辺境の老騎士 バルド・ローエン 1〜3巻
老騎士の旅物語かと思いきや、
原作、支援BIS
漫画、菊石森生
老騎士の旅物語かと思いきや、
色んなことに巻き込まれ、
彼の振舞いが人との好き出会いを引きよせ
悪事を暴くことになるお話。
老いても強くて優しくてお人好しで、
老いた部分は経験でカバーして
まだまだ負けない。
ほんと渋くてカッコいい。
老騎士バルド・ローエンは、
テルシア家に仕え
アイドラ・テルシアを大切に想い
その息子である騎士ジュールランからは
祖父のように慕われている。
しかし仇敵であるカルドスに利用されている
状況に嫌気がさし、暇乞いをして旅に出る。
旅先でアイドラの死を知り、
ジュールランがバルザム王国の
王子であることがわかり
カルドスがジュールランと
自分の息子をすり替えて
バルザム王国に認めさせるつもり
であることを知る。
何とか先回りしてカルドスの野望を阻止。
旅に出る理由はなくなったが、
アイドラからの手紙を読んで
旅を続けることにする。
バルドはアイドラを大切に思っていたけど、
それは親愛だったのか恋愛だったのか、
きっと両方あったのではないかな。
アイドラも恋愛だった時期もあったと思うけど
アイドラの方は前を見て次の恋愛をみつけ
ジュールランを産んで、
バルドのことは家族のように慕っていたんだと
思われます。
そこまでで素敵な物語として完結してますが、
ここからがバルドの自由な旅の始まりに
なるんだなと清々しく思っていたら、
すぐさま愛馬スタボロスの死が来ます。
バルドとスタボロスのやりとりが可愛くて
スタボロスが賢くて優しくて癒しだったのに
そんなすぐ死んでしまうなんてショックです。
バルドはなぜ自分だけ生きてるんだろうと
立ち止まりかけますが、
生きてるうちは旅を続けようと決意します。
というところで以下次巻。
面白いです。
ちょっと切ないけれど優しいお話です。
切ないパートは終わったと思うのですが
どうなのかな。