白くんことMILKくんママさんからオススメ頂いた本です!
森下典子さんの本で気になってたのですが、オススメされて重い腰が上がりました(笑)
もうタイトルだけでウッとなって、裏のあらすじ読んでゴフっとなって、帯を読んでグァってなってる私は泣かずに読めるのかと思い、休みの日まで寝かせて泣きながら一気読みでした。
犬を飼ったことがあるからこそ生き物はもう飼わない(猫嫌い)と思ってる作者さんの家に、野良猫さんが仔猫を産んでしまい、巻き込まれたくないと思ってるのに巻き込まれに巻き込まれて、猫へ気持ちがグングン変わっていき、周りの景色も変わり、周りの人達との関係も変わっていくという物語。
ここら辺の設定が私とリンクしすぎです(笑)
私も幼稚園〜小2までに拾った雑種犬、短大時代から30代前半まで友達宅で産まれた雑種犬を飼ってたので、もう生き物は無理!と思ってたので。
共感度200%で自分を重ねすぎて、作者さんの気持ちとは違うものになってるだろうとも思いつつも、もう泣きっぱなしでboxティッシュを隣に置いて読みました。
本当の出来事なのにエッセイでもなく、ノンフィクションとも違う気がして、勿論フィクションでもない物語だなと思いました。
それは作者さんが伝えたい芯がブレないように、思ったことを赤裸々に語っているのに、悪者は出てこないし悪意すら出てこない、デリカシーのない言葉は少し出てきても悪気はない。
とても上級な優しさに包まれた物語だからかなと思います。
ついつい自分を重ねると、私なら愚痴ってるだろうなと思うところもサラっと流して、でも心の中では愚痴ってたのかも?と思う余地は残してくれてるから罪悪感を抱かずに済むという絶妙な物語です。
この本を読むと、この人はアノ人に似てる!と言いたくなる(笑)
お母さん、絶対にウチの母だよ!!!
サチコちゃん、絶対にウチの妹だよ!!!
全く同じこと言ってたわぁ〜と何度思ったことか。
私は作者さんに感情移入して読んでましたが、冷静に考えたらミドリおばちゃんが1番近いのかな?
仔猫たちを何度も見に来てお手伝いしてくれる猫好きで家にも猫がいるし旦那様にも止められてるしマンション的にも本当はダメだけど、だけど気になると葛藤してるミドリおばちゃん。
最初仔猫たちを見た時にミドリおばちゃんが1番可愛いと言ってた仔が貰われていくと、1番残念な顔だと皆に言われてた仔を大急ぎで連れ帰っちゃいます。
お母さん(ミドリおばちゃんからすると旦那のお姉さん)は、
1番可愛いって言ってた仔じゃないのにいいのか? 残念な顔の仔でいいの? 遠慮してない? 無理してない?
と、なかなかデリカシーのないことを言います(ここら辺が完璧ウチの母。)。
ミドリおばちゃんは、
この顔がいいの!この顔が好きなの!旦那は説得する!先住猫も何とかなる!見つかった時はそん時だ!と腹を括りエコバッグに入れて連れ帰っちゃう(笑)
猫飼いのミドリおばちゃんが、キャリーバッグではなくエコバッグに入れて連れ帰っちゃうとこに、衝動的な抑えきれない気持ちが詰まってて思いたったがキチジツな私は分かるわぁと思っちゃいます。
私は勝手に妄想しちゃいます。
ミドリおばちゃんは、最初から皆んなに残念な顔と言われた仔が気になってたんだろうなと。
1番可愛いと言った仔は、きっと可愛いから里親が見つかるに違いないという目で見てたから飼いたいとは思ってなかったんじゃないかなと。
だけど残念な顔の仔のことは、
里親さんが見つかるだろうか?この仔はこんなに良い子なのに!こんな良い子なんだから里親さん見つかっちゃうのかな?な〜んて悶々と過ごしてたんじゃないのかなぁと。
気になってると声に出して言ってしまうと我慢できなくなるといけないしと心の中でどんどん膨らませていったんじゃないかなぁなんて。
だから1番可愛い仔が貰われていったことで、譲渡先ですらない自分は貰われていったら2度と会えないし現状を直接聞くこともできないんだなという現実が目の前に迫ってパァンと想いが弾けちゃったんじゃないかなって。
この仔の行く末を知ることが出来ないことに耐えられない!!!って。
な〜んていう、全く書いてないことを妄想しちゃうのです(笑)
私は、ウォーミングアップしてたら里親見つかってホッとしつつ寂しい気持ちになってる気がするけど…。
ということは、倉ちゃんの方が近いのかな(笑)
いやでも、さっきの妄想は私が友達の家からワンコを連れ帰った時のエピそのまんまな気がせんでもない(笑)
まぁ そんなことは置いといて、
猫たちの個々を感じていく毎に、見えてなかったものが見えてくるんですよね。
迷い猫の張り紙があったことに気づいたり、猫と会話できるという礼子おばさんの言葉が馬鹿な妄想から本当なんだなと感じるようになったり、猫は分かってる、話せば理解するっていう猫好きたちの言葉も本当なんだなと信じるんじゃなくて感じるようになる。
そんな色んな気づきの物語です。
なので、興味が無ければ何も感じない人もいるかもしれないし、普通にホッコリするなぁと思う人もいるだろうし、私のようにboxティッシュ抱えてないと読めないような人もいて、其々でいいんじゃないかなとも思う物語です。
もっと細かく感想書きたくなるお話なので、ディープネタバレ編を書こうかな。
私の為に(笑)
MILKくんママさん、この本を勧めて下さって、本当にありがとうございます!
森下典子さんといえば「日日是好日」が代表作ですが、こちらの本は借りて読んだことあって好きなお話なので、自分で買って読もうかなぁと思ってます。
森下典子さんの本で気になってたのですが、オススメされて重い腰が上がりました(笑)
もうタイトルだけでウッとなって、裏のあらすじ読んでゴフっとなって、帯を読んでグァってなってる私は泣かずに読めるのかと思い、休みの日まで寝かせて泣きながら一気読みでした。
犬を飼ったことがあるからこそ生き物はもう飼わない(猫嫌い)と思ってる作者さんの家に、野良猫さんが仔猫を産んでしまい、巻き込まれたくないと思ってるのに巻き込まれに巻き込まれて、猫へ気持ちがグングン変わっていき、周りの景色も変わり、周りの人達との関係も変わっていくという物語。
ここら辺の設定が私とリンクしすぎです(笑)
私も幼稚園〜小2までに拾った雑種犬、短大時代から30代前半まで友達宅で産まれた雑種犬を飼ってたので、もう生き物は無理!と思ってたので。
共感度200%で自分を重ねすぎて、作者さんの気持ちとは違うものになってるだろうとも思いつつも、もう泣きっぱなしでboxティッシュを隣に置いて読みました。
本当の出来事なのにエッセイでもなく、ノンフィクションとも違う気がして、勿論フィクションでもない物語だなと思いました。
それは作者さんが伝えたい芯がブレないように、思ったことを赤裸々に語っているのに、悪者は出てこないし悪意すら出てこない、デリカシーのない言葉は少し出てきても悪気はない。
とても上級な優しさに包まれた物語だからかなと思います。
ついつい自分を重ねると、私なら愚痴ってるだろうなと思うところもサラっと流して、でも心の中では愚痴ってたのかも?と思う余地は残してくれてるから罪悪感を抱かずに済むという絶妙な物語です。
この本を読むと、この人はアノ人に似てる!と言いたくなる(笑)
お母さん、絶対にウチの母だよ!!!
サチコちゃん、絶対にウチの妹だよ!!!
全く同じこと言ってたわぁ〜と何度思ったことか。
私は作者さんに感情移入して読んでましたが、冷静に考えたらミドリおばちゃんが1番近いのかな?
仔猫たちを何度も見に来てお手伝いしてくれる猫好きで家にも猫がいるし旦那様にも止められてるしマンション的にも本当はダメだけど、だけど気になると葛藤してるミドリおばちゃん。
最初仔猫たちを見た時にミドリおばちゃんが1番可愛いと言ってた仔が貰われていくと、1番残念な顔だと皆に言われてた仔を大急ぎで連れ帰っちゃいます。
お母さん(ミドリおばちゃんからすると旦那のお姉さん)は、
1番可愛いって言ってた仔じゃないのにいいのか? 残念な顔の仔でいいの? 遠慮してない? 無理してない?
と、なかなかデリカシーのないことを言います(ここら辺が完璧ウチの母。)。
ミドリおばちゃんは、
この顔がいいの!この顔が好きなの!旦那は説得する!先住猫も何とかなる!見つかった時はそん時だ!と腹を括りエコバッグに入れて連れ帰っちゃう(笑)
猫飼いのミドリおばちゃんが、キャリーバッグではなくエコバッグに入れて連れ帰っちゃうとこに、衝動的な抑えきれない気持ちが詰まってて思いたったがキチジツな私は分かるわぁと思っちゃいます。
私は勝手に妄想しちゃいます。
ミドリおばちゃんは、最初から皆んなに残念な顔と言われた仔が気になってたんだろうなと。
1番可愛いと言った仔は、きっと可愛いから里親が見つかるに違いないという目で見てたから飼いたいとは思ってなかったんじゃないかなと。
だけど残念な顔の仔のことは、
里親さんが見つかるだろうか?この仔はこんなに良い子なのに!こんな良い子なんだから里親さん見つかっちゃうのかな?な〜んて悶々と過ごしてたんじゃないのかなぁと。
気になってると声に出して言ってしまうと我慢できなくなるといけないしと心の中でどんどん膨らませていったんじゃないかなぁなんて。
だから1番可愛い仔が貰われていったことで、譲渡先ですらない自分は貰われていったら2度と会えないし現状を直接聞くこともできないんだなという現実が目の前に迫ってパァンと想いが弾けちゃったんじゃないかなって。
この仔の行く末を知ることが出来ないことに耐えられない!!!って。
な〜んていう、全く書いてないことを妄想しちゃうのです(笑)
私は、ウォーミングアップしてたら里親見つかってホッとしつつ寂しい気持ちになってる気がするけど…。
ということは、倉ちゃんの方が近いのかな(笑)
いやでも、さっきの妄想は私が友達の家からワンコを連れ帰った時のエピそのまんまな気がせんでもない(笑)
まぁ そんなことは置いといて、
猫たちの個々を感じていく毎に、見えてなかったものが見えてくるんですよね。
迷い猫の張り紙があったことに気づいたり、猫と会話できるという礼子おばさんの言葉が馬鹿な妄想から本当なんだなと感じるようになったり、猫は分かってる、話せば理解するっていう猫好きたちの言葉も本当なんだなと信じるんじゃなくて感じるようになる。
そんな色んな気づきの物語です。
なので、興味が無ければ何も感じない人もいるかもしれないし、普通にホッコリするなぁと思う人もいるだろうし、私のようにboxティッシュ抱えてないと読めないような人もいて、其々でいいんじゃないかなとも思う物語です。
もっと細かく感想書きたくなるお話なので、ディープネタバレ編を書こうかな。
私の為に(笑)
MILKくんママさん、この本を勧めて下さって、本当にありがとうございます!
森下典子さんといえば「日日是好日」が代表作ですが、こちらの本は借りて読んだことあって好きなお話なので、自分で買って読もうかなぁと思ってます。