どうせ泣くなら恋がいい 1〜5巻
漫画、日下あき
こちらは三角関係 恋愛漫画です。
でも表紙の絵の雰囲気ほど
重い空気ばかりではないですが
やっぱ少し重いのかな。
主人公は
引っ越しばかりでクラスに馴染むのに無理して
『嘘っぽい』と陰口言われて中学の最後まで
学校に行かなかった橘穂高ちゃん。
穂高は小5の頃にいた土地の高校へ進学。
入学式の朝に隣の部屋から出てきた早坂湊と
エレベーターに閉じ込められ取り乱し
色々と ぶちまけてしまう穂高に
『泣けばいい』と手を繋いで落ち着かせて
くれたことで恋してしまう。
そんな早坂湊はクラスメートだった。
隣に住んでると思っていたが
隣に住んでるのは渡辺一清という
小5の時に穂高を揶揄っていたガキ大将。
一清はすぐに穂高に気づき運命を感じるが
穂高は名前を聞いても覚えていない。
そして穂高が湊に会いに来たことに気づき
『あいつだけは絶対やめとけ』と
悪口を並べ立てる一清に
陰口を言ってた中学のクラスメートを重ね
本人がいないとこで悪口をいうのは格好悪いと
怒りをぶつけ、そのまま勢いで
『早坂くんを好きなことはあなたに関係ない』
とぶちまけて逃げるが、
そこに湊がいて、聞かれてしまってた。
宿泊オリの班決めでテンパる穂高に
声を掛けてくれたクラスメートの女子2人は
小5の時の友達 きーちゃんとえなちゃん。
そして きーちゃんが声を掛けてた早坂くんは
同じ班に渡辺一清を入れることを条件にする。
そこで穂高は一清がクラスメートであり
一度も登校していないことに気づく。
きーちゃんとえなちゃんと昔のように
仲良く話せてたことが嬉しくて泣いてるとこを
穂高にみつかるが、これは嬉しい涙だと伝え
勢いで告白をして返事は拒否して逃げます。
告白したことを きーちゃん＆えなちゃんに
伝えたら、ファミレス集合することになり
何故か一清も加わり小5メンバー勢揃い。
そこで一清は穂高に告白しようとしますが
取り合おうとしない穂高にキレた一清は
湊を呼び出して、
自分が現状が湊のせいなんだとぶちまけます。
とまぁそんな感じで
穂高と一清、きーちゃん＆えなちゃんは
小5の頃のクラスメート。
一清は小5の時は好きな子を虐めるタイプで
穂高にチョッカイ出していた。
穂高は弄られてた記憶しかなく
一清の印象は悪い。
穂高は高校からは学校に行き友達を作るんだと
気負っていたのを ほぐしてくれた湊を
好きになる。
一清は穂高と運命の再会だと
好きな気持ちを再燃させる。
一清も穂高と同じく中学から不登校だが
穂高と違い高校に入っても不登校のままで
それは湊のせいだという。
入学式の日に隣の家の前で湊に会ったのは
湊が一清を学校に誘いに来てたからだった。
溱が いくら誘っても来なかった一清だが
穂高の声かけで宿泊オリに参加。
穂高が簡単に一清を連れ出せた嫉妬もあり
穂高に一清を好きになったらと遠回しにいう。
一清は元々の明るさからすぐに溶け込む。
穂高は湊を想い続けるが
湊の一清を大事に思う気持ちの深さに触れ
一清が好きな自分のことを好きになってくれる
ことはないと感じる。
そして一清の想いと押しの強さに
穂高を諦めると何時続け一清といれば
いつか好きになれる日がくると感じて
複雑な気持ちになる。
しかし、諦めようとしても
穂高がパンチの時には湊が現れ
助けてくれるので諦められない。
湊も穂高のことを想い始めるが
一清が大事な気持ちが強すぎて
気づかないよう気持ちに蓋をしてる。
それに気づいてる一清。
もちろん気づいてない穂高。
一清は湊に『遠慮してんじゃないバーカ』
と言います。
どうしていいかわからず学校を休む湊。
休んだ湊に胸騒ぎを覚え
『あなたが心配です』『会いたい』と
電話する穂高。
それを聞いた湊は
穂高のマンションに走っていき
『俺も橘に会いたかった。
俺だって ずっと橘に救われていた』
と伝えます。
というところで以下次巻。
ややこしい！
これでちゃんと両想いになってくれるのか
心配になっちゃうのは気のせいだといいな。
色々と抜けてしまったり
時間軸がグチャってしまってるかもですが
友情と恋情に振り回されて
好きな気持ちと諦めようと気持ちで
揺れ動きまくる湊くんと穂高ちゃんの
優しい優しすぎる恋愛物語です。
一直線ラブコメを読むのが続いてたので
誰も傷つけずに恋愛を成就させるのは
難しいことなんだということを
これでもかと思い知らせてくるお話。
それでも穂高ちゃんの想いが成就して欲しいと
思っちゃいます。
湊くんが幸せになってほしい。
一清くんは小5の時に穂高への接し方を
間違えちゃったんだからしょうがないかなと。
嫌な思いをさせられた記憶は
上書きできたとしても
下に隠れてると思うのです。
一清くんも良い子だから幸せになって欲しいん
だけどね。
どうなるのかなぁ。
