが増えているのか?」の質問がありました。
環境や食の要素がかなり高いようです。また、ストレスも原因とのこと。
私たちは、今までも、ラジコンヘリでの農薬散布への問題提起や、食の安全についての活動をしてきました。アレルギーの子どもを安全に預かる知識をもつことも大切ですが、こうした子どもが増えないような活動も平行して行っていくことが大切だと、改めて感じました。
◆次回以降の講座の予定
11月26日 10時~
「みんなちがっていい」 発達障害の子どもたちとのコミュニケーション
美和町文化会館
12月10日 10時~
「産後のうつについて」 周りの人はどうしたらいい?
稲沢市(平和地区)