蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

野球観戦記@ろうきん杯県大会

2015-09-26 21:34:26 | 野球観戦
本日から「ろうきん杯第28回福井県学童野球大会」が小浜市を会場に開催され、小浜市総合運動公園多目的グラウンドを基点として1回戦が行われました。春の高円宮、夏の県知事杯そして秋のろうきん杯。県内3大大会の締めくくりとも言えるこの大会は、最終学年である6年生にとっての集大成の場とも言えるようです。こういった中、この日試合に敗れて保護者に囲まれながらの最終ミーティングをする場面をあちこちで見掛けました。
小浜市を会場にした近辺の県大会という事もあって、この日は大飯郡支部代表の高浜と遠敷の試合を観戦してきました。試合結果は9対1で高浜のコールド勝ち。序盤でこそ、鍔(つば)競り合いはありましたが徐々に地力に勝る高浜が追加点を重ねました。
この試合、遠敷の先発は本格派の好投手、初回から伸びのある直球を高浜打線を相手に投げ入れていました。しかし、1試合を通じ脅威に感じたのは高浜打線に切れ目が見当たらないという事でした。正直、空振りのスイング一つからも凄みが感じられ、今日までどれほどバットを振ってきたかを伺える程のものでした。
それを象徴したのがコールドゲームを決定づけた5回の攻撃。9番バッターから2番バッターまでの3連続のツーベースヒット、そしてその後のタイムリーヒット。70m超えでエンタイトルツーベスとなりましたが、外野が解放された球場であれば三者連続ホームランとなった場面でした。
また、高浜の守備ではこんな場面も目にしました。2塁にランナーを置く場面で、サードが捕球損ねた打球をショートがすぐさまに取り押さえて、飛び出した2塁ランナーを挟んでアウトにしました。ワンプレーで終わることなく次のプレーを考えた、実に素晴らしいプレーでした。
試合全体としてお互いに要所でエラーをする場面がありましたが、我慢比べで勝った方に軍配が挙がりました。満塁のチャンスで複数点を奪える粘り力、また満塁のピンチを迎えても最低限の失点で切り抜けられる精神的な強さ。改めて大飯郡支部予選を圧倒的な強さで勝ち抜かれたその理由が分かるものでした。
そんな中、1塁側に陣取った遠敷の応援席に目が留まりました。それは、自チームが守備に就いた時は保護者や低学年の団員達全員が座ること無く立ち上がって戦況を見守っていた事でした。試合に出場する選手たちへ応援席からの想いが伝えられたそんな場面でした。
この試合で勝利した高浜の明日の相手は、夏の県大会準優勝の志比のようです。しかし、今日の勢いをそのままに大飯郡支部代表として更なる上位を期待します。1試合でも長く、6年生とその保護者の「感謝の夏」が続くよう心から願っています。

                     おわり
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